経験〜魂の選択に敬意を込めて〜

人生は自ら選択している。

と言うと、反発や批判をいただくことがある。

「この障害や病気を持った人生を、自分で選ぶというのか！」
「自分で選ぶのならば、もっと恵まれた人生にするだろう！」
「こんな苦しみを、誰が与える？」

そこには、自身や家族、身近な人に苦難を抱えた方々の叫びがある。

あまりにも繊細なお話だから、このことをお知らせすることに躊躇している私に、ジジは優しく語りかけてきた。

『あなたは、これまで、たくさんの魂の選択場面に立ち会ってきたでしょう。』
『それはそれは尊く素晴らしい選択でした。時に共に涙して、慈しんで。』
『そのことをお伝えすることは、何も失礼にはあたりませんよ。』

そうだった。

この地球上での価値基準は、時代や場面によって変化する。

狩猟採集時代に、お金を持つことは何の魅力もない。
戦時中、たくさんの人の命を奪うことが、より英雄と尊ばれた。
現代ですら、誰もが憧れるような、美貌と地位を得ている方の自殺が続く。

もし誰もが生まれ変わるのだとしたら？
自分で人生を選択するのだとしたら？

狩猟採集を尊んで、お金を持たない人生を経験しようとまた選択するだろうか？
戦争することを尊んで、また次も、たくさんの人の命を奪う人生を選択するだろうか？
有名人として常に周りの目を意識して、憧れられる人生を選択するだろうか？

今、自らを律し、劣るという経験を選択した魂をもつあなたに伝えたい。

自らの選択に気がづいた時、奇跡は必ず起こりはじめる。

より健やかに、より安らかに、より豊かに。

あなたにとって必要な人生へと向かい始める。

この経験を選択した魂に、敬意を込めて。

あなたに愛を贈ります。