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神の見えざる手

自分の使命に目覚め、才能に気づき、その責任をひとりひとりが果たせば、

それがたとえ小さなことであっても、わざわざ社会全体のことを考えなくても、

『神の見えざる手』

によって自然調和が図られ、社会全体の利益が達成される。

そのように世の中はできているのです。はじめから。

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大学1年生の時に読んだ小説「竜馬が行く」。なぜ坂本龍馬は暗殺されたのか?

坂本龍馬はいわずとしれた、明治維新の立役者。いまでも根強い人気ですよね。

小説の中で、竜馬は要人であるにもかかわらず結構不用心なことが描写されています。もちろん剣の達人であることは間違いないのではありますが、それでもいつ暗殺されてもおかしくなかった時代背景。

それでも明治維新が成し遂げられるまでは決して暗殺されることはなかった。

そして、明治維新が成し遂げられたその夜に、盟友の中岡慎太郎とともにいとも簡単に暗殺された・・・

ここに歴史の、というか人生の不思議さがある。

すべてのひとは何かかならずこの世で成し遂げるために生を受ける。それが使命。その使命を果たすまでは簡単には死なない。

でも逆に、使命を果たしたらそれが寿命なのだ。そう司馬遼太郎はメッセージしているのです。

坂本龍馬は、明治維新という無血革命を成し遂げるためにこの世に生を受け、そしてその責任を果たし、そして死んでいった。

人はかならず、何かを成し遂げるためにこの世に生まれてくる。それ以来私はそう信じています。生まれた時からその人の未来はもう決まっているのです。

何かをなすためにこの世に生を受けるのです。それが使命。

その使命を果たすために、人は天から才能と環境を与えられ、適した時代に生まれてきます。与えられる才能や環境は、使命が違うので人それぞれです。

ある人はお金持ちの家に生まれ、ある人は貧乏な家に生まれ、ある人は平和な国に生まれ、ある人は争いの国に生まれる。

ある人は足が速く、ある人は記憶力が高く、ある人は力持ちに生まれ、ある人は描写に優れ、ある人は音感よく。

その才能に気づき、活かし、学び、経験する中で自分がどう生きるのか?が定まります。

使命と才能と環境と経験から、その人の事業理念が生まれるのです。

はじめから決まっている。

ひとは使命を持ってこの世に生まれる。誰に命令されるでもなく、誰かが全体調和を図るでもなく、ひとりひとりがその与えられた責任を果たすことで、この世の中は自然に調和していく。

そのように世の中はできているのです、はじめから。

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