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普通、は飽きた

 写真、特に人物を撮ってSNSに掲載する人は増えているけど、正直心に響くものは最近ほとんどない。
 かわいい女の子を撮る、まあ気持ちはわかるんだけど、ただそれだけじゃつまらない。見飽きたよただの可愛い女の子の写真なんて。普通。
 
 ただの「かわいい」にとどまらずストーリーとか、その場の臨場感とか、そういったものを込めたいし、切り取り方ももっと磨きたい。
 夏にした川での撮影はそういった意味でとても自分の心に残っている。

 いい写真をバッチリ撮ろうという気持ちももちろんあったんだけど、自分も川に飛び込んだり一緒になってはしゃいだりして、そのうち距離感も縮まってきて、自然体になってお互い楽しんだことが良い思い出。「今の自分にしか撮れない、他の人には撮れない写真」が撮れてるな、という実感があった。

 ポートレートは特に、場面の設定とか小道具とか、「作った感」が出がちだ。もちろん最初からそういう作品作りの写真もあるけど、自分は出来る限り「作った感がない」ポートレートが撮りたい。笑った写真が撮りたいからセッティングして笑顔の写真撮るわけじゃない。夏の日に川に飛び込んではしゃいでめっちゃ楽しいから笑顔が出た。それは自然なこと。もちろんポートレートは作品なんだけど、作品というよりはやっぱり「写真」だ。「嘘っぽい」写真が蔓延するSNS。自分は嘘じゃなくて本当に楽しんだ時間、確かにあったその人の感情を撮りたいのだ。

 
ポートレートと言えば、自分は男性のポートレートも力を入れている。というより自分のポートレートは男性ポートレートから始まった。
もともと服に興味があるので、男性のブランドとか、コーディネートとか撮りたいという興味がある。
 「ポートレート=女の子を可愛く撮る」
というイメージがまかり通っているがそれは違う。男性をかっこよく撮った写真、ほんとかっこよすぎて自分でも感激しちゃう時がある。それをわかってもらうために自分はメンズポートレートを発信していく。
 メンズポートレートという領域に関してはまだ誰も踏み入れていないし、自分のフィールドだなって感じだし、「メンズポートレートの人」にでもなろうかしら。

 そんなこんなで、ただの「かわいい女の子」だけな写真には飽き飽きだし、今年はそれ以上のストーリーを求めたり、メンズポートレートという自分のフィールドを確立することを頑張っていきたいと思う。

2020年、はじまった。

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