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The Last of Us【ゲームタイトル勉強会】 #24

「ゲームタイトル研究」では、毎回特定のタイトルについてみんなで"広めに" "浅く" 調べています。"ゲーム研究とはなんぞや"という方の足がかりになったり、”近藤史一 ゲーム研究会”に興味を持つきっかけになってくれればいいなと思っています。

みんなで調べている様子はふみいちTwitchチャンネルで配信しています!
実際の配信のアーカイブはこちら↓

#24 The Last of Us【ゲームタイトル勉強会】

本日の主な参加者

その他Twitchのチャットでご参加いただいた皆様

1.なぜこのゲームにしたのか

初代のThe Last of Usがリメイクされた、The Last of Us Part 1が発売される事が発表されたので、旬なのでという事でしたよね。

そういえば映画になるっていう話があったかと思いますが、あれはどうなったんでしょうか?

実写ですか?

そうそう!実写です!
ウォーキングデッドみたいな感じで。
今日そこまで調べられたら良いですね。


2.プレイ勢・未プレイ勢

・プレイ済み

ふみいち
jannbo
稲莉
視聴者さん7名

・未プレイ

しんちゃん
にくまん
アロエリ
ロット
視聴者さん7名

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3.ゲームの基本情報

タイトル名(最新作)

The Last Of Us Part1

発売日

2022年9月2日

The Last Of Us の公式サイトは無いんですよね。
ノーティードックのページはありますが、英語のみです。

ソニー発売のゲームはそのタイプ多い気がする

そうですね!なるべくストアに繋げたいという事なのかもしれません。

2は買ってPS4初期型で起動できなかった為にすぐ手放してしまいました…

かなりスペックを要求されるんですよね。


ん~とても懐かしくて、プレイしたくなってきましたね。
でも、はっきり言ってすごく後味が悪い作品です。
「おれは何をプレイさせられたんだろう」という気持ちになる人もいるかもしれません。

エヴァ的って事ですかね…

ノーティのゲームは結構良い。 Us2だけは評判悪いけども…

4.メーカー

パブリッシャー

ノーティードッグ

デベロッパー

ソニー・コンピュータエンタテインメント

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5.配信ガイドライン

ソニーなのでいつもの奴ですよね。

エンディングまで配信しても良いんですか?

結論としてはOKみたいですね。
ただ、The Last Of Usはネタバレによって面白味が減るタイプのゲームでして、メディア向けにはノーティードックのディレクター直々にお達しが出たんですよね。
それは「オープニングをみせないでくれ。なんならそのシーンについて言及しないでくれ」という内容でした。

おお。オープニングが。

そういうのはエンディングではよく聞きますが、オープニングっていうのは珍しいですね

オープニングは、主人公の旅の動機に強く関わっているシーンで、そのオープニングは、プレイヤー自身で観て、考えて欲しいと。
誰かのプレイというフィルターを通して観ることは望んでいないという旨でした。

ほ~。なるほど~

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6.どんなゲーム?

・ジャンル

アクション

みなさんの思うThe Last of Usの特徴を教えてください!
未プレイの方は質問をしてください!
・特徴(配信中の聞き取りによる)

メッセージ性が強い。考えさせられる。
ステルス要素
アイテムのクラフトがある
グラフィックが綺麗
資源が貴重なので緊張感がある
難易度によっては資源がカツカツ
NPCと行動することも多い
だいたいしゃがんで移動するので腰痛が心配

資源が足りなくて詰むことはあります?

周りに瓶とかレンガがあったりするから、枯渇することがあってもなんとかなったりするかなぁ。

殴って倒せるから詰むことはないとは思う

 詰みはしません。殴りや打撃武器を利用すればいいんですが…
一部敵には近づくと即死というのが

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7.ホラーなの?

ホラー要素があるって言ってましたがどこら辺にあるのでしょうか?

とある菌(キノコみたいな)が人に寄生して、ゾンビみたいな、クリーチャーみたいなモノになってしまい、その結果文明が荒廃してしまったという世界が舞台です。そこには、元人間のクリーチャーと、悪さをして生き延びている人たちがいて、彼らから逃げながら、旅の目的地を目指す、というゲームです。
なので、キノコに感染したクリーチャーに殺される、感染しちゃうかも、ならず者にいきなり略奪かも、という恐怖はありますね。

どちらかというとびっくり系かな。

後半は人間の敵のほうが多くなってくる気がする

噛まれたとして、仮に生き残っても噛まれた時点で感染する為、結局自殺か感染者になるしかない

死と隣り合わせの恐怖

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8.主人公は?

主人公はエリーとジョエルの二人ですか?

