ベル、Chanty、Develop One's Faculties の３バンドが全国を駆け巡るツアー「二進化十進法」真っ只中！３バンドのギター４人のSPECIAL対談が実現！

rui　そもそもBCDツアーを僕以外、まだやっていないメンツが見事に揃うという。笑
白　そうですね。
タイゾ　そうですね。ツアーは初めてですね。
rui　大変なツアーなんですよ、これがまた。
タイゾ　どの辺が大変なんですか。
rui　催物が多すぎるという。。。
ルミナ　Twitterでは見たことあるんですけどね。
rui　Twitterは見たことあるの？
ルミナ　はい。加入した当初に遡ってみました。ツアーの思い出みたいな。
rui　大変なんですよ。あれやるの？っていうのをこれから体験していただくことになるんですけど。
白　楽しみですね。僕、人生で合同ツアーみたいなのやったことないんで。
rui　なるほどね。タイゾ君はこういう合同ツアーとかってやったことあるんですか？
タイゾ　ここまでロングなのは初めてだと思いますね。なんか東名阪だけとかは何回かありましたけど、こういう風に全国ずっと同じメンツで回るって初めてですね。
rui　楽しみ半分とドキドキが半分です。ルミナくんも初だよね。
ルミナ　そうですね。僕も初です。
rui　よかった。全員のお初をいただきます。
ルミナ　あ、捧げます。笑
rui　じゃあ早速、今日の対談の説明を。
ルミナ　俺伝えるの下手だから、ruiさんお願いします。笑
一同　笑
rui　今回の対談はBCDの僕ら四人でこう表立って話すこともないし、どんな人なのか伝わってないところもまだまだあると思うので、改めて四人とお客さんも含めてどういう人間たちなのかなっていう内側の面が伝わるような企画をルミナくんに用意してもらいました。
ルミナ　僕がルーレットを回すので、そのルーレットで出たお題を話してもらうという。”ごきげんよう"システムですね。何が出るかなって歌ってもらえたら盛り上がると思うんで。
一同　笑
ルミナ　じゃあまず誰からいきます？
白　あ、そっかそれも決めなきゃいけないですもんね。
ルミナ　じゃあ声を一番初めに出してくれた白くんから。
一同　笑
白　分かりました。
ルミナ　じゃあ白くんいきますよ。
白　いきますよぉ。何が出るかな何が出るかな♪
ルミナ　じゃあルーレットスタート！
一同　笑
ルミナ・白　何が出るかな何が出るかな♪
ルミナ　おぉ！きましたよ。初恋の思い出。
白　いきなりきた。あの僕これインストアイベントでも言ったこと一回あるんですけど、聞いたことない人がほとんどだと思うんで言いますね。小学校の時が初恋なんですけど女性を好きになるタイミングって結構まちまちじゃないですか。僕の場合、共感してくれる人も多少いると思うんですけど、好きになるというか気になるきっかけみたいなのがありまして、別に特別意識してなかった女友達がいたんですけど、ある日遊んでる時ですね、その子のパンチラを見たわけですよ。
タイゾ　ちょっと待って。笑
ルミナ　はやいきっかけがはやいぞ。笑
白　パンチラを見たきっかけであれ好きかもっていう女性を意識するようになって。
ルミナ　なるほどね。やや好きではあるが女性を好きになるきっかけをね。
rui　それは果たしてその子を好きになったのかパンツを好きになったのかっていう話ですよね。
白　多分どっちもですね。
タイゾ　ちなみにそれは色は白だったんですか？
白　なんかね、毛糸のしましまみたいな感じでしたね。
タイゾ　ふーん。
白　でそれをきっかけに・・・どうです？ちょっと共感できません？
一同　笑
ルミナ　あぁ。確かにそこで女の子を意識したってことですもんね。
白　そうそう。小学校の低学年ぐらいってまだ男女というよりかは、そういう仕切りみたいなのがなかった気がするんですよ。なんかないですか？パンツ見て好きになったこと。
rui 　ちょっとそれはないかな。笑
