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岡本太郎と岡潔は真逆か!?

私はシニアタレントを目指して
#テアトルアカデミー #シニアタレント
の所属と成れました。


未だレッスンなどは参加していません。
レッスン開始は、2023年10月11日(水)からスタートします。
その前から古典の「外郎売」台詞の練習をしたり、岡本太郎著「自分の中に毒を持て」の朗読を映像にして確認しています。
次は岡潔著「春宵十話」の朗読を予定してます。
今は、「春宵十話」を読み進めている段階です。この段階での気付きは、岡本太郎と岡潔は近い時代背景を持っていますが、思考は真逆だと思うに至りました。

なぜ、岡本太郎と岡潔は真逆!?

岡本太郎も岡潔もフランス留学の経験や、第二次世界大戦中、戦後を生きた点を見れば同時代を生きていました。
しかし、影響を受けたのは岡本太郎の方が多かった。
岡本太郎は自分のあるべき姿や方向性を、フランスへ行って掴んだ。
岡潔は数学の学びで、求める師がフランスに居て、フランスへ行った。
しかし、岡潔はフランスで親友の中谷治宇二郎と出会った事が大きかった。が、フランスでの影響は受けていない。
戦争に関しても、岡本太郎は兵士として戦場で苦労しています。
岡潔は戦争とは関わらず、数学の研鑽、論文に集中していました。
こうした様々な経験知で、岡本太郎は自分自身の思考中心で、人生観を積み重ね、欧米化の思考が強くなりました。
対して岡潔は、戦前の日本の文化を大切にしていました。
日本的情緒を大切にして、「春宵十話」より引用すると、
「さし当たって教育をどう改めていくかであるが、経験から学ぶのが科学であるからには、暗中模索するよりは、戦前に戻してそこから軍国主義を抜けばよいと思う。」と言っています。
この思考は日本的情緒の中心には「他を先にし自分を後にせよ」という道義教育がありました。
岡本太郎に言わせれば「ぼくは、ほんとうに自分を貫くために、人に好かれない絵を描き、発言し続けてきた。」と、この様に真逆だと感じます。

岡本太郎と岡潔の思考から

私は朗読を目的に岡本太郎著「自分の中に毒を持て」と岡潔著「春宵十話」を選びましたが、この真逆さが役作りに役立つと思えてなりません。
「自分の中に毒を持て」「春宵十話」の朗読をし、映像を作ります。が文章をまとめて、違いと学びを解説動画を創りたいです。

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