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決済(所有権移転)までに確定させること

家の購入に関しては、あと一歩です。

1.夫婦間の持分の確定
2.最終的な借入金額の確定
3.火災保険の加入
4.決済(所有権移転)日の確定

1.夫婦間の持分の確定

夫の会社から毎月3万円の住宅手当が出る要件としては、登記の部分に名前が記載されている必要があると聞いていたので、なんとなく半々にする予定でした。

ただ、夫には持病があり、ローンは私一人で組むことになっていました。

不動産屋から、旦那様お一人名義にしますか?ペアローンにしますか?と聞かれ、わたしが一人で組みますというと不思議な顔をされましたし、銀行からも奥様が一人で組まれる理由を教えてくださいと言われました。夫一人で組む場合は聞かれない質問だと思います。たとえ、給料の額や年齢、勤続年数が同じでも性別が異なると「信用」という面で大きな差があることを実感しました。表向きは統計学上、女性の収入は男性より低く、離職率が高いとでもいうのでしょうか。

持分の割合の話に戻りますが、私一人でローンを組み、割合を半々にするとローンを組んでいない夫への贈与となるので、できないと言われました。実際は、同じお財布で生計を立てているのに不思議です。

正しい割合での持分にするため、夫が支払った頭金分のみを夫の持ち分としたため、私95/100で夫が5/100という配分にしました。

5/100の持分でも本当に会社から手当てが出るのか疑問だったので、夫には何度も要件に持分は関係ないのかを確認しました。夫からは「人事に確認して、名前さえあれば大丈夫だと言われてるから大丈夫」と言われました。
→ 所有権移転後にやはり持分が50/100以上あることが要件であることがわかりました。夫に対しては静かに怒りました。

2.最終的な借入金額の確定

物件価格より200万ほど下げ、その分を現金で支払いました。リフォームはローンを組まずすべて現金で支払うことにしていましたので、最低限の金額にしました。決済の時には銀行のローン手数料や保証料などがガッツリ引かれます。

3.火災保険の加入

中古物件では火災保険の加入がいろんな意味で大変だということを初めて知りました。入れるところが少ないのです。築40年を超える物件への火災保険はネットの比較サイトで人気が高くて安価なところはだいたい結べません。大手は契約してくれますが、金額もかなり高くなり、最初は10年間で80万円という見積でした。

いろいろ探してソニー損保で約65万円で結びました。水害も地震保険もつけたのでそれでも高い価格でした。(川は近くに支流もないので、氾濫と言うよりもゲリラ豪雨などでマンホールなどに溜まった水による被害を想定しました)

年に6.5万、月に5500円と考え、自分を納得させました。ちなみに耐震リフォームの後に耐震基準証明書を提出すると地震保険は10%割引になります。

4.決済日の確定

リフォームについていろいろ調べていくと、区からもらえる助成金があることがわかり、耐震リフォームをして耐震基準を満たすと住宅ローン減税の対象になることもわかりました。

詳しくは後で説明したいと思いますが、助成金をもらうためには2019年度の予算が終わっているため、2020年4月以降に申請、承認、契約、工事着工というスケジュールになりますが、住宅ローン減税の対象となるためには所有権移転後6ヶ月以内に住まなくてはいけないという要件があります。そのため、できるだけ決済(所有権移転)を遅くしてもらう交渉をして決済日は、12/23となりました。

住宅ローン減税や該当する区の助成金を全部もらえると思うと少し興奮しましたが、細かい要件があります。もしかしたら要件を満たさない可能性もあります。資料に書かれている金額はもらえる最大の金額です。面倒な手続もあります。要件を一つ一つ確認する必要があります。その作業もかなり大変です。不動産屋は詳しくないので、まずはどこに相談すべきか、なんて検索すべきかわかるまでに時間もかかります。

決済までに確定させることを振り返ると、「普通」なら、特に時間がかかったり悩む内容はないかもしれません。私の場合は、夫がローンが組めないけど会社から補助が出る、築40年を超えてるから火災保険の選定に時間がかかる、住宅ローン減税を受けたいし、区からの助成金ももらいたいから、決済日を遅らせるなど、わりと特異な要素が多かったと思います。

繰り返しになりますが、これらのことは正直、非常に煩わしいです。ただ、正しい情報を入手し、正しい手続で正しいスケジュールでやるだけです。知ってるか知らないかだけで、やるかやらないかだけで、大きな違いが出ます。

少しでも戻ってくるお金や削減できるコストがあるのであれば、絶対に調べてやるべきです。


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