白　おかしいな。
ルミナ　でも俺一個覚えてるのが、プールの授業ってありました？
一同　ありました。ありました。
ルミナ　小学校低学年、一年生・二年生くらいって男女一緒に着替えてたじゃないですか。そん時にパッと見たら女の子がすっぽんっぽんだったのが今でも覚えてるっすね。
一同　笑
rui　隠さないタイプのやつがいたんだ。
ルミナ　隠さないタイプのやつがいたんですよ。
rui　なるほどなるほど。
ルミナ　すごい衝撃的で。
白　ルミナくんはその子を好きになったわけですね。
ルミナ　いや好きにはならなかったですね。僕は。
白　衝撃的だな、すっぽんっぽんは流石に見たことないです。
rui　だってあれでしょ、感覚的にはドラゴンボールでしょ？「オメェねえな」みたいなことでしょ？多分どうなんだろう家系にもよるんじゃないかな。うちは姉がいて、いとこが全員女だったから、性別を意識するのはだいぶ早かったと思う。
タイゾ　なるほど。そういうのもあるのかもね。
rui 　やっぱり意識してるのは深夜番組でもうとっくに意識してたはずだから。でも小五ってだいぶ遅いのかもね。
白　俺低学年くらいですよ、小二ぐらいです。
rui　パンツが小二か。
白　そうですね。パンツが小二でしたね。
タイゾ　結構はやいな。
rui 　そうなるとはやい。
白　逆にちょっとはやいですよね。
rui　そうなると多分ここは世代の分かれ目なところもあって我々的にも、もうインターネットでまだ若い時から見れるよ世代と、まだブックの世代。
タイゾ　懐かしいブック。
rui　道端ブック世代ですから。
タイゾ　公園によく落ちてましたからね。
rui　そうそう。何これー！みたいなね。
タイゾ　そうそう。雨に濡れた。笑
白　なんであれ道端に落ちてるんですか。
タイゾ　あれは多分処理に困って捨てるんですよ、みんな。
白　あぁなるほどなるほど。家じゃ捨てらんないからと。
rui　なるほど。そういうことだったのか。
タイゾ　多分。
rui　なんかね、自分はあれだったんですよ。自分が同じようにしてもらったように僕はこれをばら撒くっていうことで世の後輩たちに伝えていくんだと思って・・・
タイゾ　まじすか。
ルミナ　伝統だったんですかそういう？
rui 　そうそう。なんかこうやって下のものに次いでいくんだという、ばら撒き方はこういうことだったんじゃないかっていう。
タイゾ　なるほどですね。
rui　そうなんですよ。しかも絶対学校近辺の通学路に落とすっていう。
タイゾ　目につくように。笑
白　タチ悪いですねそれ。
rui　やっぱそういう風に"性への目覚め"っていうのをしていけばいいのかなっていう。
一同　笑
白　そういえばインタビュー始まってここまで"性への目覚め"の話ばっかしてますよね。
一同　笑

ルミナ　バンドらしい話がないんで次のターンにいきますか。
rui　次はじゃあそのまま若い順でルミナくん。
ルミナ　じゃあいきます！ルーレットスタート！
一同　何が出るかな何が出るかな♪
ルミナ　はい。ここ最近一番怒ったこと。
一同　おぉ。
rui 　いくらでもあるでしょ。
白　ルミナくんは怒りん坊ですか？
ルミナ　いや、そうでもないですね、僕は。
白　そうでもないんだ。
ルミナ　はい。僕よくコンビニ行くんですよ。なんでしょうね、深夜の店員のやる気のなさというか結構俺はそれがイラッとしちゃうんですよね。
タイゾ　怒っちゃう？
ルミナ　怒っちゃうというか、お客さんが来て、品出ししてるの分かるんですけど、商品ある程度選んだなって思ったら普通レジに来るじゃないですか。でも呼んでも一向に来ない時とか来たら来たで怒ってるみたいな。相手が不機嫌そうで、"品出し中なのに呼ぶんじゃねぇ"みたいな感じな態度を出してくるみたいな。。。"どういう事なんだ"ってすげぇ思うんですよね。
rui　すごい今もまだ怒ってるもんね。笑
ルミナ　思い出したらちょっと。笑
