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#23リスペクトについて。~メンターするときの心意気~

こんにちはfkr8(エフクリエイト)です。
このnoteでは、主にHIPHOPやプログラミングに関することを書いています

リスペクトという言葉は、いまやHIPHOPを聞かない日本人でも
市民権を得ている。

リスペクト。相手を敬う気持ち。尊敬や尊重ともいう。


僕がはじめて日本語英語として認識したそれは、1999年ライムスターがリリースした「リスペクト」。カタカナのその言葉の意味が気になった記憶が残るその曲は

1967年ソウルディーバの同名曲がサンプリングされている。


2000年代初頭は、芸能人がこの言葉を使うことで一般人にも「若者言葉」として少しずつ浸透される。

窪塚洋介氏が俳優として若者のアイコン的な存在になってた時、この言葉をよく耳にした

すでにB-BOYには意味のわかる言葉であったRESPECT

この言葉の真の意味はなんなのか

リスペクトされる人とされない人はどのような違いがあるのかについて
僭越ながら考察したい。

リスペクトに年齢は関係ない

RESPECTの和訳は最初にも言ったように、「尊敬する」ということ。

当然、尊敬するという行為は年上に限ったことではない。

尊敬とは目上や格上の人に対して頭を下げる行為とは違う

その人の人格をとうといものと認めて、うやまうこと

というのがリスペクトの根本。

年齢は関係ない。


「何を言うかではなく、誰が言うか」という空気

普段の生活で、

・この人の言うことは聞くけど、あの人の言うことは聞けない
・嫌いな上司の言うことに反発したら、その上の上司におなじことを説得されて 折れた
・声がでかい人の意見が通ってしまう
・社長の言ったさむいジョークでみんなが笑う

なんてことはあるだろうか。

社会性と集団心理、空気と忖度にまみれている日本人は特にそうだが

会社や学校という組織のなかで社会的に暮らす人間は

なにを言うかではなく、誰が言うかということが実は大きな影響を及ぼしている。

トップ同士の交渉事は、おおくの場合、細かい話はなく

お互いの関係性と簡単な口約束で話がつくだろう。


人は、自分が抱く相手への敬意の度合いによって、

相手の話をきく"前"に、聞く耳を持つか持たないかを判断している

これは人が無意識にやっていることだが、この根本はリスペクトだ。

自分が相手に対しすこしでも敬意を払っているなら、聞く耳をもって
話を聞くし、相手の言うことを少しでも理解しようと努めることができる。

逆に、自分が相手のことを尊敬をしていない状態、格下や目下に見ていたり
相手のことが嫌いな場合は、
相手の言う事が正しいことだとしても共感や賛同が得られにくい。

もしディスリスペクトされているなら

・部下が、自分の言うことを聞いてくれない
・自分の言っていることは絶対に正しいと思うのに、この上司には何を言っても否定される
・友達からいつもいじられて、バカにされてるような気がする
・気になる女性から相手にされない


なんてことに憤りを感じている人はいるだろうか。

これは、相手が自分に対し「ディスリスペクト」されてるってこと。

ディスリスペクトは、尊敬の反対。
無礼、軽蔑、軽視、敬う気持ちがない。

このように、相手の対応に不満を感じた時に

自分には否がない
相手が悪い
裏切られた

などと最初から決めつけて、相手を憎むまえに、すこし考えてほしいことがある。

大抵の人は、あなたから去る

自分に対し不当なふるまいをしてきた相手を
嫌いになる前に、自分がふだん、相手にどんな態度で接してるのか。

ここでとくれなさんが、インスタで投稿している

「優しい人は、急に消える」

という内容のタイムラインがとても参考になる。

相手も自分と同じように、敬意を払うべき相手なのか否かを
判断して接している。

「こいつは自分に敬意がないな」と感じた場合
人はどういう行動をとるか。

面と向かって言う人は、むしろ少ない。
「あの時のあの態度が気に入らなかったから君とは仕事をしない」とか
「こういう所が気に障ったのであなたとの関係は絶ちます」とか
相手にディスリスペクトの原因を報告する人は、なかなか珍しい。

とくれなさんが書いているように、
大抵の人は、急に黙ってあなたから去る。

こんな人とかかわることは時間の無駄だと思い
なにも原因がわからないまま、自分とかかわらなくなっていく。
自分だけが勝手に、
あいつは裏切ったなどと勘違いして
自分の人望がないことにも気づかず、実は大切だった人が離れていく。

自分の普段の行動にディスリスペクトはないだろうか。

普段人望があったり、優しい人ほど、相手にリスペクトをするということを
わかっている人が多い分、
自分の行動をよく観察されていると思ったほうがいい。


メンタリングの根底はリスペクト

自分の知識や経験を上の立場から教えたくなる気持ちは

年をとるほど増えてくる傾向にある。

しかし、目下の人は非常に上の所作をよく見ている。

自分よりも物を知らない相手に対し、自分の力を誇示したり

自分の型にはめたいという気持ちは、相手にはすでに見透かされているもの

僕の知っている良きリーダーは、初対面でも
相手の目線と同じ低い位置に、自分の目線を下げて話してくれる。

良いリーダーは、どんな相手でもリスペクトをもって話す方法を知っていると思う。

一方的に知識をひけらかすという行為は、自己満足で
相手の身にならない。

本当に相手に何かを伝えたいなら、1対1のコミュニケーション、

言葉の裏のリスペクトを相手に感じてもらうことができれば
おのずと相手に大切な気づきを得てもらえるはず。

こういうことで言うと
僕のやらせてもらっているメンターということも
ベースは相手へのリスペクトかもしれない。

メンターは学校の教師とは違う。
目上の人でもない。
相手にリスペクトをもって
対等な立場で、相手のことをよく知ろうと耳を傾け
知識や自分の経験を押し付けるのではなく
自発的になにかを得て帰ってもらうってのが

いまの人々に求められてることなのかもしれない。

僕のやっているようなプログラミングの学習メンターだけじゃなく
ほかの習い事に関しても、相手にリスペクトの心意気をもって
対等な立場でやるってのが、心意気だと思う。

僕へのお問合せは
https://fkr8-biz.com/contact/

ではまた。

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