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10/20 #SNS事例共有会 【フォロワーが何を考えているのか徹底的に考えよう】 #テテマーチ
どうも、フクパンマンです。10/20に開催されたテテマーチさんの#SNS事例共有会にメガネおじさんスピーカーとしてお邪魔しましたが、大変参考になりまくりすぎたので内容を簡単にまとめます。
①Twitterは発見とネタを提供せよ
②フォロワーが何を求めているのか徹底的に考え地道に交流せよ
③インスタはエンゲージメントだけではなく、顧客ロイヤリティにきちんと寄与できる
会では他にも色々語られたのですが、今回は3つの視点に集約します。どうぞ。
①Twitterは発見とネタを提供せよ
まずは、バズるコンテンツの特徴は「発見」と「ネタ提供」であるという話をふくままさひろさん(https://twitter.com/fukuma1023)がしてくれました。
『答えを提示するのではなく、発見して貰うことが大事』と、ふくまさん。
「答えを見つけられるようなきっかけやヒントを与えてあげると取り上げられやすくなる。(答えは言わない。)バズるコンテンツはたいてい『実は〇〇だった、あるある、なんか分かる』などの発見や気付きの要素がある」とのこと。
また、話題を呼んだ事例の1次コンテンツはSNS外の
・屋外広告
・交通広告
・実際の商品、お店
などで露出が始まり、そこから拡散していったケースが多いとも。SNSマーケティングにおいてもSNS以外のものを意識して設計することが大事と続けます。
カルピスの事例はまさにそれ。ユーザーがついついつぶやきたくなる仕上げを作っておき、企業アカではなくユーザーが自発的につぶやくことでわざとらしさがなくなり拡散しました。
こちらはJANAI COFFEEさん。私は知らなかったですがとても面白いです(ネタバレ注意)。
JANAI COFFEEさんも面白い仕掛けは用意しながらもユーザーからのつぶやきで拡散し、店主が驚くほど予約が取れない店になりました。
『ユーザーは常につぶやけるネタを探している。そのネタを提供してあげることが大事』と同時に登壇していたテテマーチたなかさいりさんは付け加えます。
『ツイッタラーは第一発見者になりたがる』とはよく聞きますが、実際皆さんもそうだと思います。この心理を常に満たしてあげることが大事ですね。
②ファンが何を求めているのか徹底的に考え地道に交流せよ
続いて『LiSAはファンが知りたいこと、欲しいもの、やりたいことを常に探している、知っている』ということを実例をもとにテテマーチタカミ☆(https://twitter.com/TAKAMi_tete)さんからの発表がありました。これまた面白かったです。まず、LiSAさんのSNSがすごい3つのポイントから学びます。
LiSAのSNS戦略のここがすごい①SNSの棲み分けが秀逸
・Twitter→タイムリーな情報。日常
・Instagram→ファッション、メイク、ライブ写真
・YouTube→音源
と「しっかり各SNSを使い分けているため、それぞれファンは欲しい情報をピンポイントに見つけられる点が優れている」とタカミさん。たなかさいりさんがご自身のダンスユニットをプロモーションした時も、
・TikTok→発見してもらう場
・Twitter→特定ファンとの交流。フォロワー数は追わない
・Instagram→ブランディングによる採用に終始
・YouTube→動画置き場
と明確な使い分けをして成功したとのこと。ユーザーが『そこで何が発信されるのか』がわかっていることは重要ですよね。
LiSAのSNS戦略のここがすごい②情報発信が超絶スピーディ
ニ点目はスピード。LiSAさんは、ファンよりも早く情報発信をしています。例えばライブが終わったら即効ツイートしていたり、この即時性はTwitterにおいて非常に重要です。
企業アカでよくあると思いますが、トレンドに乗ろうとして投稿考えて社内確認している間にトレンドは過ぎ去っています。即時であるからこそ生まれる面白さとコミュニケーション。これは基本ですがやはり大事だと再確認。
