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詩のようなもの

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詩の定義が自分の中で曖昧なので、自分が書いた中で詩だと思われるものを集めました。
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2021年2月の記事一覧

LOOP

一度は進んだ時間。 迷いが現実になる。 ただひたすらに繰り返す日常は 同じ時間の繰り返し…

【詩】重力

廻る地球。 重力のかかる身体。 ここから抜け出せないだろう。 重力=動。 重力で動く身体…

【詩】Waltzing life

僕の中に刻まれる3/4拍子。 ダンスを踊る訳でもなく ただひたすらに脳が刻む。 僕は何もか…

【詩】ゲシュタルト崩壊

愛しい人。 見つめれば見つめるほどわからなくなる。 歴史が形を作っているようだが 輪郭は…

【詩】大航海時代

船に乗り込み、新大陸を目指す。 大きな夢を描いて。 最初は胸が踊っていた。 だけど、船に…

【詩】パレード

束の間の快楽はすぐに過ぎ去る。 楽しかった時間も、すぐに通り過ぎてしまった。 皆と同じ方…

【詩】残像

確かにここにいた。 確かにここにあった。 そんな日々があった。 ある事が当たり前で 僕はどこまでも自分を曲げず 少しずつ失っていった。 失くしたものは像を残して 胸を苦しくさせるのだけれど 時計は容赦無く進むから 僕は流されて前に進んだ。 もう戻らないよ。 残った像が僕に告げ いつしか憂鬱を残して消える。 悟り、溺れ、忘れ 時計を戻せない僕は咀嚼し続けるしかなかった。

【詩】ブラックコーヒー

僕の脳に貼り付く黒。 それが拭えなくて、天井を見上げる。 戻らない時間と忘れるべき過去。…