見出し画像

「みずほ銀行及びみずほフィナンシャルグループに対する 行政処分について」を読みました。

金融庁のホームページで、以下の文書が公開されました。(11/26)

https://www.fsa.go.jp/news/r3/ginkou/20211126/20211126.html

上記の文書を読んだ感想です。まさに、オーマイガーなシステム開発というか組織といった感じですね。個人的に気になった部分を抜粋しますと・・・

3. 今回の一連のシステム障害が発生した直接の原因は、当行において、
 ・開発や障害対応における品質を確保するための検証が不足していること、
 ・保守・運用に係る問題点を是正しておらず、委託先への管理を十分に行っていないなど、
  当行の新基幹システム(以下「MINORI」という。)を安定稼働させるための保守管理態勢を
  整備していないこと、
 ・危機対応に係る態勢整備の状況について、訓練や研修などを通じて十分に検証していないこと

にあると認められる。

4. このような原因の背景には、当行及び当社の執行部門が、IT現場の実態を十分に把握・理解しない
  まま、MINORIが安定稼働していると誤認し、障害発生時も影響範囲が局所的になりやすいという
  MINORIの特性を過信したことから、システムの安定稼働に必要な事項(有事を想定した被害の
  極小化に必要な取組みを含む。)を十分に洗い出さずに、MINORIを開発フェーズから
  保守・運用フェーズへ態勢を移行させた上、MINORIの保守・運用に必要な人員の配置転換や
  維持メンテナンス経費の削減等の構造改革を推進したことが認められる。

このあたりでしょうか。イメージ的には、、、

画像1

さらに読み進めると、、、

9.当庁としては、これらのシステム上、ガバナンス上の問題の真因は、以下の通りであると考えている。

(1)システムに係るリスクと専門性の軽視
(2)IT現場の実態軽視
(3)顧客影響に対する感度の欠如、営業現場の実態軽視
(4)言うべきことを言わない、言われたことだけしかしない姿勢

といったことも書いてあり、組織が集団無責任な状態になっていたのでは?と思っております。

画像2

長年にわたって問題視されてた組織なので、今回の業務改善命令でどこまで改善するのか?疑問ではありますが、、、。こんなニュースを読めるようになったで、今ではエンジニアになって良かったと思っています。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?