【#2】トレーニングの原理・原則②
こんにちは!
ストレングスコンディショニングコーチをしています、ふくちゃんです。
このノートでは、トレーニングをする全ての人たち(特に初心者〜中級者)にむけた情報を発信しています!
今回は前回に引き続き、トレーニングの原理・原則について書いていきます。
トレーニングの原則
『原則』とは、一般的に適用される根本的な法則を指します。
『原理』が一般的に、物事を成り立たせる法則であること、すなわち、トレーニングの原理というのは、トレーニングがトレーニングとして成り立つ上での法則ということだった(詳しくは①)のに対し、
トレーニングの原則というのは、
トレーニングの効果を出す上で、基本となるルールといったところでしょうか!
以下の5つがトレーニングの原則です。
漸進性の原則
全面性の原則
意識性の原則
個別性の原則
反復性の原則
漸進性の原則
漸進性の原則とは、『トレーニングで効果を出すためには、徐々に負荷を高めていくことが必要』という原則です。
重要なのは、闇雲に負荷を上げるだけではなく、徐々に上げていくことです。
トレーニングをしたからといって、すぐに効果がでる(使用重量が上がる)わけではありません。
いきなり重量を上げることは、怪我にも繋がります。
自分に合った負荷を試していきながら、自分が扱える重量の範囲で、コツコツと扱う負荷をたかめていきましょう。
全面性の原則
全面性の原則とは、「全体をバランスよくトレーニングすることが必要』という原則です。
たとえば、身体でいうと、上半身だけを鍛えるのと、上半身・コア・下半身をバランスよく鍛えるのでは、後者の方がより良い結果につながります。それは、全身をつかうスポーツパフォーマンスの面で考えると至極当たり前に感じるかとは思いますが、ボディメイクでも重要な考え方です。
上半身を大きくしたいから、上半身を鍛える。特異性の原則から考えるとそれでも十分と思うかもしれません。ただ、上半身のトレーニングを行う上でも、下半身やコアなど体の全身を使える方がより、扱える負荷などが増える傾向にあります。
結果、より上半身の強化されます。
全体をバランスよく鍛えることが、一見すると遠回りですが、高い効果に繋がるのです。
意識性の原則
意識性の原則とは、『トレーニングを行う際は効果や鍛えているもの・ことを意識するこが必要』という原則です。
スクワットを例にあげると、
ただ単純に、でしゃがむ・立つを繰り返すだけでなく、、、
・実際に鍛えられる筋肉を使う意識(力を入れる感覚や、特定の関節を動かすなど)をする。
・スクワットをすることでどのようにパフォーマンスアップ(地面をより強く押すことが、より力強い(速い)スプリントに繋がる)につながることを理解する。
上記のような意識を持つことが、高い効果を得る上で必要になるのです。
個別性の原則
個別性の原則とは、『身体や性別、年齢など個人にあったトレーニングをすることが必要』という原則です。
人の体は、さまざまな要因においてオンリーワンです。(すべてが全く同じという人は誰1人としていないのです。)
例えば、下半身の筋肉量が高い人と低い人で比べた際に、高い人の重量設定に低い人が合わせることはできかねます。
下半身の筋肉量が多い方が単純により重い重量を扱えますが、低い人の場合は、同じ負荷だとその負荷に耐えきれず怪我をしてしまうということに繋がる恐れもあります。
年齢や体組成、性別などでも同じことが言えますし、重量だけでなく、回数や可動域、スピードや時間などにも当てはまることです。
個々人に合わせたメニューや重量設定が大事ということがわかると思います。
反復性の原則
反復性の原則とは、『トレーニングの効果を出すためには、反復してそのトレーニングを続けていくことが必要』という原則です。
ジャンプトレーニングを1日頑張ったからといって、次の日、急に10cm高く飛べるようにはなりません。漸進性の原則でも書きましたが、トレーニング効果はすぐには現れないのです。
トレーニングを反復していくことで、身体がその負荷に適応し、効果が徐々に現れていきます。どんなにいいトレーニングでも、1度では無意味。それを継続することが大事なのです。
まとめ
今回は、前回に引き続いてトレーニングの原理・原則のうち、原則に絞って記事を書きました。
トレーニングの原理・原則なので、トレーニングをしていく中で至極当たり前のことなのですが、意外と意識できていない、忘れてしまっている方もいるのではないでしょうか。
今回記事にした原理・原則はトレーニングをする際に是非考えてほしいです。
ただ闇雲に、筋トレYoutuberがやってるからとか、〇〇さんが効くといってたからとか、プロ野球選手がやっているからというトレーニングを選択することがあなたにとって正しい結果を導くとは限りません。
正しい原理・原則に基づき、自分に合った必要なトレーニングとは何かを考えるキッカケになれば幸いです!!!
それでは!
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