タイゾ　それはやっぱ深夜が多いの？
ルミナ　深夜が多いです。
タイゾ　あぁ、そうなんだ。
ルミナ　でも中々ね。なんだその態度みたいなのって言えないじゃないですか。
タイゾ　まぁまぁ確かに。
ルミナ　言えます？
タイゾ　いや、言えない。言えない。
ルミナ　言えないですよね。どうしたもんかうちの近所のコンビニだからこれからも出会うんですよその人に。
タイゾ　あぁ、それ嫌だね。
ルミナ　はい。だからその対処法をどうしようかなって。そのコンビニ行かないっていうのも負けた気がするし。
タイゾ　そうねぇ。
rui　すごいねぇ。めっちゃ単純な解決方法が一個だけあるんですよ。
ルミナ　なんですか。
rui　「疲れてんの？これでも飲んでよ」ってコーヒーあげると、"あ、あざっす"って絶対なる。
ルミナ　なるほど、仲良くなる。
白　賄賂っすね。
ルミナ　賄賂かぁ。
rui　単純な賄賂。
ルミナ　まぁ平和ですもんね。
rui　頑張れお前って。
白　平和的な解決ではありますね。
タイゾ　それでもし疲れてねぇよって言われたらどうしましょ。
一同　笑
rui　疲れてねぇよって言ったら、「じゃあお前なんでそんな態度なのか言ってみろぉ」ってそこから説教が始まる。
タイゾ　あぁ、なるほど、結局バトルになるわけですね。
ルミナ　バトルかぁ。
白　つまりあれですね、ruiさんを連れて行くっていうのが一番解決法っすね。
ルミナ　解決しそう。冷静に叱ってくれそうっすよね。
rui　いやいやいや、いやもうね、なんでかスタートしちゃうから。
一同　笑
白　一番やっぱ最終的にバトルに発展しそうなんでruiさんがいてくれると一番解決かと。
ルミナ　助かりました。モヤモヤが解決しました。
rui　BCDツアー中にそれあったらリアルにやることになるじゃん。
タイゾ　ツアー中ずっと近くにいますからね。
rui　コンビニ店員がってなったらじゃあ行くねってなっちゃうから。
一同　笑
ルミナ　コンビニに付き添いしてくれる感じになっちゃいますよね。
rui　どれどれってこいつねって。笑

ルミナ　じゃあ、次いきましょう。
タイゾ　じゃあ、ワシいきます。
ルミナ　いきまーす。ルーレットスタート！
一同　何が出るかな何が出るかな♪
ルミナ　はい！BCDツアーで一番仲良くしたい人！
タイゾ　これ一人ってこと？
ルミナ　まぁ一番なんでね。
タイゾ　わぁあ一番か。。決めるのムズいなぁ。
rui　そうねぇ、これに関してはね。
ルミナ　例えば、一番この人のことを知りたいとかでもいいですよ。
タイゾ　なるほど。DOFもChantyも対バンも結構してるんだけど、人物的に掘り下げるところまではまだ正直いってないんですよ。それを考えると結構実はruiさんなんですよね。
rui 　あら、それは嬉しい。
タイゾ　なんかそれこそ対バンは結構いっぱいしてきましたけど、で好きな音楽の話とかはしたけどそっから先の話って意外としてなくて。
rui　確かにね。
タイゾ　そうなんですよ。結構気になることが多いので私はこのツアーでruiさんを丸裸にしようかと思ってます。
rui　もう、ほとんど丸裸に等しいぐらい喋り散らしてる。(笑) 僕も割とギター隊三人は色々喋りたいなと思ってるんだけど、それこそね、ルミナくんなんて一番謎すぎる。
ルミナ　そうですか？
rui　なんでそもそもその年齢でヴィジュアル系やろうと思ったんだろうとかね。
一同　あぁ。
rui　どんな憧れで始まったのかが。
ルミナ　それはおいおい飯でも行きながら話合いますか。
rui　本当にまさにそうなんですよ。なんだろう人のバックボーンとかってライブ観てると結構分かったりするじゃない。多分この人体の中にちょっとあの人感流れてるなみたいなのあるじゃん。俺以外の三人がそれが辿りずらい。
タイゾ　でも俺、それだと正直、誰も分かんないですよ。
rui　本当に？
タイゾ　はい。ライブ観ててこの人このアーティスト好きなんだろうなって俺はあんまり分かんないですよ。
