見出し画像

Flex Capital 利用企業インタビュー ~株式会社HERP

「採用を変え、日本を強く。」をMISSIONに、採用管理システム「HERP Hire」、タレントプールシステム「HERP Nurture」を提供する株式会社HERP(以下HERP)。

DXの必要性が叫ばれデジタル人材のニーズが高まる中で、採用環境は激化し、デジタル人材の採用は困難を極めています。HERP Hire / Nurtureは「スクラム採用」(人事だけでなく現場社員を巻き込んだ採用活動) の実現によって、デジタル人材の採用を加速させるプラットフォームとして、スタートアップから大企業まで活用されています。

今回はHERPで経理・財務を担当される合志さんにインタビューし、「HERPのデット調達の狙い」や「なぜFlex Capitalを利用しようと思ったのか?」についてお伺いします。

株式会社HERP 経理・財務担当
合志 信之介
京都大学大学院人間環境学研究科修了後、専門商社にて法人海外営業に従事。その後税理士法人にて、スタートアップから上場企業までを対象にアドバイザリー業務、また、自社グループ会社の立ち上げ等を経験。HERPでは、経理を軸にバックオフィスのインフラ作りに奮闘中。


ランウェイを伸ばし「時間を創出」するためのデット調達

- 今回デット調達をされようと思った背景や狙いについて教えてください。
合志さん:
エクイティ調達を取り巻く市場環境が悪化しているというのが大きいです。そういった環境に備えてランウェイを伸ばしたいというのが大きな目的です。市場環境が悪い時には、「手元のランウェイを確保した上で、自分たちで次の調達の時期をある程度コントロールできる状態にすること」が重要だと考え、デット調達を検討しました。直近だけを見ていれば資金繰りやランウェイなども問題ない状況ではあるものの、余裕のあるうちに調達を進めたいと思い、早くから動いておりました。

また、新規事業のための時間を創出するという意味でもデットでランウェイを一定確保するということは重要だと考えます。我々は既存事業であるHERP HireとHERP Nurtureに加え、HRtech領域で新たな事業を作っていく必要があると考えています。新規事業の検証から一定の成果を出すまでには、どうしてもリードタイムが発生します。その意味においても、ランウェイを伸ばすということは大きな意味があります。

- 当社から貸付を実行させていただく数ヶ月前にお話をお伺いした際は、あまりデットという選択肢を検討されていなかったかと思います。この数ヶ月でモードが変わった印象がありますが、貴社内でどのような変化があったのでしょうか?

合志さん:当初はマクロ環境を甘く見ていた部分がありましたが、我々の想定以上に環境がよくないことに気がつき、モードを一気に切り替えていきました。

- そうだったんですね。前提条件の変化に合わせた意思決定・行動の早さがHERPさんらしいとお話を聞いて感じました。


Flex Capital利用の決め手は「スピード感」


- 昨年(2022年)Flex Capitalのベンチャーデットをご利用いただきましたが、何が決め手になったのでしょうか?

合志さん:条件などが良かったというのももちろんあります。ただFlex Capitalの対応のスピード感が大きな決め手になりました。融資となるとどうしても数ヶ月かかるのが普通です。場合によってはNDA締結など審査が始まるまでの前準備に1ヶ月近くかかるようなケースもありました。今回Flex Capitalさんでは、面談から1ヶ月以内には着金まで完了していたと記憶しています。今まで体験してきた融資のスピード感と比べて圧倒的に早かったです。

物理的にかかった時間だけでなく、やりとりの心理的な負担がかなり少なかった点も良かったです。HERPの事業状況についてクイックに理解していただき、審査のプロセスにおけるストレスがありませんでしたね。
どうしても金融機関さんとやりとりをしていると「この提出した資料は何の判断に使われるのだろう?」と不明瞭に感じるポイントが発生するケースがあります。Flex Capitalさんの場合は、提出資料に関しても必要最低限で、かつ「審査において何を見たいのか?」がはっきりしていました。
面談に関しても、銀行の場合は先方も我々も人を変えて複数回ということが多々あるのですが、一回の面談で事業の状況をしっかり吸い上げてもらったのはこちらとしてもありがたかったです。

- スタートアップだとやはり銀行などの伝統的な金融機関は利用しづらいと感じますか?

合志さん:どうしても銀行側の審査基準として、最初は保証協会付きの融資からスタートとなることが多いと思います。その際保証協会の審査が必要となりますが、これはスタートアップを前提としておらず、画一的な基準となっていることが一つの要因ではないかと考えています。
その点で、Flex Capitalではスタートアップに合わせた柔軟な融資基準をお持ちだと感じ、とてもスタートアップフレンドリーだと思いました。

- ありがとうございます。逆に当社への要望はございますか?改善要望など含めてお聞きしたいです

合志さん:サービス自体には満足しており、これといった改善要望は特にないです。あえていうなら、もっとサービスとして対外的に色々発信していただければ嬉しいです。例えば、ベンチャーデットを最前線で提供されているFlex Capitalがマクロ環境をどう見ているかなどは知りたいです。また、金融機関特有の用語やメトリクス、視点についてもっと知れると良いと感じました。加えて、他社の方々がどのようにデットを活用されているかなどは、どうしても自分たちでは知ることのできない情報かと思います。そうした発信をメディアを通じてやっていただけると嬉しいです。

- ありがとうございます。発信についてはまさにそうですね。ベンチャーデットについては日本だとまだ認知が十分ではなく、「何となく良い印象を持っていない」というかたもまだまだいらっしゃると思うので、しっかり発信していきたいと思います。


これからのHERPについて

- 「HERPさんのこれから」について最後に教えてください。

合志さん:
今まで主力として提供していたHERP HireHERP Nurtureに引き続き投資をし、お客様の採用課題を解決していくというところはもちろんなのですが、今後は色々と新しい取り組みを増やしていければと思っています。
例えば、HERP Hireはスタートアップを中心に様々な企業に導入いただいていますが、デジタル人材の採用に関しては、大企業のデジタル部門でも大きな課題を抱えている企業も多い。そういった企業に対して我々のサービス提供体制を含め準備しています。

また、現段階ではお伝えはできないですが、採用領域での提供サービスを増やすべく新規事業の検証を複数進めています。

-HERPの今後の展開を楽しみにしてます!今日はありがとうございました!!

運営会社:株式会社Fivot
法人向け資金調達サービス:Flex Capital

記事はこちらでも確認いただけます。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?