異世界系、転生ジャンルで見たいろんなタイプ

を、今後の創作などに活かせるかなーなどと世迷言を言いながら気になったのでジャンル分けしてみました。
私の好みの範囲でこれくらいみたよ!って話なので、私の知らない範囲に知らない区分けがある可能性はある。

王道的な異世界転生チートもの。

神様が主人公を溺愛してるタイプか、生まれ変わって持ったスキルがめちゃくちゃ珍しいタイプ。
だいたい周りは女の子ばかりで主人公は無作為に惚れられハーレムを築く。
約8割くらいは性格が悪い。というかなんか小物的なザコい感じ。多分筆者の感情移入しやすい性格が反映されてる。
勿論いい子だっているぞ!

こういう話が飽和しすぎている為にただラスボスを倒すだけでは凡作となってしまうからなのか、後半のテコ入れで軍事ものになったり、旅行記になったり、恋愛ハーレムものになったり、ロボに乗ったりと、このタイプは後の話の流れが意味わからん方にねじれることが多い。


ファンタジー王道系勇者がほのぼのライフを送る話。

最強勇者がとある理由で田舎に引っ越すとか、姿をくらましてからスローライフ、とか。
死んで生まれ変わってチートする奴も相変わらずあった。
これは忙しさから逃れる、周りの目に疲れた、勇者辞めたいみたいな理由が多い。膝に矢を受けたりするのもある。
その他だと、歳取ったし勇者はもう終わりだなーみたいな引退型、おっさんは世代交代しろ!な追い出され型もある。
こっちはまぁわかるだろうけどおっさん主人公系。最近流行ってるよねおっさん主人公系。

このタイプはヒロインが田舎娘、異種人、ロリのいずれかが多い。ハーレムっぽくならないのがこのタイプの特徴。(ハーレムタイプもあるよ)
おっさん主人公系だと、引退型は↑タイプが多いが、追い出され型はまだ現役を自称するタイプもいるので、さすらいの何でも屋タイプか、一匹狼の旅行記的なものになりやすい。そしてこのタイプはロリを拾う確率がすごく高い。


異世界召喚チートした後の話

異世界転生もあったけど、どっちかというと「召喚されたただの学生がチートスキルを現代に持って帰る」という要素を求めるタイプが多く、いわゆる『学校にテロリストが侵入したのを一人で制圧』という厨二妄想を体現したタイプが多い。

そして現代異能ファンタジーになるか、召喚先の主人公ガチ恋勢が主人公を追っ掛けて逆転生かますハーレムタイプの2種が多い。

転生チート後の話はだいたい↑のスローライフ系に派生するか、実は夢だった!の夢落ちからの現代に帰還みたいなのが多数。


悪役令嬢、没落貴族もの

最近流行の「乙女ゲーの悪役令嬢に、ゲーム内容の記憶ありで転生した逆ハーレムもの」でございます。こういうのだあいすき!pixivとかで漁るほどたくさん読んだー!

二次夢系ではおなじみ「なり代わりジャンル」と呼ばれるもの。
ガワは既存キャラ、記憶はあり、だいたい人気キャラかモブキャラ(名前と顔が出るくらい)で主人公に負けるか敵勢力として死ぬタイプ(モブキャラの場合は例外もあり)というのが基本テンプレで、それをなろう創作でやったのがこのタイプ。

悪役令嬢なり代わり系は前世の記憶を駆使し、めっちゃ周りに信頼され好かれ、乙女ゲー悪役令嬢なのに乙女ゲー主人公になっているのが多い。
しかし世界の抑止力によってどんなに善人に振る舞っても周りに虐げられるタイプを「嫌われジャンル」と呼ぶ(私は嫌いなので読まないように自衛してるので、これがどうなるかとか、ジャンル内にどれくらいいるかとかは知らない)

変わって没落令嬢ものはゲームシナリオ通りに自ら進んで演じ、追放された先でのんびり過ごすタイプのお話。
中の人が貴族とか無理だわー!とか権力争いムリムリ!庶民に戻して!っていうタイプが多く、追放された後も、小さい頃に優しくしてあげた元小貴族や、昔気遣ったことがある憲兵or兵士や、幼馴染み従者やらの王道乙女ゲーから少しずれながらもまぁ王道的な逆ハーレムか、↑のスローライフ系みたく少数ほのぼの恋愛モノになるタイプが多い。


MMORPG系

某有名作品が流行った時にめっちゃ増えた。
今もたまに現れるけど、やっぱり異世界ファンタジー系との差異からかこのジャンルに入りづらいところはある。
昔は結局はゲームの中って括りがあって、リアルの生活描写とかも入るタイプが多かったが、最近は「フルダイブ」という体であくまでゲーム内での内容しか描写しないことが多い(長く続けばオフ会とかでリアルの話が増える)
こういう系はマイナー職、不人気職、上級者向けジョブなどを選んだ初心者プレイヤーがなんだかんだで使いこなして短いスパンで最強になるパターンが多く、最強になってからはハーレムもの、アクション物、恋愛ものと派生する。
これは珍しいことに女主人公の逆ハーレム、あるいはネナベ百合などのジャンルが結構ある。


◯◯世界最強系

王道チートものとかの派閥ではあるが、転生と、そもそも元からその世界の住民だった主人公で半々くらいの人気がある。
どっちタイプの主人公でも「人気ジョブやスキルの能力が最低値or素質なし」「平凡、または少し周りに劣っている」「平凡、誰でも当たり前に取得できる能力しか使えない」のいずれかか複数が初期設定。
そのあとは
1.なんらかの理由でもう使われなくなった魔法や技術やスキルを使えた→実はすごい人にそのことを知られて特訓…ルート
2.むしろどマイナー職についてそれのプロフェッショナルになる…ルート
3.ど平凡なジョブを一点特化で鍛えて逆にすごいスキル値になり最強…ルート
が主。
私が熱心に読んでた頃は1が多かったが、さっき確認兼ねてランキングとか検索で調べたところ、3が増えてきた印象。
その前は2が多かった(◯◯で世界最強みたいなタイトルがよく聞かれてコミカライズが増え始めたのは2タイプが多かった印象)

あとがきとか感想とかそのへん

さいきんは↑のジャンルでも「異世界転生もの×スローライフ」やら「悪役令嬢×成り上がりもの」やらのいいとこ取り混合タイプがあるので、こうやってつらつら書き出した「あるある設定」はもう古いのかもしれないね。なろうは好き嫌い分かれる物が多いのだけど、相手に押し付けたり、マウント取ったり、好きage他人sageとかしなけりゃ、好きは好き嫌いは嫌いでいいんではないでしょうかー。

最近はチートが過ぎてギャグになってるタイプが多いのが残念。 多分作者はシリアスアクションで書いてるところが更に温度差で、なろうは痒くなるから無理、っていう人の理由ってやっぱこの辺りなのかなーと。
でも私が好きな作品が世間様では俺TUEEEEとかイキリとかチートとか言われてしまい、私が痒くなってしまう作品が世間様では大絶賛されアニメ化してたりするから、結局は好みと作者と感性がどんだけ合致するかなのかなと思いました。

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