rui　なんかモロでてる人とかいるじゃん、hideの血を感じる人とか。
タイゾ　ボーカリストは分かりやすいですよ、結構。正直、”そのままやん"みたいな人もいるんで。でもなんか楽器隊って結構難しくないですか？
白　そうですね。リハで何を弾くかによるんですかね。
タイゾ　そうですね。リハで曲やる前の音出しとかで結構、”おっ！"て思ったりするんですけど。あれ、好きなのかなみたいな。
白　確かにそんぐらいかもしれないです。
rui　ベルはね。割と色濃く出てくるからね、それがリハ中に。
タイゾ　確かにそうかもしれない。
rui　リズム隊が特にね。
タイゾ　そうですね。
rui　そこにギター隊がのってくるからね。
タイゾ　急に始まるんですよ。
rui　ね。急に始まるよね。でもその時にルミナくんはのっかってこないから、それがまた気になるんだよ。そこは通ってないだろうって思ってたらやっぱ通ってないよなってなる。
一同　笑
タイゾ　確かにその辺のバックボーンもやっぱ気になりますね、みんな。
rui　ねぇ。ただ、白くんはちょっとだけ、あっなるほどなって思ったことがちょっと前にあって。
白　おぉ、本当ですか。
rui　SCAPEGOATのSayula臭を感じるのはちょっと分かった気がする。
白　あぁ、そうなんですよ、それはありますね。
rui　近いことは感じるなって。
白　そうですね。前のバンドの頃から関わりがあって、他のバンドのギターの人と一番仲良くさせてもらってたのがSayulaさんなんです。それで結構ライブも観に行ってたりもしてたんで身近なところだったらSayulaさんに一番影響受けてるかもしれないですね。
rui　それ凄い感じる。足元の目線の落とし方とね、足のやり方が凄い感じる。
白　あぁ、本当ですか。
タイゾ　めっちゃ見てる。
ルミナ　凄い見られてるじゃん。
rui　結構ね。俺人のエフェクトボード組む瞬間とか、目線上げる瞬間とか手上げる瞬間とかめっちゃ見るんだよね。そこが一番その人の素の部分だから。
タイゾ　ヤベェなこれ。丸裸にされるパターン。笑
一同　笑
白　一番脱がせられる人が・・・
rui 　めっちゃ見ちゃうっていうのそういうの。
白　このツアーでみんなすっぽんっぽんさせられますよ。
ルミナ　結局、パンツからすっぽんぽんの話に戻ってきちゃう。全部繋がってるんですよ。
タイゾ　綺麗な流れだ。
rui　いい流れだ。

ルミナ　次がラストのお題ってことですかね。ruiさんいきますよ。ルーレットスタート！
一同　何が出るかな何が出るかな♪
ルミナ　はい！ここでしか言えないバンドの裏話。
一同　おぉー。
rui　山ほどあるんだけどそんなこと。
ルミナ　他のメンバーがいないとこで話すっていうね。
rui　ねぇ。なんたって今撮影中なんですけど四人中二人遅刻してますからね。
白　ちなみに誰がよく遅刻してますか？
rui　うちは基本的にHiromuくん以外の、あぁでもyuyaくんも時間にきっちりしてるのよ。
白　きっちりしてるんですね。
rui　そうきっちりしてる。めちゃめちゃ。うちは年長二人が時間にスーパールーズで。
タイゾ　あれあれあれ。
ルミナ　ruiさんも。
rui　そうなんですよ。僕、スーパー気分屋なんで。それこそ元々時間決めしてどっか時間に集合とかライブの入り前とかに来るとかは気が乗らないと行けないっていう。
一同　へぇ。
rui　そういう人だったんですよ、元々が。徐々にバンドを二つぐらい経たことによって時間は守らないといけないっていうことを知るっていう。
白　バンドを義務教育にした方がいいっすね。
rui　そうですね。あのちゃんとした義務教育とかやってこなかったんで。あとここでしか言えないっていうか、多分ギター隊ならではの話かもしれないけど。RECの時ってみんなどの程度頭の中にアレンジの構成をしてくんだろうっていう。作曲人たちは結構これってあるんと思うんですけど、作曲してない人たちは何パターンぐらい考えてるんだろうなぁっていう。