ある意味両者が主人公

私としてはジョエルは限りなく主人公に近い脇役って感じかもしれません。

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9.UIが少ないイメージ

なんかUIが少ない?イメージあるけどどうなんですかね

ノーティードックはUIは少なめにする傾向がありますね。

UIは、だいぶこだわってます見たいなビデオを見た記憶があります。

HUD表示は最低限だね、常に表示する必要はない

他にもいろんな仕掛けがあるんですよね。

懐中電灯切れかけるとコントローラー振らないといけない

そうそう!

おお!すごい!それは面白い。

とんとんして逆にコントローラが壊れないといいですねw

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10.バイオハザードとの違い

話を聞いてるとクリーチャーや感染など某バイオに似てる所が多いと感じますが何が決定的に違うんですかね?

世界観的にはウィルスか菌かって事ですか?

そうですね。あとは正義の味方は誰もいないという所ですかね。
エリーもジョエルも別に正義のヒーローという訳ではありません。
自分たちの目的を果たすためならなんでもやります。

では逆に悪はいるんですか?

そういう意味では全員「悪」ですね。
シリアルキラーみたいなキャラもいたかも知れないですが、崩壊した世界の被害者と言えるかもしれないですし。

ヒーローとヴィランの関係はないかなあ

The Last of Usにはそれぞれ勢力のイデオロギーが違うから正義も悪もないな

ゆえにゲームでしか体験できないかなと思いますね

やる人を選びそうですね

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11.ストーリー分岐は無い

ストーリーの分岐はあるんですか?

大筋としては無かったと思いますね。
そしてここがパートⅡでとても賛否両論あった部分でもあります。
パートⅡは最後の方でとても辛いことが続いてそれをプレイさせられ続けるのですが、善も悪も無い世界で、トリガーを引けば相手が死ぬ、ひかなければ自分が死ぬっていう状況があって、その時にひかないという選択をとれないんです。

2はその話をきいてやるのをためらっています……w

ラスアスは一本道なんですね

複雑な感情を抱かせるという点がある、part2は賛否両論あるのは当然だろうな

その辺はアンチャーテッド(開発が同じノーティードック)と同じで一本道でしたよねえ

クアンティックは逆にめちゃくちゃ分岐しますよね~
ラスアスの場合は殺さなければ殺されてゲームオーバーになるから
ゲームを進める為に仕方なく相手を殺すのに、殺したら殺したで「なんで殺したんだ!最低だ!」って怒られるんですよねw

体験としては楽しそうですね

じゃもうあと、プレイヤーにとれる選択は、
・殺さない→ゲームオーバーになる→コントローラーを置く
ですねw

メタいww

途中で進めるのが嫌になりました

w

そんな選択で大丈夫か?

残念!君の冒険はここで終わってしまった!

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12.アクセシビリティオプションが充実

The Last of Us Part IIはシューティング要素やステルス要素、即死要素などもあって難しいゲームなのですが、アクセシビリティオプションを全力で駆使して盲目のゲーマーが一人でクリアできたという記事です。

この方はノーティードックのゲームが大好きで、なにかのイベントの時にディレクターにアクセシビリティについて提言したところ、アクセシビリティオプションのアドバイザーとして参画することになったんですよね。

で、その結果The Last of Us Part IIは、アクセシビリティオプションが今までのゲームの中でもかなり充実しまして、クリアすることもできた、と。

かなり大きな一歩だったのか。

VRやARでもコンサルタントさんが最近参加した色々な企画が生まれてますね

少し感動。

アクセシビリティー:知れば知るほど奥深く作ってありますなー

なのでノーティードックのゲームは今後もこのアクセシビリティ・オプションは充実していくんでしょうね。それからそれがソニーから出てるのでソニーの意思でもあるのかなと思います。

なんかもう関わってる全員、カッコいいなぁ!

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13.本当はオープンワールドにしたかった

本当はオープンワールドにしたかったけど色々な問題でどうにもこうにもできなかったんですよね。
シアトルに着いた時に急にオープンワールドっぽい残り香がするのですが。

オープンワールドで一本道はなかなか難しそう

でも、ブレワイとか一本道じゃね?

「オープンワールドだと緊張感が保てない」というような事をノーティードックの誰かが言ったっぽいですね。
ソースが英語なので僕には全くわかりませんが、、、そういう面もあったのかもしれません。

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14.実写ドラマ版

ドラマ版ってどうなっているのでしょうか?

あ、一週間前に記事が出てますね。

おおー。映画ではなくドラマなんですね~

一回映画化の話があったけど頓挫したみたいですね。

「どうやって規模を大きくするのか?どうやってアクションシーンをより派手にするのか?」と、映画化企画の中身を練り上げる上で発生した課題を説明しながら、「これが映画化が実現しなかった理由」と述べている。キャラクターやストーリーが肝となる『The Last of Us』にとって、派手さが求められる映画化には不向きな題材だったということだろう。
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ドラマ版では、インディーズ映画のような手法が採用されるのだという。より身近な物語として感じられるように、撮影方法も最小限の規模感に抑えて、キャラクター重視の作品として製作するということだ。

やっぱり派手さがないと厳しいのか。

なるほど。
逆にアンチャーテッドは映画のようなシーンが盛りだくさんなので無事映画化されたんですね~

どこで観れるんでしょうね

HBOが持っているHBO Maxというチャンネルがあるらしですね
これに入ればいいのかな?

