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双子家庭の防災対策Vol.2(双子子育てストーリーNo.46)

前回は、いますぐできる双子家庭の防災対策について、避難先や連絡手段を家族と確認する、外出先の危険や助けてくれる場所を確認する、などについて書きました。まだ読んでいない方は併せてご覧ください。

今日は、あると便利といわれている防災用品についてお伝えします。ただ、私自身は子どもを抱えながら被災したことがないので、実際どれが便利かは検証できていません。経験がある方のコメントやアドバイスもお待ちしています!

1.2~3ヶ月ごとに物品の見直し

便利用品について伝えると言いながら、別のことから始めてしまいごめんなさい。でもとても大切なポイントがあります。

それは、

定期的に、家の中のストックや持ち出し袋の内容の見直しを行うこと

です

大人にとっての数カ月は大したことないかもしれませんが、赤ちゃんの成長はとても早いです。成長に従い、数カ月ごとに必要なグッズや量が変わります。たとえば、1歳の子どもに母乳実感のSサイズの乳首は不要ですよね?

必ず定期的なチェックとアップデートを忘れずにしてくださいね。私は休暇をとって、子どもが保育園にいる間に一気にやっています。

2.用意しておくとよい物品

赤ちゃんがいる家庭で用意した方がよいと言われているものはこちらです

●食事・粉ミルク
・1週間分の粉ミルク
一番ミルクを飲むときは双子だと2日くらいで1缶あくので、4~5缶必要
・離乳食冷凍作り置き、解凍して食べられる生協のおかず、温める必要のないベビーフード(おかゆ、おかず、瓶詰め)
・プラスチックのスプーン、お皿、コップ
普段使っているお皿がない時に使用、コップは哺乳瓶がない時に使えます
・哺乳瓶、乳首
水がなくすぐに洗えないことや割れたり汚れて使えなくなることを想定して、普段より多めに用意私は、乳首は使用済みのものを数カ月保管しておき、定期更新の際に廃棄しています

●おむつ・おしりふき
おむつも双子だと3~4日で1パックあけることもあります。普段と違う環境で下痢になると消費ペースはさらに早くなるので4~5パック常時あるとよいでしょう。おしりふきもウェットティッシュ替わりになるので、1ケース(1箱)分くらいストックをおススメします。

●衣類・靴下・靴
普段着慣れているもので十分です、少し多めにあると安心です

●衛生
普段使っているものを、すべて1つ多めに用意しておきます
・ガーゼやタオル(フェイスタオル、バスタオル)
・清浄綿(清潔なので、口やお尻を拭いたり、傷に充てたり用途様々です)
・ウェットティッシュ(アルコール、ノンアルコール)
・爪切り(うっかりするとすぐに爪が伸びるので注意)
・歯ブラシ、歯磨きシート
・ボディソープ、ボディローションよく使う薬

●暑さ、寒さ対策
・大判のストール(物を包んだり、くるまったり用途は色々)
・新聞紙(寒い時にくるめます)
・ホッカイロ

●生活インフラ(水、ガス、電気)
・ペットボトルの水 1人1日3リットルを目安に1週間分
・ガスコンロ、ガスボンベ
・携行ライト、ランタン(すぐ手に届く範囲に置いておきましょう)
・乾電池(単1~単4まで)

●連絡手段
・充電式スマホ
・充電器
・災害用ラジオ
●その他
・ゴミ袋(使用済みおむつを入れたり)
・ビニールシート(床が汚れている時に覆う)
・ほうきちりとり(東日本大震災の時に実はとても重宝した、という話を聞きました)
・少し厚底のスリッパや室内用の靴(汚れたり破片が飛び散った床を歩くときに便利)
・子どもが好きなおもちゃ、持っていると落ち着くぬいぐるみやタオル
・大人が普段使っている嗜好品(コーヒー、お茶、お菓子)、趣味のもの(読書ならば本や電子書籍が入ったデバイス)
・抱っこ紐(双子なので2つ)
・家族・親族の名前と緊急連絡先一覧、家族の写真

これらが自宅に置いておくとよい災害時の必要物品です。避難所に行く際には、これのうち特に必要なものを手持ちのリュックに入れるだけ入れて持って行くことになります。避難の時に何人大人がいるか、避難するのにどれくらい時間の猶予があるか、などその場の状況によってどれだけ持って行けるかは変わってくるでしょう。

3.防災物品のうち、特に重要なもの

2.でご紹介した物品のうち、いったいどれが重要なのでしょうか?
それは最後の

「連絡手段」と「その他」

です。つい、食べ物、おむつ、衛生用品に目が向きがちですが、これら2つがとても重要で、被災地でなくて困ったという声がたくさんあったそうです

ほうき・ちりとりや、スリッパ、ビニールシート

は床が汚れがちな避難先でも清潔な場を確保することが可能になります。小さな赤ちゃんがいる人は床に赤ちゃんを置かなければならない場面があるので特に大切。

子どもが好きなおもちゃや大人の嗜好品や趣味に関する物品

も、ストレスがかかりやすい避難所での生活で心を落ち着かせてくれる手段です。忘れがちですが、自分の心の癒しは必ず確保・持参するようにしたいですね。

選ぶポイントは、

毎日習慣的に自分が使っているものや消費しているもので、自分も好きだと感じているもの

となります。

最低限の必要物品+αで、ストレス軽減や癒しになるものという視点も忘れず準備を進めてみてください。いつどこで被災するかもわかりません。日ごろからできる備えはしていきたものですね。


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