白　あぁ。僕は男の１パターンですね。
rui　男すぎる。
白　たまにその場で思いついて変えることもあるんですけど、基本的にはこれっていうのを考えていっちゃいますね。
rui　なるほど。
ルミナ　僕は結構タイゾさんの曲だとあんまりもうギターを変えたりしないんですよ。明弥さんの曲だと結構その場で考えたりとか。そんな感じかな。
タイゾ　私はですね。ちょっとこれは時代背景も含まれる話になってくるんですけど、昔って宅録がそんなにできなかったので、レコーディングスタジオで絶対に仕上げなきゃいけないってプレッシャーもあったんで、宅録ができない昔はもうフレーズ決め込み型だったんですよ、絶対これを弾くっていうのを決めて。なんなら、紙にメモして、時間内に録るって感じだったんですけど。最近、宅録が主流になってきてからは、言ってみれば家で自由な時間使って録れるので、弾いてみてちょっと変えたいところは考えて変えたりって感じに変わりましたね。昔はかっちり今は自由って感じです。
rui　まさかのなんですけど、僕、RECの気分なんですよね。頭に５・６パターンぐらい考えてくるんですよ。
タイゾ　結構いっぱいありますね。
rui　なんかこんな感じかなって考えてて、DOFになってからはyuyaのスタジオで主に作業してるんだけど、元々デモが出来上がってきた時に、もうこれでいいじゃんってぐらい完璧なギターがバシンってのってくるの。なんですけど、ここは変えといた方がいいだろうっていうのが頭に６パターンぐらいバーって浮かんでて、こんな感じかなっていうのを大体弾いて、んーそれじゃないってジャッジが来る時があるんですよ。「それじゃない。あら、じゃあゼロになっちゃうは」って。そっからフリーが始まるんですよ。ちなみに今回、BCDのオムニバスで出してる曲はフレーズのほとんどが当日その場でぶっつけで弾いてるやつなんですよ。DOF大体それで、なんかその時二人で話してて、もっとこっちの方がよくない？っていうのが大体ギターのフレーズって互いにで出てきちゃうんですよ。あれ、もっとこっちの方がよくね？みたいな。
白　互いにブラッシュアップしていくみたいな感じですね。
rui　そうですね。マイナスする時もあれば、プラスしていく時もあったりとか。和音の重ね方とかも「この一音外さない？とか、この一音はオンでいいじゃないかな、普通のコード内に納めていいんじゃないかな」みたいな。
白　わぁ、凝ってますね。
rui　一音で二人して２,３０分くらいあーでもない、こーでもない、言ってる時がある。
白　でもスタジオで作業できる強みですよね、そういうのって。レコスタだとそれできないですもんね。
rui　しかもスタジオでデモを何回もやってるのに、結局、RECする時は変えるっていう。。
タイゾ　じゃあ、あれだ、ギリギリまでプリプロをしながら録るスタイルですね。
rui　一番厄介なのが、家に帰ってきて、何弾いたっけってなる時が一番やばい。あれ、俺今日何弾いてたっけなみたいな。
タイゾ　でも、当日決めたら絶対そうなっちゃいますよね。
ルミナ　思い出すのが難しそうだけど。
rui　それこそ「peace」って曲があって。よくよく思い出したら、"あ、やべぇこんなに指開かない"っていう、開きを実際録ってたのを思い出して、これは。。。ってなる。
タイゾ　録ってた時は開いて録ってるんですよね。
rui　そう。座ってるんで開いて録ってるんだけど、よくよくこう指合わせてくと一弦の７ぐらいに人差し指があって小指があの四弦の１２ぐらいにあるんですよ。
タイゾ　それはおかしいですね。
rui　おやおや？と思って。
白　手でか。
一同　笑
タイゾ　そんなの絶対届かない。
白　座ってても届かないですよ。
