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FinT大槻氏 @yui_ohtk から学ぶ、おじさんでもわかるインスタのマーケティング方法~IEOを理解せよ~

どうも、ふくだです。少し前ですが、インスタマーケについて超絶わかりやすくまとまっていた記事がありましたので、おじさんがおじさんでもわかるようにまとめなおしてみました。

女性にマーケティングするにあたり、インスタの活用はかならず検討すると思います。しかし、インスタの公式アカを作ればいい、広告配信すればいいと安楽的に考えてしまうのは危険です。今回のまとめで少しでも参考になれば幸いです。

インスタ=おしゃれという思い込みをまず捨てること

まず、大事なところ。

必ずしもきれいな写真である必要はなく、情報量が多くてわかりやすい投稿をしているアカウントが伸びている傾向

と大槻さんはいいます。これは実際にインスタを見ていただければわかりますが、きれいな写真の投稿もたくさんありますが同じくらい、むしろそれ以上にテキストだらけの投稿も多いです。

もはや、ググる前にタグ検索をする行動が普通であり、情報収集メディアとしてインスタは活用されています。今一度、インスタ=おしゃれという認識を捨てましょう。

インスタアカウントのフォロワーになるきっかけを知る

インスタグラム内でフォロワーになるきっかけがまとめられていますが、以下の三つを押さえておきましょう。

・発見タブ(虫眼鏡ボタンを押したあとのおすすめ投稿)
・ハッシュタグ
・スポットタグ

タグ付け、いいね、コメントももちろんあるのですが、どちらかというと上記の検索時に引っかかるようにすること、アルゴリズムを理解して表示されやすくすることが重要です。

インスタグラムのアルゴリズム(IEO)を理解しよう

さて、一番大事なところといっても過言ではないです。

インスタグラムにはシグナルが500以上あるといわれています。Googleの検索順位決定にもアルゴリズムがありますが、インスタでの最適化はそこまで論じられていない気がします。IEO(Instagram Engine Optimization)とでも言いましょうか。

IEOは二つに分類と書かれています。

・ユーザーがすぐに好きなものやことに近づくように機能を作っている
・インスタ内の滞在時間を伸ばしたいと思っている

上記を達成するうえで、以下2つのシグナルが最重要であると続けます。

”コンテンツシグナル”
主に通常のフィード投稿やストーリーズへの投稿への関心度を評価。いいね、コメント、保存、滞在時間、画像を何枚スライドしたかなど
”リレーションシップシグナル”
主にアカウントに対する関心度を評価するシグナルのこと。フォロー、ストーリーズに反応しているとその人の投稿やストーリーズがタイムラインに出やすくなる

単純なエンゲージだけでなく、画像のスライド数、滞在時間、細かな反応を重要視していることがわかります。

企業のインスタの目的を整理。自社サービスから離れるな。

さて、自社や支援している企業のマーケティングにインスタを活用するという視点を考えてみましょう。

それには、インスタに投稿するネタがあるのかないのかという相性が大事です。ネタがある=相性がいいときは、顕在層向けに商品の紹介をタグ検索しやすいように投稿したり、カタログとして使えるのでフォロワー数よりもインプレッションや送客がゴールとなるでしょう。一方、ネタが無い=相性がよくないときは少し遠目のネタから潜在層にアプローチするようになると思います。それを四つの型にしてわかりやすく解説しています。

①ホームページ型
→サービスや商品を紹介。SABON。商品数が多く、検索で引っかかるようにしたりカタログのように使う。

②メディア型
→ノウハウの紹介や〇〇まとめ10選などコンテンツ。無形商材や商品ラインナップが多くないとき、少し遠いネタからユーザーとの接点を創出する。フォロワー数やインプが指標となる。

③ホームページ型+メディア型
→メディア型の情報発信が主軸で、ホームページ型的な情報発信を行う。クラシル。ハイブリッドが故に中途半端にならないのが大事。不動産など情報が定期的に更新されるが映えないサイトに相性がよさそう。

