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INFJ のあなただけは何があっても貴方自身を赦してやってほしい

子供の頃からの性質で、「会う人とはできるだけ仲良くしなければならない」「基本的には皆善性を持っているので(性善説を親から教えられてそれを疑いなく信じていたのだと思う)、自分のわがままでそんな良い人たちを傷つけてはいけない」という思いで人と付き合ってきたように思う。

しかし悲しいことに、ある程度利害関係のみで構築される人間関係ももちろんあるし、それを知らなかった無知な自分は、そういった人とも自分から平等に与えることに苦心し、対等に付き合おうとし、疲弊することが多くなってしまった。

INFJ タイプの皆さんは、これ以外にもおそらく崇高な理想を持ちがちで、自分自身の理想のために邁進し、実現が難しいことに絶望しながらも懸命に生きていらっしゃると思う。

もちろん、私がしてしまったことと同様に、知らないところで私も他人を傷つけていることもあるかもしれないが、だからと言ってそれが無為に私が傷つけられても良い理由にはならない。

INFJ タイプの私は人の悪意に対して傷つきやすく、そんな自分自身の弱さ自体に対しても罪悪感を覚えてしまうのだ。このことに気づくのに、数十年という長い年月がかかってしまった。

自分を大切にしてくれる人が身近にいない以上(特に INFJ タイプはその性質の特殊性、希少性からそう感じることが多いのではないか)、まず第一に自分が自分を大切にしてあげなければ、私にとって自分自身を含むこの世の全てが敵になってしまう、というひどく辛い状態に陥ってしまう。

もしかしたら、あなたも私と同様、「こういう人にはなりたくない」と思っているような人がしている行動、自らが行なってきた他の人々に対する不義理、裏切り、その他、醜悪で目を背けたくなるような自己憐憫からくる誤った行動、いっときの快楽のためにその後長く続く自責の念に駆られたことがあったかもしれない。

もちろん、過ちを過ちとして悔い改める必要はある。ではあるが、それで自らを卑下して必要以上に責めないようにして欲しい。なぜなら、貴方の理解者は、おそらく貴方以上に誰もいないはずだからだ。

その一番の理解者である貴方でさえ敵になってしまったとしたら、いったい誰が貴方の心を守ってくれるというのか。

罪悪感に苛まれ、眠れない夜もあるだろう。どうしても涙が止められず、目の前が滲み、心の中まで悲しみに沈む日があるかもしれない。

しかし、たとえどんな時でも、あなたは貴方だけを見捨てないで欲しい。そうすることが、貴方が本当に救われるたった一つの方法なのだから。

これは、貴方とどんなに親しい家族、友人、仕事仲間、あるいはいわゆる神や霊性といった、貴方が信じているありとあらゆる神的な目に見えない存在でもできない。他ならぬ貴方自身によって唯一救える方法だからだ。

どうか、どうか貴方だけは何があっても貴方自身を赦してあげてほしい。

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