LiSAのSNS戦略のここがすごい③コミュニケーションをとってくれる・距離感が近い
三点目はコミュニケーション。LiSAさんは
・引用RT
・フォローバック
を一般ユーザーとも積極的にやっています。これはファンにとって本当にうれしいですよね。
タカミ☆さんは、企業アカウントの運営をするときも「いいねによるコミュニケーションはとにかく重要」ということをおっしゃっていました。また、「フォロワーは何を求めているのか?本当にこのツイートはその人にとって面白いのか?」を常に考えているそうで、フォロワーがどんな方を見に行くとも。
LiSAさんのSNSはこの三点で優れており、たしかにここまでやったらファンは間違いなく嬉しいだろうなぁと思います。
またタカミ⭐︎さんはGO三浦さんの「面白いとは」を言語化したツイートを引用されていましたが、これを意識するという事です。
『面白い』ってどういうことですか、ってよく聞かれるんだけど、だいたいこの三つだよ。
— 三浦崇宏 GO/『超クリエイティブ 発想と実装で現実を動かす』(10/29発売) (@TAKAHIRO3IURA) September 27, 2020
NEW→新しいこと、見たことのないもの、発見のあるもの。
OVER→想像や常識の範疇を超えるもの。
GAP→予想や多くの人のイメージを裏切るもの。
これらの条件の一つか、複数を満たすと面白いものになるよ。
また、私からの質問コーナーで出たコメントも合わせてここで紹介しますが、ツイートやキャンペーンや診断などの企画ものをやるときも、
(1)ブランドのメッセージとクリエイティブの親和性を意識
(2)ブランドと担当に持たれる印象を意識
の二点を常に考えるべきという話になりました。この二点も本当に大事で、誰がそれを話しているのか、何のために話しているのかの意識がないと謎のツイートになってしまいます。
徹底的にフォロワーのことを考えて発信する。基本中の基本なことなはずなのに大事にされてない視点です。
③インスタは従来のエンゲージメント数だけではなく、顧客ロイヤリティにきちんと寄与できる
超絶イケメン兼超絶ダンサー兼マーケター兼テテマーチインターンのたなかさいりさん(https://twitter.com/SairiTanaka)のインスタのKPIに関する超絶プレゼンです。
さいりさんは、インスタのKPIに対する疑問と回答を自身の経験をもとに見事に教えてくれました。
『インスタは最高のブランディングツール。(ブランディングは、ブランドと生活者の共感という定義のもと)インスタはLTV上昇が期待できる。』とさいりさんは言い切ります。
nisaiさんの事例は最たるものですが、nisaiさんのインスタアカのエンゲージメント数は爆発的に多いわけではないが、インスタ経由での広告・販売が中心になっていると言います。
それは、インスタの使い方をブランディングと明確に位置付け、単にエンゲージメントを追い求めるのではなくブランドメッセージを発信する媒介として活用できているからです。
インスタで、実際に購買にまで至るユーザーを見つけ育てたという事例です。同じように、BOTANISTも成功した事例としてあげられていました。
一見レッドオーシャンに見えるがいまいちブランド選定の決め手にかける市場においては、こういったブランディングによって購買意欲が醸成されやすいのでインスタ活用の価値があるという分析も。
インスタって画像しか投稿できないから雰囲気KPIが認知拡大におかれがちなのですが、『ブランディング=消費者の生活に入り込む』ために活用できるツール、むしろそういう使い方がベストなのではと改めて考えさせられました。
以上、非常に勉強になる三つの視点でした。いかがでしょうか。
なお、オカモトカズマ/テテマーチさんのTwitter実況を多分に引用させていただきました(https://twitter.com/kazuuu0720)。ありがとうございました。
テテマーチさんの#SNS事例共有会、お世辞抜きでめちゃくちゃためになるのでぜひみなさまもお時間ある時は参加すると良いかと思います。
それでは、んちゃ。
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