でも、それアメリカ(限定で日本では使えないサービス)なんで、日本はU-NEXT(HBOと提携)でって事になるかも

Twitch勢としてアマプラでも観れると嬉しいですが、、、

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15.感想

過去の放送だと何か予習とかしていたのですが、今回は全く手を出さなかったゲームなので、聞き専になってしまいました。
普段あそんでるゲームとは違う感覚になるんだろうな、ストーリーも気になるなとは思うのですが、、、プレイはするかな~、、、?

バイオとの違いの部分で聞けた皆さんの話で、The Last of Usがどんなゲームかよくわかった気がします。
あと、セミが腹部が無いのに、飛んだり交尾したりしてるやつが見つかったニュースがちょうどThe Last of Us part2が発売された後くらいに出て、あ、リアルに菌が人間を支配するのももうすぐだなって思いました。

The Last of Usとバイオハザードどっちかやれって言われたらまだバイオハザードの方ができるなと思いました、、、ストーリーはThe Last of Usの方が凄く気になるけど、圧倒的に主人公が強くなさそうだし、もう音を出すクリーチャーとか、クリーチャーの見た目とかが、、、
って感じなんでとりあえずドラマを待とうと思います。。。

やったことなかったんですが、ドラマは見てみたいです。
ジトっと怖い和風ホラーとかは苦手ですが、驚かせてくる系は大丈夫なのでプレイしてみてもいいかなとおもいました。

プレイは1のみですが、ストーリーも面白かったけど個人的にはアクションゲームとしても楽しめた作品でした。限られた資源で戦う緊張感がよかった。

トロコンしてないので、また周回したいけど、2のボリュームを考えたら…。他のゲームの”教科書”になるのはすごいなぁと思いました。続編が出なさそうなのが残念。

アクセシビリティが進化し続けたら、首に直接コードを繋ぐような世界になるのかなぁ、と思いました。

ゲームのアクセシビリティの進化について、ここまで来たのか、と思いました。でも苦手なのでやりませんが(キリッ)。

1も2も、The Last of Usでしか体験できないものがあったので、苦しい思いをしたゲームではありますが、好きです。

意外と未プレイの方が多かったので、今日はThe Last of Usの事、存在意義みたいな部分をお伝え出来て嬉しかったです。
エンターテインメントっていうのは様々な形がありますが、
海外でのゲーム研究は、メディア研究の中から派生していて、もしかしたらノーティードックは「自分たちの表現したいものは何で表現できるだろう?ドラマかな?映画かな?本かな?アニメかな?」とかいろいろ考えた結果ゲームにたどり着いてたりするのかなって思いました。
まぁそもそもゲーム会社なので「ゲームでしかできない表現をしたい」という突き詰め方でたどり着いたのかもしれませんが。
兎に角、僕らが普段他のゲームから受けているイメージとは違う体験ができると思います。だからそこそ批判も多かったわけですが。。。
また、The Last of Usのストーリー、ノーティードックからのメッセージには偏りがあるので「The Last of Usでこう言ってたから世界はこうあるべきだ!」みたいに感化される必要は無いかと思いますが、私はとても好きなゲームでした。

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次回 研究予定のタイトル
2022年6月25日(土)「モンスターハンター」

次回はモンスターハンターをみんなで調べる予定です。みんなで調べている様子はふみいちTwitchチャンネルで配信していますので気軽に遊びにきてください

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近藤史一ゲーム研究会では
一緒に "ゲーム研究" をしてくれる仲間を募集中です。
ゲームをただプレイするだけではなく、ゲームをプレイする以外の価値を探して、自分たちの仕事や生活に役に立てる事を目指しています。
もちろんただ "仲間に入りたいな" "ふみいちを応援したいな" という方も大歓迎です。

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近藤史一/ふみいち

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1985年,愛知県生まれ。ネットタレント兼社会人学生。2008年に日本で初めてゲーム実況のマネタイズに成功。2009年にゲーム実況専門の映像制作プロダクションを立ち上げ,2019年までゲーム実況番組の制作と出演に携わる。ゲーム実況のメーカー公認化を推し進める取り組みや,ゲーム系オンラインサロンを主宰し東京ゲームショウにブースを出展するなどの活動を行う。現在は杏林大学で臨床心理学を学びつつ,日本デジタルゲーム学会広報委員を務め,自身の立ち上げたオンラインサロンにてゲーム研究に取り組んでいる。

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