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お客さんとケンカしてこい!という所長。

前勤めていた会計事務所では、所長がよく私たち職員に、

『お客さんとケンカしてこい!』

と言ってました。これは別にほんとにケンカするってことじゃなくて、筋を通せって事。

お客様ってのは時に横柄になることがあって、やっぱり心のどこかにお金払ってる方が偉いんだ、みたいな感覚があると思います。

そんなお客様はもちろんほとんどいなかったのですが(厳しい所長でしたのでお客様から怖がられてたし)、ごく稀に無茶言ったりする人もいて。

脱税してくれ、粉飾してくれ。ってのはもってのほかだし、もちろんそんなことはなかったけど、人としてというか、経営者としてあるべきありかたとか、そういうのを指導せよと。

だから、同じ質問でもお客様によっては答えを変えている、ともおっしゃってました。

これは職員への要求としては高いもの、それだけの力をつけないといけないからね。

職員・会社員としては、お客様と事務所・会社のはざまで悩むケースもありますよね。でもそうやって、筋を通せ!ケンカしてこい!って言ってもらえると、やはりありがたい。

士業というのはそういう職業である。サムライだ。

良いことは良い、悪いことは悪い。

職員にはお客様と正々堂々とケンカできるくらい、自分を高めて、武器を身につけてほしい。

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