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金曜に夜に思うこと

スクール活動再開

新型コロナウィルスの感染拡大防止のためにサッカースクールを休校していたが、感染症防止対策を講じながらスクール活動を段階的に再開させて2週間が経過。
アビスパ福岡サッカースクールでは、3つの段階を経て以前のスクール活動に戻していこうと計画中。ただいま、第1段階。こんな感じ。

段階を経ていく理由やその過程などはスクールブログや会員専用アプリなどで紹介・説明いている。

活動休止中の「STAY HOME」で

この時代では、ネットで少し調べればどんな年代にどんなことをやったら良いのかなどわかるような気もするが、様々な年代に幅広くサッカーのコーチをしている我々の強みを活かしたり、休校期間中にコーチ陣が幅広く発信していくことで親近感を持ってもらったり、コーチ自身が自ら発信していくことで工夫したり継続したりすることでコーチ自身のレベルアップにも繋がると思い、コーチ陣が個人のInstagramアカウントで「おうち時間」=「STAY HOME」で出来る簡単な遊び・エクササイズ・トレーニングを発信し続けた。


各コーチ陣が更新を続けたものは意外に多くの保護者の方がチェックしてくれていたようだ。

そのうちの1つを紹介!

びっくりしたこと

休校期間が終了し、スクール再開から第1段階の期間に、各スクール・クラスでこの動きにチャレンジしてみた。

想像以上に出来ないスクール生が多かったことにびっくり。。

もちろん外遊びやいろんな運動が出来ずにカラダが動かせていないのも考慮しつつも、それ以前にもともと出来んかったんじゃろうなぁ。。という印象。

コーチとして何を思う

「出来る」「出来ない」よりももっと気になることが、「出来る」「出来ない」の中身や過程。
「出来る」の中でも、
・あっさり出来る
・数回チャレンジして出来る
の2種類。
「出来ない」の中でも、「出来ない」こと自体より、
・出来ないから何度も何度も果敢にチャレンジする(工夫して成功に近づける)
・出来ないから数回やってチャレンジ終了
・出来ないから1回やってチャレンジ終了
出来ないけどチャレンジが終わってしまう淡白な?ハングリーさがない?子どもたちが非常に多いことが気になった。

「どうやったら出来るか?」のヒントをコーチが与えるのではなく、自分自身のチャレンジの中からヒントを発見したりコツを掴んでいく過程を味わって欲しいけど、欲張り過ぎなのか?

コーチとしては色々と考える。
・難易度が高すぎてチャレンジする意欲が湧かないのか?
・違う運動(遊び)をしたいのか?
・出来ないから諦めるのか?

様子を見ながら、思い出しながらアレコレ考えると一瞬で時間が過ぎていく。

例えば、大人の自分が「1回転半宙返り」をやってみてって言われたら、チャレンジすら出来んかもしれん。
「よーし!やってみよう!」
「惜しかった!もう1回チャレンジしてみよう!」
と思わせるための難易度や、転んで起きてボールを触るなど子どもたちが大好きなボール遊びとセットにした動きで子どもたちの興味を引いたりやる気を引き出したりした方が良いのかもしれん。

・5回チャレンジする中で何回目で出来た?
・5回チャレンジする中で何回成功出来た?
と声をかければ、その回数はチャレンジするが、同じことをやったり求めるにも、言葉のチョイス1つでチャレンジする回数や中身も変わってくるし、そのクラスやグループの集団によっても違ってくるので、正解などなく、いかに目の前の子どもたちの年代や特徴を知り、関わっていくのかという細かい部分にもこだわっていく必要がある。

何気ない1つの動気に対してそこまでコーチが工夫するべきなのか?
でも、それを低年齢の頃から続けていくと、そういう仕組みがないと意欲的に何度もチャレンジ出来んくなるんじゃないのか?
自分で課題やヒントに気付き、解決に向けて工夫や継続・挑戦できるスイッチや気持ちを自分自身である程度コントロールしていけるようになって次のカテゴリーに送り出していきたいけど、大事なのは目先だけじゃなくて数週間後や数ヶ月後、数年後にどうなっていくか…。

何がない1つの単純な動きを、年代や特徴・状況に応じてどうアレンジや工夫していくのが子どもたちの未来にとって良いのか?
それとも、子どもたちの未来へと思ってあれこれ考え過ぎることが成長のチャンスを奪ったり妨げたりする方向へ繋がってしまうのか。。

今日の昼は為末さんのnote読みながら現場で感じていることと照らし合わせて共感しながらも、さらに深く考えるとまた悩んできた。。

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正解のないのもに対しての自問自答やコーチ陣とのディスカッションは続く。。

そんな金曜日の夜。
以前なら当たり前のように外食しているであろう時に、外食自粛を続け「STAY HOME」のこの時間に最近感じるこのことに対して言語化・文字化して残しておく。
数週間後・数ヶ月後に何を感じ、何を思うのであろうか。。

Jun Fujii







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