見出し画像

デザイントースト(応用コース)で作った&学んだ記録/1ヶ月目

オンラインのデザインスクール「デザイントースト」応用コース一期生として入学してから、早くも1ヶ月が経ちました!

それまで独学でやっていた私にとって、このひと月はざっくりこんな感じでした。

・自分の作品をプロに評価してもらえるって嬉しい!
・課題の具体性が凄い!お題をもらって考えるのが楽しい!
・「人に見せるために作る」適度な緊張感が心地いい!
・他の人の作品を見て学ぶことがたくさんある、デザインの正解は1つじゃない!

「やっぱデザイン楽し〜〜!!(そしてむずかし〜〜!!!)」が主な感想です。

本業が会社員+小さい子供がいるため、課題をやる時間があるか不安でしたが、
パートナーの協力体制によってなんとか平日3時間/日、休日も平均4~5時間/日ぐらいは時間を取ることができ、ガシガシ取り組めました。
コロナで必要最低限しか出かけないこともあり、心配していたよりは時間を取れているかなと思います。(本当はもっとやりたいけど。)

せっかくなので、この1ヶ月で完成させた課題と、学んだことについてまとめてみたいと思います。

そもそもデザイントーストとは?

デザイントーストは、2021年3月に開講したばかりのオンラインスクールです。
世の中には様々なオンラインスクールがありますが、デザイントーストの特徴は
デザインに特化したスクールであること。

クライアントワークを想定した課題がどっさり用意されていて、
それらをやり放題&プロのデザイナーであるメンターさんにレビューしてもらい放題!

「とにかくなんか作りたい、けどひとりで作ってもつまらない…
 誰かお題をください!そしてあわよくば褒めてください!!!」

という私のような方(いるのかな)にはぴったり度500%のスクールです。

「基礎コース」では基本となるソフト(イラレ、フォトショ、XD)の使い方講座もありますが、ソフトの使い方はあくまで手段。

デザイントーストでは、
「何を調べて、それをどう落とし込んで、どんなデザインを作ったか」
を重要視しているので、オリジナルの実践課題をたくさんこなしながら、デザインの基礎力をぐいぐい伸ばしていく感じです。

これだけ書くと超スパルタな感じがしますが、実際そういう事はなく!
統括メンターでデザイントースト主宰のぽりさんが
「デザイントーストは大手の塾ではなく、町の小さな塾みたいなもの」とおっしゃっていました。まさにその通り!

メンターさんとの距離が近く、相談しやすく、しっかり指摘もしてくれるけど頑張ったら褒めてくれる…少人数制だからこその良さが満載です。
新しいスクールなので発展途上中なのも面白いですし、そういう環境が好きな方にはぜひお勧めしたいです!

私は基礎コースを受講していないのでこの「卒業講評会レポ」には登場していませんが、メンターさんの思いと受講生の作品のクオリティが伝わってきます…!

では、私がこの1ヶ月で作った課題をまとめていきたいと思います。

Lesson1  ハウスメーカーのバナー広告

<お題の概要>
一戸建て住宅のオープンハウスを宣伝するためのバナーを作って欲しい。
場所は武蔵小杉。女性向けのスタイリッシュなデザイン希望。
会社の強みはサポートが手厚いこと。

まず1案目

画像1

・一軒家とわかるような天井の高い抜け感のある写真と、外観写真を使用
・武蔵小杉ということで、都会的だけどファミリーの温かみもあるグリーン
・ゴシック体で今トレンドのインダストリアルな雰囲気を表現

最初は文字のバランスが悪く、情報の優先順位がつけられていませんでした。
こんな感じ。

画像2

レビューをもらって修正し、スッキリしたかな〜という感じです。
バナー広告ってほんと難しい。

2案目

画像3

・よりファミリー層に打ち出す目的で、家族のイラストを使用
・木の温もりを感じさせるようなベージュ・茶色

こちらは最初こんな感じ。

画像4

ナチュラル感を出したくて最初は荒い手書きフォントをメインで使っていたのですが、広告にしては読みづらいというレビュー。
また、ベージュに白はさらに読みづらい。

デザインは「情報を伝える」が基本。
いくらおしゃれでお気に入りのフォントでも、使い方と分量を間違えてはいけないな〜と勉強になりました。

ちなみにこの時は課題の一環でリサーチもあり、色々調べて資料にまとめて発表したりも。

画像5

「なぜこのデザインにしたか」の裏付けになる調査、思考、そしてそれを言葉で伝えるプレゼン。
初回からめちゃくちゃ実践的なレッスンで、終わった後はへとへとになりました。

