06_仕事も子供も_note

仕事も子育ても計画的に進めるサクキャリ女性

この記事は、2025年における具体的な生活像を描写した「未来生活図鑑」の記事です。本記事の概要については以下よりご覧ください。
デザイン思考で考える2025年の近未来生活
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働く女性が増え、私生活の充実よりも仕事を優先し第一線で活躍し続けるバリキャリという言葉が出てきた。一方で近年は、仕事よりも家庭やプライベートを一番に考え出世に対する欲を持たず働くゆるキャリと言う層も出て来ている。これらは両極端なイメージがあるが、両方の要素を持った考えの女性も存在する。当初はゆるキャリとして結婚して子供ができたら仕事をセーブして家庭を優先しようと思っていたが、好きなことや専門性を活かした仕事に就き、働いている内に「もっと大きな仕事がしたい」とバリキャリ並みに仕事への熱量が大きくなってくる、でもやはりいつか子供も欲しいという思いもある女性だ。
そんな、大きな仕事に関わりたい思いも、子供が欲しいという思いも妥協せず、計画的にサクサクとキャリア・ライフステージを進んでいく“サクキャリ”女性が現れ始める。彼女達は仕事に集中する期間や子供を持つ時期を設定し、計画的に行動することで、希望のキャリアプランを実現してく。

やりたい仕事ができるまで仕事から離れたくない、でも子供も欲しい。
そんな想いを持つサクキャリ女性について、具体的なキャリアプランを考える30歳時点の仕事と子供に対する気持ちを整理してみたい。
30歳にもなると仕事では中堅に差し掛かるポジションとなる。ある程度経験も積み、仕事をコントロールできるようになってくる。担当する案件の規模も任される範囲も大きくなり、そう遠くはない時期に大きい仕事、面白い案件にアサインしてもらえるかもしれないという兆しが見え始める。いつか大きい仕事がしたいという思いがあれば、仕事から離れたくない時期となるだろう。
そんな中、30歳は出産の目安となる年齢にあたる。しかし、まだ仕事をやりきれていない、もうすぐやりたい仕事ができるかもしれないという状況で産休に入るのは、後々後悔が残ってしまうだろう。また、もし1年間産休を取得しその後時短勤務として復帰した時、ちゃんと今までのポジションに戻れるのだろうかという不安もある。
一方で、いつか子供が欲しいという気持ちがあり、子育てについて理想もある。子どもはできれば二人欲しいし、子供が小さいうちは仕事をセーブして一緒に過ごす時間を長くしたいという、子育ても精一杯やりたいという思いがある。

欲しいと思った時に最適な方法で子供を授かる
30歳時点でまだ仕事から離れたくないサクキャリ女性は、その後の期間で計画的に子供を授かり仕事と両立していく。中には妊娠確率の低い年齢で子供を望む場合もあるだろう。もしその時点で自然妊娠が難しければ不妊治療を、それでも難しければ養子縁組や里親制度を検討するといったステップを限られた時間の中で進めていく。養子縁組や里親制度は普及が進めば、女性の可能性を広げる新しい選択肢となる。
今までは自然妊娠を前提としたキャリアプランが通常であったが、自然妊娠以外の方法もあらかじめ選択肢として見据えることで、女性の選択肢はさらに広がっていくだろう。


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