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いまさら素人になれない病

スゴイ人を観察していると、ある共通する恐怖症があるように見える。それは、「今さら新分野でデビューし、作品公開するのが極端に怖い」という病だ。この病への雑感。


いまさら素人に戻れない

いったん立場ができた大人は、なかなか積み上げたブランドを壊せない。結果、新しいチャレンジができなくなる。

たとえば元Appleのデザイナー、ジョナサン・アイヴを例に考えよう。

本人がどんなに望んでも…ジョニーはいまさら、ゆるキャラをデザインしてTwitterに投稿できない(たぶん)。

実はどんなにカラオケが好きでも、ジョニーはいまさら「Yheaaaaaaaa!」と規制をあげて、マイケルジャクソンの真似をしてYoutubeにアップできない(たぶん)。

そしてジョニーはいまさら、初音ミク絵を描いてコミケで販売したりできない(たぶん)。

もしかしたら、ジョニーはそれができるタフな人かもしれない…だけど、たぶん99%の人は違う。いったん成功してしまうと、人は専門分野外での新デビューを強く恐れるようになる。


リセットした下手な作品をいまさら公開できない

いきなりイラストを描き始めたジョニーは、初音ミクを上手く描けないかもしれない。そして、SNSはそんなジョニーに容赦が無い。心無いユーザーから「あなたの初音ミク、全身が複雑骨折ですね」といった残酷なコメントがつく。同業者も表では何も言わない。でも、バーの片隅で「あいつ異世界転生しちまったんだな」とか、噂になってしまうのだ。

地位や立場を築いた人ほど、このようなリアクションが辛い…下手をすれば、自分の趣味の作品を公開したせいで、本業の地位やブランドが破壊されてしまうからだ。ジョニーがPPAPダンスとかしたら、アップルブランドに影響がでてしまうかもしれない…そういう懸念が起きる。

だからリスク回避のために、多くの人は冒険をしなくなる。年齢や地位を重ねるにつれて、全くゼロからの創作・情報発信をしにくくなる。

そういうオーラや世間体に負けるのは、もったいないことだと思うのだ。


ネットでは己を晒す人が一番伸びる

インターネットで、一番スキルアップする方法は、下手なおのれの作品を晒すこと。ワイワイと周囲のツッコミを受けながら、試行錯誤することだ。だから、今までの実績毀損を恐れて、新しいチャレンジをしないことは、とても勿体無いことだと思う。

そんなことを思いながら、恥ずかしさに負けず、今年は新しく3つのことを勉強したいなと思う。そしてガンガンだして恥をかく所存。

今年の新チャレンジ
・喋り方のトレーニングを受ける
・フォトショコラを極める
・映像配信に積極的に出る


みんながやりたいけど、世間の目を気にして、踏み出せないチャレンジはなんですか?

「今更XXはじめるのは」とか「noteは超大作作らなきゃいけないんじゃ?」みたいな懸念に負けず、新しいことはじめよーぜ。


ボイスの練習。外郎売の読み上げ。


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Photoshopコラの練習。世紀末的世界観のアバターとか作る


イベント配信のモデレーターも頑張る

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深津 貴之 (fladdict)

いただいたサポートは、コロナでオフィスいけてないので、コロナあけにnoteチームにピザおごったり、サービス設計の参考書籍代にします。

オススメの本は「悲劇的なデザイン」
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noteのCXO。THE GUILD代表。ユーザーの行動を設計するデザイナです。 サービス設計や日々の学び、note.comのカイゼン報告などについて書いていきます。