明蘭

明蘭は、現時点でのわたしの特別枠ドラマ…兎に角純粋にドラマそのものが大好き♡

実は主演の赵丽颖/チャオ・リーインの演技は、既に有翡で観ていたのですが、正直その時には全く好きになれずキャスティングそのものに疑問を感じていたし（アラサーに10代やらすとか、舞台じゃないんだからそもそもが無理‼︎）はっきり言ってしまうと、女優としての彼女の演技にも全く魅力を感じませんでした（折角の推しが主演のドラマだったのに残念が過ぎた…泣）

そんなリーイン・トラウマが打破出来るのかと、疑いの混じった薄目で見始めた明蘭…なにこれ、激面白い！！と、あっという間に世界観にハマってしまい、全73話を疾風の如くに駆け抜けました（しかもCS放送中の分を変なとこから見始めたので、毎日1話がまどろっこしくて途中からはオンデマへの課金の嵐（汗）遂にはJ:COMの契約コースを変更しました…苦笑）

さてでは、ドラマの内容ですが

何がそんなに面白かったのだろう…わたしはこのドラマに橋田壽賀子風味を感じて観てました（笑）文官の庶子として生まれ育った明蘭が世間の強風に煽られぬ様にと、聡明さや美しさをひけらかす事なく注意深く控えめに生きてきたのに、初恋が成就せずひょんな流れで名門の御曹司だが色々と複雑な事情を抱えた顧廷燁と結ばれる…そこから明蘭が廷燁の正妻として事あるごとに見せる強かさは、もう痛快と言うしか無い（リーイントラウマ、あっという間に吹っ飛びました笑）

時代は北宋…新婦が緑の花嫁衣装を纏う結婚式の様子や家庭内での普段の装束、食事風景、料理、食器、家の室礼など興味深く視聴しました（特にこのドラマ観てると、お粥が無性に食べたくてしょうがなくなりますよ…是非体感してみて笑）

邦題は「明蘭」主人公の名前ですが、原題は「知否知否應是緑肥紅痩」宋代の女流詩人、李清照の如夢令と言う詞から引用したものだそうで、大雨の翌日二日酔いで朝寝をした女主人が侍女に外の海棠の花が散ってないか…と尋ねた情景を詠んだものだそう…

この詞に描かれた女主人の様に、明蘭にも名家の妻として気ままに過ごして欲しいと願う夫廷燁のスパダリ←多分お判りと思いますが、スーパーダーリンの意）振りは、まさしくスパダリ中のスパダリ（笑）愛する妻を守り通そうと粉骨砕身しますが、その意に反して明蘭に降りかかる文字通りの火の粉、難題、災難、陰謀…次から次へとです（しかも相手が本気で殺しにかかって来る…怖）

しかし庶子とは言えお嬢さま育ち…か弱く守られるべき存在であった明蘭が、いつしかドラマの後半辺りでは雄々しく立ち上がり（ジャンヌダルクか…笑）愛する者たちを自らの手で守ろうとする毅然とした姿には思わず拍手を送りたくなりました（多分、スタオベしてました…笑）

完全ネタバレは目指してないので、内容はこの程度にして…ちょっと話数的には長めのドラマですが、きっと一旦見始めたらアッと言う間…お勧めです♡

PS.何とこのドラマの男性主演2番手（役名：斉衡）は、あの←やっぱり付けちゃいますね…笑）「鎮魂」の沈巍教授またの名を黒袍使こと朱一龍です！もう、ホントこの人、演技が上手くて「明蘭」視聴中は煮え切らない斉衡おぼっちゃまにかなりイラついた…笑…でも龙哥〜我喜欢你〜♡

…と言うことで、次は鎮魂の感想行きます！

明蘭～才媛の春～：Legend of the Concubine's Daughter（Concubine＝妾、側妻、側室です）

原題：知否知否應是緑肥紅痩　全73話
2018年12月25日〜2019年2月9日、湖南衛視で放送
主演：趙麗穎（赵丽颖）及び、馮紹峰（冯绍峰）