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世界があと1時間で終わるとしたら•••

 韓国の人気レーベル・AOMG所属のプロデューサーCODE KUNSTが、3月8日にシングル「55(Feat. ペク・イェリン、ウェンディ)」をリリースしました。

 6月に来日公演も決まったペク・イェリンと、人気ガールズグループRed Velvetのメンバー・ウェンディという2人の歌姫をフィーチャーし、その上作詞作曲にR&BシンガーのSUMINも参加した非常に豪華な1曲です。

 曲中に「Imagine if the world ends in an hour(世界があと1時間で終わってしまうと想像してみて)」という歌詞があるように、たとえ世界が終わりを迎える状況が訪れたとしてもあなたといれば大丈夫、そしてまた違う世界でもあなたときっとまた会えて恋に落ちるから、私たちの関係には終わりなど来ない、というどこかロマンチックで希望に溢れた歌詞になっています。個人的にはペク・イェリンのパートで相手に問いかけ、ウェンディのパートでその問いかけに力強く答えるという、まるで愛し合う2人が語り合っているような印象を受けました。

 MVは一見するとただの日常を描いているようですが、よく見てみると右下にカウントダウンがされており、隕石が接近するまでの55分間を過ごす人々の姿が映し出された作品になっています。大切な仲間や恋人家族と過ごす人、ひとりで迎える人、静かに時が来るのを待つ人、怒りを表す人、逃げる人など、十人十色の55分間です。

 死ぬまでにひとつでも多くのことを成し遂げようと、焦ってやみくもに行動をしたり無理をする必要は決してないと思いますが、せめて自分がこのような状況に置かれたときに思い残すことがないような人生を送りたいと、この曲を聴いて、そしてMVを観て考えたりしました。生きていく中で決断が迫られる場面は数多く存在しますが、そんな時に思い出して、自分を後押ししてくれるような1曲に出会えました。

 実はこの曲の制作風景の一部は、彼が現在出演しているMBCの人気バラエティー番組「나 혼자 산다(Home Alone)」にて昨年取り上げられていました。彼の楽曲制作の特徴、そして何よりどれだけの愛を持って音楽に向き合っているかが良く分かる映像になっています。

 この曲はCODE KUNSTが16日にリリースした5枚目のアルバム『Remember Archive』の先行シングルになります。全17曲の充実したこちらのアルバムは、デビューから10年を迎えた彼のこれまでを作り上げた思い出を記録するというテーマで作られたそうです。レーベルメイトはもちろん、WINNERのMINOやGOT7のジャクソンなど豪華な客演にも注目してください!最後まで読んでくださりありがとうございました!

サムネイル:코드 쿤스트 (CODE KUNST) - '55 (Feat. 백예린 (Yerin Baek), 웬디 (WENDY))' Official MV より

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