見出し画像

自転車の手信号は片手運転になるから使い所がない

こんにちは。割水です。

ちょっと前にクロスバイクを入手して自転車通勤を試してみています。
なかなかいい運動になって健康的です。

で、久しぶりに自転車を乗り回してみて気づいたのが「自転車の手信号がとても使いづらい」ということ。

手信号っていうのは、腕を伸ばしたり曲げたりして第三者と意思疎通を図るやつです。

調べてみたら一応「道路交通法」でも決まっているらしいです。
道交法で決まっているのは左折・右折などの進路変更と徐行・停止の合図です。

円周率3パーセント (Enshuritsu 3 percent), CC BY-SA 4.0 , via Wikimedia Commons

この他にもサイクリストさん達の間で暗黙の了解的に使われてる手信号もいくつかあるみたいです。自転車が趣味の人や自転車部の人は知ってるんでしょうね。

手信号を使うことによって、例えば車のドライバーから見て「あの自転車これから右折しようとしてるんだな」とかが伝わるわけです。

そして、手信号は当然「手」を使うわけですから、片手をハンドルから離す必要があります。つまり一時的に片手運転になります。

そこで、何が問題かというと「手信号を使いたいとき」はだいたい「ハンドルから手を離したくないとき」なんです。
車のドライバーに対して「手信号で伝えたい」と思うたびに、「いや、今ハンドルから手を離せないわ」ってなるんですよね。

・停止状態から片手で漕ぎ出すのは無理
・片手運転で曲がるのは危ない
・停止するときはブレーキかけたいから両手使う

いや、これいつ手信号使えるねんとなるわけです。

手信号が使える、つまり片手が空いてるのって「まっすぐ走ってるだけ」の自転車の運動に変化がないときくらい。つまり、片腕が空いてるのは手信号が必要ないときだけ。

まぁ、曲がったり止まったりする少し前にタイミングで手信号を出して、両手をハンドルに戻してから動作すればいいって考え方もあるとは思うんですが、
それだと「信号を出すタイミング」と「自転車の動きに変化があるタイミング」がずれるので、手信号を見てくれてなければ意味がなくなるじゃないですか。

車のブレーキランプとかウインカーは、動作の手間から動作中までずっと信号を出し続けるから意味があるわけで。

ついでに、もうひとつ手信号の問題点をあげると「認知度と信頼度」が低いということです。

車のブレーキランプやウインカーみたいに全世界的に共通の信号であれば、みんな知ってるし「ブレーキランプついてる=ブレーキふんでる」という確実性があります。

でも、自転車の手信号って正直たまにしか見ないですよね。

なので、手信号を出したとして
「あの手信号なんだっけ」とか
「あいつなんか手伸ばしてるな」とか
思われたら終わりです。

あとは「停止の手信号だしてるけどほんとに止まるのか?」 って感じで信頼度が低いと思います。
だって、手信号出してるときブレーキから手離してますし。

ということで、自転車の手信号ってもう構造的な欠陥があると感じています。

手信号が役に立ってるのって、それこそ自転車が趣味の人とか自転車部のツーリングとか集団で走るときにお互いの意思疎通を図るくらいじゃないでしょうか。
お互いに手信号の使い方がわかってる人同士のやりとりには使える。

でも、一般の自転車乗りが「歩行者や車などの第三者」に向けて意思を伝えるツールとしてはかなり微妙だと感じます。

特に個人的によく困ってるのが車に道を譲ってもらったときのお礼とか挨拶です。

ドライバーに対して「どうもですー」みたいに手を上げたいところなんですけど、片手を上げると自転車を漕ぎ出せないんですよ。
一旦手を上げて挨拶してから、ハンドルに手を戻して、それから漕ぎ出したら動作がワンテンポ遅れてしまいます。
車のドライバーからしたら「わざわざ車停めて譲ってるんだから、挨拶とかいいからさっさと行けよ」みたいに思う気もします。

ですので、結局は手を上げての挨拶はできずに、首だけでペコっと会釈してすぐに走り出すという感じになってます。

ということで、自転車もブレーキランプとかウインカーつくように進化してくれないかなと思いながら、Amazonで検索してみたら売ってました。

商品紹介の動画見るかぎり結構かっこいいのでポチるか迷い中です。

ということで、自転車通勤は健康的だよという話でした。それでは。

#自転車 #サイクリング #手信号 #クロスバイク  

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?