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バレンタインデーには花束を

もうすぐバレンタインデーですね。
この時期になると、見た目も可愛いチョコレートやお菓子がたくさんお店に並びます。
大切な人を思い浮かべながら、いろいろなチョコレートをじっくりと眺めて選ぶ時間は、楽しいものです。

本来バレンタインデーは、キリスト教圏の欧米から伝わった文化。
長い歴史があり、恋人や夫婦が、お互いに愛を伝え合う日とされています。

ヨーロッパやアメリカでは、男性から女性へ贈り物をすることが一般的で、メッセージカードを添えた花束やアクセサリーを贈る人が多いようです。

バレンタインデーが日本に伝えられたのは昭和33年頃だそう。
当時、男性から女性へプレゼントをする習慣があまりなかったため、この文化が定着されませんでした。
ところが昭和50年代になり、チョコレート会社が
「女性から男性へチョコレートを贈る日」
という旨の広告やキャンペーンを展開したことで、バレンタインデーが浸透し、定着していきました。
女性から男性へチョコレートを贈る、という文化は、日本独自のものなのですね。


さて、時代は変わって、今は令和。
グローバル社会の昨今、男性の意識も少しずつ変化し、女性への愛情表現もオープンになってきました。
日常的にわかりやすく伝えている方も増えているように感じます。

誕生日や記念日のプレゼントに、花を選ぶ男性を見かけることも増えました。
日本の男性は、花束を抱えて歩くことに馴染みがないので、照れくささを感じる人が多いようです。
それでも、気恥ずかしさとともに抱える花束には、相手を想う気持ちと優しさが込められていて、その姿はとても素敵だなと感じます。

先日、フラワーアレンジメントのワークショップにお申し込みくださった方の中に、「旦那さんからの誕生日プレゼントなんです」という方がいらっしゃいました。

花と過ごす時間を、プレゼントとして選ばれる旦那様の粋なお心遣い。
花そのものだけでなく、花との触れ合いにまで思いやる優しさ。
日頃忙しくて、ゆっくり過ごせる時間が限られる女性にとって、好きなものに触れて過ごすひとときは、この上ない贈り物だと思うのです。

花との触れ合いや、花そのものが与える効果は、私が想像する以上に人の心に寄り添い、特別なものなのかもしれないなと、感じさせられたものです。

男性の皆さん、愛する方へ想いを込めて、バレンタインデーに花を贈ってみませんか。
女性は一輪の花でも、心癒されるものです。
大切な方の喜ぶ顔を思い浮かべながら、花を選ぶのも楽しいものですよ。

そして、お二人にとって特別な一日を過ごせたら幸せですね。


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