Lesson2 北欧輸入雑貨会社の名刺

<お題の概要>
参考資料として渡された北欧柄に寄せた感じで、名刺を作って欲しい。
北欧の輸入雑貨を扱う会社。

1案目

画像6

・参考素材がピンクやオレンジ系の手書き風ボタニカルな柄だったので、それに似たフリー素材を探し、加工して使用
・社名ロゴの「FIN」は北欧柄に馴染む手書き系フォントを使用
・表面の氏名ローマ字にも同じフォントを使用して統一感を出した

ほぼ一発OKいただき、とても嬉しかった作品!
表の電話番号とWEB情報に、テイスト合わせたアイコンを入れたらもっと可愛いかも、という添削を受けて追加しました。

2案目

画像7

・社名の「FIN」が羽根を思わせる=鳥のアイコンを描いてロゴに使用。
・輸入会社ということで、鳥に乗って北欧の雑貨がやってくるイメージに。
・裏面が印象強いので表面はシンプルに情報とロゴのみ。

こちらも一発OK!最高!とのお褒めをいただき、レッスン中ニヤニヤペコペコしっぱなしでした。
アイデアはシンプルですが、可愛くできて私自身とてもお気に入りです。

Lesson3-1 社内向けメルマガ(インフォグラフィック)

<お題の概要>
会社の情報を社員に知ってもらうために、インフォグラフィックを使った社内広報用のメルマガデザインを作って欲しい。

Lesson3のテーマは「インフォグラフィック」。
どうしたら見た目でわかりやすく(かつ興味を惹きそうな感じで)情報を伝えられるか、頭を抱えながら作りました。

画像8

・指定のコーポレートカラー(青)を背景に、黄色をアクセントに使用。
・社員の中でも特に「デザイナー向け」ということで、トレンドを意識したフラットなイメージで作成。
・特に悩んだのは男女比率。「どちらでもない」をどう表すか悩みましたが、LGBTを示すアイコンを使い、男女と合わせて円グラフに。

レビューではイラストの統一感が無い点(枠線の有無など)を指摘いただいたので修正したり、
「仕事内容」のグラフがうまくまとまっていなかったので、それぞれを円の大きさで表す形にしてみました。

Lesson3-2 お菓子会社の年表パンフレット

<お題の概要>
歴史ある製菓会社のパンフレットとして年表を作って欲しい。
革新的な商品を生み出してきた自負があるので、古臭くなく、トレンドに乗った印象にしたい。対象は工場長や取引先企業のお偉いさん。

lesson3では同じインフォグラフィックのテーマで、もう一つグラフィックの課題にも取り組みました。素材と情報をわかりやすく整理する年表、難しい!

画像9

・架空の製菓会社「プリコ」。「ピッキーチョコレート」が大人気商品ということで、コーポレートカラーは赤として作成(それ以外思いつかず)。
・「ピッキーチョコレート」を写真の軸にしたり、タイトルのアクセントにして遊び心をプラス。
・製菓会社でヒット商品を多数生み出してきた歴史があるということで、写真をメインにし「あっこれ知ってる!」と楽しく見てもらえるような年表に。

最初(レビュー前)はこんな感じ。

画像10

文字サイズと吹き出しで窮屈だったのをスッキリさせたり、写真の大小で動きをつけてみたりなど修正しました(WebではなくDTPだからこそ、レイアウトに遊びがあるといいよ〜!と実務的な視点のメンターさんアドバイス。さすが)。
あと「写真の上に年号載せるとお客さんが嫌がるかも」というこれまた実務的なコメントもいただき、そっか写真はしっかり見せたいよな…確かに…と修正しました。

「ポッキー使って遊び心のあるデザインにしたいな〜」と思って作り始めましたが、可愛い〜と言っていただけてよかったです。
関連するモチーフをデザインに入れ込む手法がとても好きなので、これからも考えていきたいなと思いました。楽しい!

