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エクトプラズム プロファイリング 写真本の19冊目

こんにちは。FK3(フクゾー)です。
ちょこちょこと手に入れている写真に関する本を紹介していきます。
写真本の19冊目はこちら。

金村修さんのエクトプラズム プロファイリング。
長年モノクロームフィルムで活動してきた金村修さんが初めてのデジカメで表現した写真集。2013年リコーのGRデジタルを持ち1年間で数万カットを撮影、その中から158カットをセレクトし、テキストと合わせて刊行。
amazonではあまり良い評価がされていないのが紙に関してです。確かに重厚な紙質では無いのですが、暗部の弱さやジャギりなども見て取れるように当時のデジカメで撮った写真集を作るにあたって、GRデジタルのスペックや表現したいこと合わせて選ばれたのでないかなと思いました。
デジカメには何が出来て何が出来ないのか、得意不得意を見極める為の数万カット、そして自分の表現に耐えうるのかの実験のような内容と思うと、初期のデジタルと金村修さんの戦いのように見えます。また16:9に近い本のサイズ、決して読みやすいとは言えないテキストと、テキストに集中すると写真は背景と化すことなど含め、ディスプレイで横スクロール切り替えしながら見ているような感覚もして面白いです。

写真本の19冊目は金村修さんのエクトプラズム プロファイリングでした。

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