rui　割とそういうのをやりがちでDOFになってから。そのどうしても自分っていうギターリストとしてキャラクターみたいなのを確立する時に他の人と差別化できる自分が一個ある部分といえば多分アルペジオの音使いなのかなって思ったりしてる。
タイゾ　あぁ、確かに。
rui　それでここは手抜けないかもって思うとそういうふうにいっちゃう。だからえらい指の開き方をしてしまった時にマジで後悔する。
タイゾ　ライブでやんなきゃいけないですからね。
rui　マジでやってしまったと思いますね。こんな曲が多分６曲ぐらいあるんですよ、DOF。
白　ライブで弾きたくないなって思うやつですね多分。
rui　そうなんですけど。
ルミナ　それは弾けるように変えてるんですか？
rui　いや、変える時もあればそのままいく時も全然あるんですよ。最終的にはそのままいくんですよ。
白　多分、ruiさんがギター持ち上げて弾いてる時はそういう時ですよね。
rui　そういう事です。スローな曲にそれを持ってきがちなんですよ。そうなるとそういうことになっちゃう。大変なことになるんですよ。
白　あれも意味分かんないですよね、絶対出来ないですから。
rui　最近も言われた気がします。どうなってるんですか？って言われた時にこうなってるよって言った時に、え？って言われたんで。
白　単純にパワーで挟んでるだけっていう。
rui　そうそうそう。
白　おかしいおかしい。
rui　ありがたいそう言ってもらえることが、年の功ですよ。
タイゾ　俺、最初ストラップに仕掛けがあるのかと思っていましたからね。
白　思いました思いました。
タイゾ　そしたら、ただの指っていうね、よく分かんない。
rui　じゃああとは各々、ライブ中の失敗談を話して終わりましょうか。
白　今、一個だけ思いついたんですけど、確か新潟新潟 GOLDEN PIGSで前のバンドでの話なんですけど、ライブやってた時にライブの最後で、ジャーンってやって締めるところあるじゃないですか、あの時にちょっとエモーショナルになりすぎて自分のアンプにダイブしてアンプぶっ倒してそのまま終わるっていうライブが一回ありましたね。
タイゾ　全然、想像つかないな。
白　普通に回転した勢いで足がモタついてそのまま自分のアンプに突っ込んでいくっていう。
タイゾ　そういうことか。笑
白　そう。やりたくてやったんじゃなくて、普通に転んじゃってアンプをぶっ倒すみたいなのがありましたね。
rui　確かに、それは失敗談かもしれない。なんかどこのバンドも、自分はないけど一回経験してそうなやつですよね、アンプぶっ倒す系は。
白　最近見ないですけど、ちょこちょこ見たことありましたね、前は。
ルミナ　僕も前のバンドになるんですけど、一回オープニングアクトで４７都道府県を周ったことがあって、その時の札幌の「ペニーレーン24」っていう会場でライブしたんですけど、当時イナバウアーみたいな感じでギター弾くのにハマってて、自分で体剃りながらステージから落ちて一瞬意識失ったっていう。笑
rui　ちょっと待って、今とかけ離れるな。笑
タイゾ　こわ。
白　それは危ない。
rui　危うく人生失脚することになってるじゃん。
ルミナ　それが一番デカい出来事ですね。笑
rui　やっぱ、ステージ高いと危ないんですよね。なんでステージ高いってだけでちょっと怖いのかなって思うもん最近。やっぱ落ちるってことが真っ先に頭によぎるんですよね。落ちたことありますか？
一同　ありますね。
ルミナ　ありますよね、みんな。
白　ありますね。
タイゾ　あるある。
rui　今は江坂MUSE HALLになったんだけど、まだ名前が違う頃、江坂ブーミンホール。出てった時に思った以上に会場が暗くて、まだ前いけると思ったらスンって落ちたことあって。
一同　笑
rui　あそこボーカルのところのモニターだけ、別で独立して2台だけ立ってたんですよ、当時。だからそのスピーカーの真ん中に行くと落ちるっていうふうになってる。しかもまぁまぁブーミンホールステージが高いんですね。転げ落ちた時にお客さんが死ぬほど笑ってたんですけど、僕も死ぬほど面白くてその後のライブは楽しかったっていう記憶しかないです。