Lesson4 コンサートのフライヤー

<お題の概要>
クラシックのピアノコンサートのフライヤー。自分で作ってみたけどうまくできないので直して欲しい、という依頼。
一般的なクラシックのイメージに合うものが希望で、ターゲットは40代以上のクラシックファン。

1案目

concert_dt_koike_210619_02_アートボード 1

・クラシックのコンサートということで高級感を出すために色数を抑えて黒とゴールド。フォントは明朝。
・演奏者名をメインの情報に。

普段あまり使わないグラデーションやぼかし効果も使いつつ(グラデーション難しい)、クラシックのコンサートっぽさを目指しました。
しかし、もう少しキラキラゴージャスやゴシックな感じでまとめてもよかったかなあ…と他の受講生のアウトプットを見ながらちょっと後悔したりも。

全然違う2案目

画像15

・こちらは打って変わってコンサート名をメインのロゴに。レトロモダンな感じ。
・グランドピアノを大きく使ってインパクトのあるデザインに。

最初は上部の日付・会場名が小さくてスカスカしていたのですが、レビューいただきグイグイとカーニングを詰めて大きくしたら一気に垢抜けた!
明朝体は詰めるとインパクトが出てかっこよくなるんだな。なるほど。

情報量が多いポスターのデザインということで、レイアウトが難しい課題でした。
あとは比較的高齢の方向けということで、文字の大きさや色など読みやすさを意識したり。
注意書きなどの小さい文字はゴシックの方が読みやすいなど、レビューの中でこまかな発見が色々ありました。

コンペ  デザイントーストのフライヤー

おまけに、課題では無いのですが受講生内でのコンペがあり参加しました。

お題は「デザイントーストのはがきサイズフライヤー」。
新しく開設される予定の「ママ向けコース」用のフライヤーを作成しました。

画像11

画像12

・表面の写真は「どこでも働ける」「ママ向け」という要素がわかる、ベッドの上で子供を見ながら働いている女性。
・それだけではなく、娘が積み木で遊んでいる=クリエイティブな遊びが好きだった自分の子供時代を思い出す…という所から
デザイントーストWebのトップメッセージ「GROW YOUR CREATIVITY(創造力を育てよう)」につなげたい狙い。
・親子写真にセットで「創造力を伸ばそう」と書いてあったら、大半は親ではなく子供の創造力のことだとと思うので、
あえて「あっ違う、これは私(=親)のことか」とハッと気付かせて印象付けたい、という思いも込めた。
それに付随して「YOUR」=あなた(親)を大きく。
・色や情報部分はデザイントーストWebサイトのトンマナを意識。
・裏面のキャッチコピーやメッセージ部分はオリジナル。

私自身小さな子供を持つ母親であることから、コンセプトに対して熱くなってしまい、色々とメッセージを入れて作ってみました。

最初はこんな感じで裏面がもっとごちゃっとしていたのを、細かくレビューいただいて最終的にはスッキリ読みやすい形に。

画像13

メッセージを入れたい!という自分の思いにばかり気を取られて、受け取る人にとって必要な情報が見えづらくなっていました。
情報の順位付けや入れたい要素とのバランスを見極め、場合によっては思い切ってレイアウトを一から考え直すことも必要、と学びました。

2ヶ月目も頑張ろう

こんな感じでガリガリとデザインを作りつつも、
言語化、発信も大事!ということでnoteを始めたり、
プロのデザイナーさんや、同じく頑張る受講生の話を聞いて刺激を受けたり。
楽しい、そして時間が足りない!

イラレやフォトショスキル向上のための情報収集とか、素敵なデザインを見つけるためになんとなく過ごす時間とか、インプット時間があまり取れていないのが悔しい…。
2ヶ月目はその辺も意識的にやっていかないとな〜と思います。

また1ヶ月、頑張ってみます!

この記事が参加している募集

#振り返りnote

86,598件

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?