人事制度づくりで大切なこと(その1)
どんな会社でも、人が働いている以上、人事制度が必要です。
では、人事制度はどのような考え方で作ればよいのでしょうか?
人事制度は、それ自体が企業の目的ではありません。
企業の目的は事業であり、経営理念やMVV(ミッション、ビジョン、バリュー)に基づいて事業戦略を描き、サービスや商品をお客様に提供して売上・利益を得ることです。
なので、自社の事業を成し遂げるためにはどのような人材が必要なのかを明らかにし、必要な人材を労働市場から獲得する、または育成することが人事制度の目的です。
そのために、まず必要なのは自社としての人事の考え方を明らかにすることです。当社ではこれを「人事基本ポリシー」と呼んでいます。
たとえば、
社員に短期的な貢献を求めるのか、それとも長期的に活躍して欲しいのか?
社員の生活の安定を重視するのか、それともハイリスク・ハイリターンを重視するのか?
同質の人材を揃えたいのか、多様な人材を求めるのか?
新卒定期採用を重視するのか、中途採用を重視するのか?
人件費における固定費と変動費の比率をどうしたいのか?
個人の成果を重視するのか、チームの成果を重視するのか?
などなど。
人事制度づくりで大切なこと、その1は「経営理念・事業戦略に基づいて人事の基本的な考え方を決定する」です。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?