④メディア型→ホームページ型
→一方はメディア型で集客を行い、メディア型で集まったユーザーをホームページ型に誘導する。テクニカルであるがうまくやると住み分けがしっかりされて潜在層→顕在層のアプローチができそう。

いずれにしろ前述のとおりインスタで投稿できるネタが定期的にあるかどうかという相性が大事なのですが、ネタがあまりない時はメディア型を活用しつつホームページに誘導していくというのが正攻法でしょう。

しかしあまりにもネタと企業の商品・サービスが遠すぎると「どこの企業がやっているのかわからない」「ネタだけみて企業の商品サービスに結びつかない」といった問題が発生します。

✔必ず企業・サービスの内容に少しでも関連のある内容にする
ということを忘れないようにしましょう。

話は少しそれますが、コンテンツマーケティングでもこれは言えることです。全然関係のないテーマでSEOで1位をとろうとするひどい設計の時がありますが、検索エンジンはサイトごとにテーマを定めています。そのテーマとあまりにも遠いキーワードを狙っていた場合、どんなに優れたサイトやコンテンツでも上位表示することはありません。(エンティティという考え方)

SEOとIEOの考え方は近しいといえるでしょう。

タグはむやみにいれず”ミドル~テール”を狙う

これ意外とご存じではない方が多いのですが、インスタは最大で30タグをつけられます。しかし、つけられるからといってタグを複数設置してしまうとユーザーにとってはノイズになってしまいます。

投稿数が500万件もあるようなタグを投稿につけても全く上位表示はされません。そのため、どれくらいの規模のタグを投稿に付けるかはアカウントのフェーズにあわせましょう。投稿が100件もないハッシュタグである場合は検索すらされない可能性が高いハッシュタグであるため、100 ~ 5,000件以下程度のタグを用いると良いでしょう。

ここのくだり、非常にノウハウがこめられています。またSEOの話をしてしまいすいませんが、検索ボリュームが1万以上と多いキーワード、いわゆるヘッドワードはライバルが多く上位表示が難しいです。一方、ミドルワード・テールワードと呼ばれる検索ボリュームは数百~数千のキーワードはきちんと見極めれば比較的上位表示がしやすいです。かつ、ミドル~テールワードはよりユーザーニーズがはっきりしているため、コンバージョンに近いとも言えます。

インスタの設計と、SEOの設計は本当に近いものがあるなと感じます。

ストーリーズも活用、ではなくストーリーズが中心

おじさんはフィードの運用ばかり目が行きがちですが、もはやストーリーズのほうが見られている、むしろフィードは下手したら見られていないという事実をしっかり理解しましょう。国内のデイリーアクティブアカウントの70%がストーリーズを利用しているというデータもあります。

https://blog.hubspot.jp/instagram-stats

前述の通り、リレーションシップシグナルが非常に重要な影響を及ぼすため、ストーリーズの活用は絶対的に必要です。

インスタを活用したマーケティングをするにあたり、どうしても「フィードをどうするか」という設計から入ってしまいがちですが、それは間違いです。フィード×ストーリーズの合わせ技で設計しなければなりません。

まとめ:思い込みを捨て、自社サービスから離れず、IEOを意識

私自身、この記事をまとめることでかなり整理できました。なんとなく情報収集メディアとして活用されていることは理解していたのですが、思ったよりSEOに近い考えが適応できそうです。キーワードマーケティングが少し通用するということでしょうか。

一方、見せ方は当然かなり工夫しなければいけません。ここはもう少し勉強してアウトプットしたいと思います。

なお、こちらの内容は主に大槻さんのセミナー・記事をベースに自己の経験と解釈を加えて作ったものです。間違いや誤解がありましたらご指摘いただければ私自身の勉強となりますので幸いです。

それでは、んちゃ。

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