マガジンのカバー画像

詩のようなもの

112
詩の定義が自分の中で曖昧なので、自分が書いた中で詩だと思われるものを集めました。
運営しているクリエイター

#日記

【詩】 リビングデッド

家の一番広い部屋の ソファーで横になっている。 ただ何もせず ただ何かが起こる事を 待っ…

白い休日

白い休日 何も無い休日 どこへ行っても付き纏ってくる 平日の怨霊を 振り払うエクソシスト…

月日

等間隔に過ぎて行く月日 誰かは流れに身を任せ 誰かはその中で足掻く 星が廻って その周り…

東京、午前3時

ー どこに向かってるの? ー 午前3時、赤坂から上野に向かって歩いている。 もう?いや、ま…

気散じ旅の終わりに

東京に戻る東海道新幹線の中にいる。 旅が終わる。 この帰路が一番切なくて物悲しい。 新横…

世界の事

僕はこの世界の事を何も知らない。 何か聞かれてもそれについては何も答えられないだろう。 …

キラキラしている

光に集まる虫のように、僕達も光に集まる。 富や名声、華やかな業界。 そのような、眩い光を放っているものに惹かれ集まってしまう。 人でもそう、キラキラしている人に群がってしまう。 その光が本物なのか疑いもせずに。 太陽に向かうはずだったのに、人工の光に騙され、道草を食う。 今、目の前にある光は道端の街灯かもしれない。 そんな事を疑うこともなく、目の前の光しか見えなくなってしまう。 そしていつか捕食者に食べられる。 僕達が目指したのは平等に照らしてくれる太陽で、

生と詩

みんな生まれながらにして詩に囚われている。 生と詩は決して反対語では無く、そのもの、つま…

東京寧静

華やかな毎日に諦めきれない現実。 ただ幻のような時間だけが、流れるのを止めてくれない。 …

僕は君の人生を知らない

僕は君の人生を知らない。 画面越しに言葉を交わすだけ。 されど、家族や友達よりも君を知っ…

凡人の証明

僕は凡人である。 特に秀でた才能もない。 だからと言って、凡人だという事は証明出来ない。…

夜の最果て

眠れない夜。 長い長い夜。 SNSやYouTubeで時間を潰すがなかなか眠くならない。 気づいたら…

時間が解決する

悲しい事や嫌な事があると『時間が解決する』と言う。 今までの人生、実際に時間が解決して来…

十四転び一起き

七転び八起きという言葉がある。 何度転んでも何度も立ち上がる。 立派な言葉だ。 失敗するたびに立ち上がるを繰り返す。 そうやってみんな生きているのかな? 失敗するたびに、みんなが「頑張れ!頑張れ!」と立ち上がらせて、それを繰り返して、 そうやって、心が疲弊していく。 転がり続ける人生だった。 転んで逃げて、転んで逃げてを繰り返して、もう十四回。 別にいいんだよ。 最後に一回起き上がればいいのだから。