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【ふらっと神保町】活動の再考

'21/05/19~

 活動開始からほぼ2年ということで、内省も含めもう一度コミュニティや居場所や活動や、諸々再考してみたいと思います。
今後の活動の方針的なものも示せればなおよしという感じです。

当初から根底にあった考えは👇にあって、今もここは変わらない一方、活動していく中でやっとつかめた感覚・感度や学びが多くあったので、その辺も含めてまとめて放出していきます。

【ふらっと神保町 #4】『ふらっと神保町』が何者なのか知るためのnote

ちなみに、活動を始める上での基盤になったのは、この2冊。

地方を生きる』(ちくまプリマ―新書)

サードプレイス』(みすず書房)

1.居場所(当時の文脈)

「ゆるく自由な居場所をつくりだす」

 活動当初から念頭に置き続けてきた上記の言葉は、今でも大切にしたいテーマです。そもそものきっかけは、「コロナ禍でリアルな交流の場が失われたこと」と、「学生街としての神保町が失われてしまったこと」でした。
そこから、自分たちでコミュニティや集える場所をつくろう、と発起したのがふらっと神保町です。

また、学びの場を大学以外の場でつくりだすということも目的の一つとしてあり、それを神保町で取り組むことにこだわりを持っていたりもします。

一方、活動をしている中でこの “居場所” なるものをつくることを実現できているかというと、現状できていないと思っています。
その中で、コミュニティづくりしてます~とか、神保町と学生の “関わりしろ” を~とか言うのもなんだか後ろめたく、これが個人的に一番の課題でした。

クラウドファンディング以降の活動では、この課題に全力で向き合いたいし注力したいと思っています。
そして、ここに対しての具体的な計画はすでにもっています。
今回は、その具体的なところではなく、今後の活動で意識したいことについて後述したいと思います。✌

2.コミュニティの平熱さ

 今までの活動を振り返ると、とにかく必死でした。
0→1で何から何まで考えて、根回しして、準備して、実行する必要があり、ただ活動するだけで精一杯でした。
小松理虔さんの言葉を借りると、ふらっと神保町はここまでほぼ100%「“やる”コミュニティ」だったと思います。

しかし、コミュニティや集いをつくる側が、身体的にも精神的にも余裕がなければ、いわゆる “居場所” をつくることは難しいです。
つまり、「“いる”コミュニティ」をもたらすことができません。

自由気ままに話したり、学ぶことができる場を求めていたのに、むしろ緊張感を持って気軽な発言ができないという状態になってしまうのは、本末転倒です。

そこで、今後の活動で意識したいのが、「コミュニティの平熱さ」です。
この“平熱さ”という言葉、作家の川上未映子さんのがTwitterスペース配信で使っていて(文脈は違うけど)、良い言葉だと思って応用してます笑

要するに、あんまり肩肘張らないでいこうという話です。
オチのある話をするとか、学術的な引用をして話すといったことに注力せず、もっと気ままに交流や会話を楽しみたいのです。
逆に、ナイーブになって発言を控えたり、消極的になってしまうようなことも、できるだけなくしたいと思っています。

また「“いる”コミュニティ」「“やる”コミュニティ」の棲み分けも意識したいです。
例えば、先日4年ぶりに行われた神田祭は、完全にやるコミュニティですよね。
参加している人達の目の輝きや、一体感はとても印象的でした。やるコミュニティでありつつ、一人一人がしがらみも緊張感もなく楽しめるという、祝祭的な営みの力強さを感じました。

何が言いたいかというと、集いの目的や特性によって、取り組み方に相性みたいなものがあるということです。
ここを、今後の活動ではもっと丁寧に考えていきたいと思います。

そして繰り返しにはなりますが、常に“平熱さ”は持ち合わせていたいなと思っています。

神田祭 神一神輿①
神田祭 神一神輿②

さいごに

 今回は、活動の振り返りと今後についてでした。

次回以降は、今後の具体的な活動についてまとめた記事を公開予定です。
公開は明日を予定。連続的に投稿します、お楽しみに(?)

最後までお読みいただきありがとうございます。
引き続きよろしくお願いします。(ナカノ)


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