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【お笑い×アイドルの先駆け】平成のテレビブームでバズった「おじいちゃんといっしょ」から学ぶこと

□書こうと思った理由


平成のテレビ時代が大事なことを教えてくれていたことに気づいた今日。
「おじいちゃんといっしょ」に焦点を当てて、一つ一つを見ていきたいと思います。

■世代の特徴を捉え、リンクさせている


当時はアイドルの絶世期、SMAP、嵐が先陣を切る中、2005年あたりにNEWS、SUPEREIGHTと続いてKAT-TUNもデビューしました。
そのメンバーを覚えようというものが「はねるのトびら」という平日の水曜日8時のフジテレビのゴールデンタイムに放送されていました。
そのコーナー名が「おじいちゃんといっしょ」でした。
ロバートの秋山さんがおじいさんの容姿に扮して、2006年当時のKAT-TUNのメンバー6人の特徴を捉えた歌詞をカラオケ風に歌うコーナーでした。

上の世代の方が若手グループに対して仰る「みんなおんなじに見える」、それをわかりやすくして覚えようとする。おちゃらけた雰囲気の中にもそんな意図を感じました。

■時代が推していた!グループやメンバーが好きだから


俳優業のメンバーが多かったNEWS、お笑いで推されていたSUPEREIGHTはなんとなく顔ぶれが認知されていました。令和の今はSnowManが頭文字をとったグループ名であったり、事務所からのグループ発足に間が空いたりしたこと、またデジタルやスマホの普及でそれなりに皆がメンバーを知るきっかけがありました。

KAT-TUNはギラギラ、オラオラ系で推されていて、ラップやボイスパーカッションやギャル男風学生の役柄が多かったり露出はあったものの、「誰が何さん」なのかは、デジタル社会ではない状況で覚えるのは難しいです。
そのため、こうしたテレビを用いた方法がヒットしたと感じました。

歌詞にもありましたが、田中聖さんのヘアスタイルがアイドル業界では珍しいスタイルであったことがバラエティー番組を通して認知に広がっていったと感じます。その後、実際に田中聖さん主演のドラマも放送されました。

■単発で終わらない!5回以上放送されていたコーナー


この「おじいちゃんといっしょ」はいろんな歌詞のパターンで毎週放送されていました。放送回数ごとに歌詞が変わっていきました。本来お笑いのお決まりである天丼という方法から外れても、コーナーが続いたのは多くの方が注目していたのだと思いました。

■まとめ


当たり障りのないものでもヒットしづらい、また人の特徴のボケやいじりにする度を越えたら問題につながるため、令和の現代は非常に難しい時代です。その中でもユニークな歌詞とキャッチーな曲でまたアイドル業界に新しい風を吹かせてほしいですね。

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