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【気になるデバイス】学習して成長するスマート枕「Pixx」


こんにちは、「Experience×Technology(体験×技術)」の関です。
皆さんは朝すっきり目覚められていますか?
私は娘の寝ぐずりや夜泣き、寝相のせいで睡眠不足が続いています。
今回は、少しでも睡眠に悩んでいる方の改善が期待できる枕を見つけたので、ご紹介します。



スマート枕「Pixx」とは

Pixx横から(Ax Robotix株式会社から引用)


『Pixx』はAx Robotix株式会社から発表された、AI・IoT・Robotの技術を搭載しスマホアプリから形状を調整可能とした従来の枕とは全く異なる新しい枕です。Pixxの仕組みは、ベッドのサイドに設置された稼働シリンダー(円筒)とハンモック構造の布生地によって、細かく調整できるようになっています。

私が初めてPixxの画像を見たとき、「これが枕???」と驚きました。一般的な枕とは形状やデザインが全く異なります。上記の画像のように、従来の枕同様に頭を支える部分がPixxの枕になります。

Pixxの面白い点は、内蔵されたセンサーによって睡眠を正確にトラッキング(追跡)できることです。睡眠の質やサイクル、動きを計測し、そのデータをアプリで確認できます。自分の睡眠パターンを把握し、より良質な睡眠を追求する手助けをしてくれるのです。
妄想ですが、見ていた夢の内容を可視化してくれるような機能があれば、体験としてワクワクしますよね!

そんなPixxですが、他にも魅力的な機能がたくさん備わっています。

ハンモック構造

枕の高さだけでなく、頭のうなずき角度首のアーチに細かく調整が可能で、身体にぴったりフィットする独自のハンモック構造が採用されています。
また、通気性のあるメッシュ構造は頭部を効率的に冷却し、入眠をスムーズに促進する役割も果たします。

Pixxを赤ちゃんにもゆりかごのように使用することができれば、ゆらゆらと揺らしながら赤ちゃんの身体にぴったりフィットし、リラックスさせることができそうですね。その結果、ママやパパの負担も大幅に改善しそうです!

スマートフォンで簡単に毎日好みの枕をオーダーメイド

スマートフォンの簡単操作で仰向け・横寝・うつ伏せなど寝姿勢に合わせた枕をそれぞれ作成・登録が可能で、毎日自分の頭と首にピッタリフィットさせることができます。

寝姿勢の調整に加えて、温湿度や香りを組み合わせることができれば、さらに良い睡眠体験を得ることができるかもしれません!

また、以下のような機能のある商品があると便利だと思いました。
・日中の活動時に装着し、アプリで身体に負担の無い姿勢を促す「自動姿勢矯正スーツ」みたいなもの。
・成長に合わせてサイズをアプリで調整できる靴や服。

スマートフォンの設定画面(Ax Robotix株式会社から引用)

オートフィット機能!?

従来の枕は仰向け寝・横寝いずれかに特化して寝返りを打つとどちらかが寝苦しくなる現象が起きていましたが、Pixxはモーターを搭載することで寝返りを打った後の体勢に合わせて枕が変形し快適な睡眠をサポートしてくれます。

アイデアとしては、旅先でも快適な睡眠が確保できるIoT内蔵のトラベルピロー(首枕)があれば、旅の疲れは軽減され、より旅行を楽しむことができるのではないでしょうか。

IoTクラウドプラットフォーム「Ax Base」

使えば使うほど睡眠データが蓄積されます。収集されたデータは「Pixx」にフィードバックされるため、使用するごとにアップデートし続け、精度が向上していきます。
また、IoTの仕組みによりユーザーが増えるほど沢山の睡眠データが集まり、「枕がどう動けば睡眠の質が向上するのか」という知見の抽出に取り組んでいます。これによりユーザーは常に最新の研究に基づきPixxをアップデートし続けることが出来るというわけです。

蓄積・アップデートの観点から、「Pixx」で収集したデータを活用した薬を使わない不眠症プログラムのようなものが考えられるのではないでしょうか。医療分野の関係者の方々には、ぜひご検討いただきたいと思います。ご検討よろしくお願いいたします。

Ax Base 成長する枕を実現する IoTクラウドプラットフォーム(Ax Robotix株式会社から引用)

最後に

「体験×技術」という観点から見ると、Pixxを使うことで身体の状態を知ることができ、すっきり目覚めることができる朝=良い睡眠体験を積み重ね、自分に必要な運動や食事に少し気配りする日を続けてみる。このような自己改善を促す機会になる素敵な例ではないでしょうか。

今後も面白そうなデバイスや技術があれば、ご紹介したいと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。


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Experience×Technology(体験×技術)

面白い海外事例の紹介、今までの実績を振り返りながらの裏話、個性あふれるスタッフたちによるチャレンジ企画やインタビューなど、みなさんが楽しみながExperience×Technologyの世界に触れていただけるコンテンツを発信していきます。

執筆者:関
株式会社フラッグ コミュニケーションデザイン部のディレクター。
空間演出において、ショールームや展示会・イベント、商業施設等への機器選定・現場調整を担当。趣味は0歳の愛娘。

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