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いとしきシンエヴァの話 1.0

I am ()alone.(悲) いしたん®︎です。今晩和。
※以下本文は、「シンエヴァ」のネタバレを含みます。ご注意下さい。


本日2021年8月13日より、Amazonプライムでシンエヴァが配信開始されました。
自分も配信開始の0時から1回 iPhoneで見て寝て、寝起きにMacBook Airでもう1回見ました。
まさに、寝る前にシンエヴァ、寝起きにシンエヴァ、寝転がってシンエヴァ•••とこれからさらに身近にシンエヴァを感じられる日々が過ごせそうですね!

今回は、シンエヴァを見て最初に感じたこと、
世代交代」について書いていこうと思います。

シン劇場版の締めくくりの作品となるであろう(仮)今作では、親から子、さらに次の世代へのバトンタッチが色々なキャラクターを通して垣間見えました。


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鈴原トウジに見る「世代交代」

鈴原トウジはヒカリと結婚し、ツバメという娘に恵まれる。貞本エヴァでは悲劇の死を遂げてしまったのにね。ホントよかった。

世界のほとんどが壊れてしまったニアサードインパクトを乗り越えて、二人は新しい命を育んでいる。

現状の暮らしは決して裕福ではないし、明日の生活も保障されたものはないが、平和な今日と同じ明日を祈るヒカリの台詞には、完全に共感した。


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葛城ミサトに見る「世代交代」

葛城ミサトはサードインパクトで亡くなった加持リョウジとの間に息子を授かる。しかし、自身が母親であるなどその一切を息子には伝えず、影ながらヴィレとして守ることで、未来の時代を託そうとしている(加持も大切な家族を守るために自ら犠牲を買って"身勝手に"未来を繋いだとも言える)。

せっかくの愛しい一人息子に母である自分の存在を知らせないという苦渋の決断。

前作「ヱヴァQ」では息子のように大切な存在である碇シンジに対してもあえて冷たく対応し、作品を見たヲタたちの困惑を誘ったが、それもまた「大切だからこそ死んでも守りたい」というミサトの最大限の愛情表現だったことが今作で明らかになる。

最期には、人類の希望をガイウスの槍に変えて碇シンジの元に届け、ヴィレクルーを無事地球に帰還させ、息子の将来をリツコに委ねつつ、その生涯を全うする。(ここ毎回うるっと来ちゃいます。)

ミサトの声優役:三石琴乃さん自身もエヴァ25年を数えて母親になったからこそ、心の底からミサトとシンクロした熱演ができたのだと思います。

旧劇場版でもシン劇場版でもやっぱミサトってシンジくんを守るためにちゃんと頑張るのに、やっぱり撃たれちゃうしやっぱり死んじゃうんだなーって。
こういうとこは円環の物語ですよね。
アスカもカヲルもそういうシーンあるけど。


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碇シンジに見る「世代交代」

そして、碇シンジである。

ケンケンのお墓参りのシーンとも関連ありますが、どんなに仲良くても悪くても親子の縁は切れないもの。
世界の理を書き換えてでも最愛の人を取り戻そうとする(とんでもない)親父ゲンドウと真正面から向き合い、話し合い、自らも加担してしまった浄化という名の「破壊」を「再生」へとやり直した。


贖罪という名のオトシマエ。
それは"リセット"ではない。
"コンティニュー"なのだ。


全ては「無」にはならない。


「縁」が僕たちを繋ぐのだから。

世代を超えて、物語は続くのだと。


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