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Q.職場の後輩・部下への依頼事項はどこまで具体的に検討すべきですか

A. 自分が期待する成果物のクオリティに合わせて調整すべきです。

成果物(=ここで言う成果物とは、レポートや資料のみならず、特定のアクションも含む)に関して、細かい点まで指定する必要がある、あるいは求める精度が高いのであれば、フォーマットを事前に作る、サンプルを見せる等して、このクオリティで出してこいというのを事前指示すべきです。

自分の指示が雑であった結果、後輩からいまいちなものが出てきた場合はそれを受け入れる必要があります。つまり、仕上げ・訂正は自分ですべきで、後輩に作業のやり直しをさせるべきではないです。尚、自分で仕上げ・訂正した場合でも、なぜそういう仕上げ・訂正をしたか説明できるとよりよいです。その際には、ちゃんと自分の指示が雑でごめんと謝る。

自分の指示が雑でもよいケースは、なんであれ何かしらのたたき台が欲しい、あるいは、これまで一緒に仕事をした経験がありお互いツーカーの関係にある場合です。

一番最悪なのは、指示が雑であるにもかかわらず自分の中には明確な答えがあり、後輩が作った成果物に後出しでコメントしたり、駄目出ししたりするケースです。これをすると後輩が混乱したり、時間を無駄にしたと思われてモチベーションを下げたりします。結果的に、後輩の自分に対する信頼を大いに失います。ちなみに、人間は混乱したりするとパフォーマンスが落ちるので、これを繰り返すと、まずまず後輩のパフォーマンスが下がるという負の連鎖に陥ります。

尚、肩書が上がると、後輩を複数人抱えることになり、一人一人の作業を丁寧に見ることができなくなるので、結果的に、6割(=まあ合格点)くらいの成果物でもOKとせざるを得なくなる日が来ます。

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