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ポーセラーツ★電気炉選びのポイント5つ!をご紹介

はじめに

ポーセラーツをやっていると、電気炉(お釜)
欲しくなりますよね。また、お教室を開きたいと
思ったときに、電気炉はぜったいに必要です。

購入にあたっては、お値段も高額ですし、後悔の
ないように本当に自分に必要なものを、しっかり
と選ぶことが大事です。

今回のnoteでは、電気炉を選ぶためのポイントを
お話します。

電気炉の炉材について

炉材には耐熱レンガセラミックファイバーの2種
類があります。

◆耐熱レンガの電気炉
耐熱レンガは保温性が良いので、ムラなく艶の
ある仕上がりになります。

重量はセラミックのものに比べると重く、温度が
下がるのに時間が長くかかるので、作品の取り出
しには時間がかかります。

◆セラミックファイバーの電気炉
きれいな仕上がりになります。ただ耐熱レンガと
じっくり比べると艶が若干落ちる傾向がありま
す。
しかし、パッと見はほとんどかわからず大差が
ないため、ねらし時間(最高温度を保持する時
間)を長くすることで対応してみてください。

温度の上がり下りは早いため焼成時間が短く、早
く取り出すことができます。

電気炉の扉方式について

電子レンジのように手前に扉を開ける「前扉式」
と、炊飯器のように上に扉を開ける「上扉式」
あります。

◆前扉式
横から入れられるので、白磁の様子が見えやす
く、詰めやすいです。

手前の部分と奥の部分で温度に差がでることが
あります。

◆上扉式
温度差があまりないので、均一に熱が行き渡りま
す。

扉が大きいので、上に開けると高さがでてしまい
ます。また、どうしても炉内が深いので、白磁を
詰めるときに少し見づらくなります。

電気炉の電源タイプ

電気炉には、電圧が100Vのものと200Vのものが
あります。

日本の電圧は100Vが基準なので、200Vの電気炉
は工事をしないと、家庭用コンセントで使うこと
ができません。

※ V(ボルト・電圧)とは、電化製品が求める
エネルギーを十分に供給するための力のことで
す。

必要とする最高焼成温度

電気炉の機種によって、最高温度が異なります。
ポーセラーツだけをやりたい場合ですと、上絵付
け用電気炉で十分ですが、他にもされたいことが
ある場合は高温焼成用の電気炉が必要な場合があ
ります。

下記の焼成ジャンルと温度を参考に、あなたが必
要とする最高温度を確認なさってください。

◆上絵付け用電気炉
 /高温焼成用電気炉 どちらでも焼成可能

ガラス転写・絵付 約570~600度
ガラスフュージング 約650~780度
ポーセラーツ/白磁ペイント 約750~850度
シルバークレイ 約600~850度

◆高温焼成用電気炉 でしか焼成できないもの
イングレーズ 約1,050~1,250度
レースドール 約1,000~1,200度
陶芸 約1,200度

電源コードの長さは?

電気炉の設置場所はもうお決めでしょうか。
設置場所からコンセントまで、どれくらいの距離
があるかを確認しましょう。

電気炉は延長コードが使用できません。
直接コンセントに電源を差し込む必要がありま
す。

また、差し込むコンセントにも気をつけなくては
なりません。

家庭用のひとつのコンセントにつき使用できる
電気の量は15A(アンペア)です。電気炉は機種
によっても異なりますが、おおよそ6~15Aの電気
を使います。そのため、差したいコンセントに
ふたつ差し込み口があったとしても、ひとつしか
使用しないようにしましょう。

さらに、感電防止のためアース線の接続が必要で
す。電源コードは、アース線接続口のあるコンセ
ントまで届く長さが必要となります。

おわりに

いかがでしたか。ご自分がほしいタイプが絞れて
きたでしょうか。

のあーるは、「どうせなら耐熱レンガがよいな、
扉の開け閉めはどちらでもいいかな、工事は嫌だ
から電源は100Vで、ポーセラーツだけ焼成できた
らいいや、電源コードは長めで!」と考えて、そ
れを満たす機種を購入しました。

次回のnoteにて、実際の機種ごとのスペックを
ご紹介します。
今回で絞れたご自分のほしい電気炉のタイプが、
どの機種なら当てはまるのかを見てみましょう。

のあーる
https://twitter.com/PetapetanoR


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