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幸せのかたちは一つなんかじゃない

「本当に幸せなのは、誰かと共に喜びを紡いでいる時じゃない。自分の知らない大きな未来へとバトンを渡す時だ。あの日決めた覚悟が、ここへ連れてきてくれた。」


優子には三人の父と二人の母がいる。
血の繋がらない親の間をリレーして、4回も名字が変わった今は、森宮優子。
優子はいつも、出会う家族の誰からも愛されてきた。
愛情にあふれた家族の姿、様々な幸せのかたち。
時に大人の都合に振り回されながらも、過去と現在を行ったり来たりしながら、物語は22歳まで進んでいく。

同級生と結婚することになった優子。
新郎は誰からバトンを受け取るのか。


そして、バトンは渡された/ 瀬尾まいこ


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