白　でも、笑いに変えられてたら全然いいですね。
rui　僕すぐハプニング面白がっちゃうんで、だめなんですよね。
タイゾ　いやちょっとそれは分かりますね。
rui　なんかメンバートラブルとかテンション上がんないですか？
白　あぁ。分かります。分かります。
rui　なんか自分がトラブルとめっちゃ焦るけどメンバートラブルは。笑
一同　笑
タイゾ　あれなんででしょうね。
rui　連帯感とはまたちょっと違う、別のやつが出てくるんですよ。あ、これやり時？みたいな。ってことは多分これを体験してる人はそれぞれがそれぞれにそれなりの多分逆境を乗り越えてきてるはずなんですよね。
タイゾ　あぁ、そうですね。おそらく。
rui　やべぇ時、あるからな本当に。タイゾくんも失敗なんかある？
タイゾ　ありますよ。今思い出した。人生で最初に組んだバンドの池袋サイバーでやってた時の話なんですけど。普通に対バンイベントで当時ステージから去る時にギターを毎回投げて帰ってたんですよ、ちょっと若気の至で。
rui　ロックすぎる。
タイゾ　ロックすぎちゃって。でも軽めにバンって投げて帰ってたぐらいだったんですけど、その時のライブがちょっとテンション上がりすぎて、いわゆるあれですよ、ヘッドから持ってステージにバンって叩きつけちゃって。もうヘッドがボキって折れて、折れた瞬間に"うわ折れた"って思ったけど、"うわ折れた"って顔をしちゃダメだから、そこはちゃんとカッコつけてステージ去ったんですけど、幕が閉まった瞬間に「おい、大丈夫か！」ってギターに駆け寄った時にはもう遅くて。
一同　笑
タイゾ　もう息絶えてて、しかもバンド始めたてだったからサブのギターなんて持ってないし、だから次の日悲しみに暮れながら新しいギターを買いに行くっていうのをやっちゃいましたね。
一同　笑
ルミナ　その場のアドレナリンで。
タイゾ　アドレナリンでやっちゃった。よくないね。本当に。
白　めっちゃ後悔するやつですは。
タイゾ　楽器は大事に扱わないとダメだよ。
一同　笑
rui　本当そうなんですよね。楽器は本当寄り添っておかないといけないんで。
タイゾ　でもやっぱ昔って自分の好きなアーティストがギターぶっ壊すパフォーマンスとか見て、うわぁかっけぇってのがちょっとあったんで。
白　ありましたね。
タイゾ　そう、だからやりたくなっちゃったんだよね。
rui　逆にサイバーに床代請求されなくて良かったですね。
タイゾ　そうなんですよ。そこもちょっと心配してたんですけど。
rui　サイバーごとき床代なんて言ってくんなよって思っちゃうけど。
タイゾ　今はなきサイバーですけどね。
rui　対談なんてね、多分俺話し出したら一番キリがないくらい出てくるんですよ。DOFになってから何回怪我したことかも分からないし、僕も言ってしまえば人からの影響でよくクルクルステージングで回るんですよ。ギターを弧を描くようにギター回しの回しじゃなくて、体ごといくタイプの回しあるじゃないですか。
タイゾ　はい、ありますね。
rui　ちょっと前にえんそくのJoeさんがずっこけてた。あれでギターがストラップピンから切れて飛ぶってことが一回あって、うわぁギター飛んだってなってギター拾いにいってギターカチンって付けようとしてカチンの元自体がストラップの方に付いてて、ネジがそもそもスパンって切れてたんですよ。だからネジ元自体がボディの中に埋まってる状態で、”おうっ"てなって。
白　一番やばいやつですね。
rui　そうですね。まだ二曲目で。"うわ、やったわぁ"って思ったんですけど、まぁあのご存知の通りギターが宙に浮くタイプの人間なんで、とりあえずその曲はやり切ったんですよ。で、やり切った時にごめんごめんって言って止めてガムテでぐるぐる巻きにして、よくあるパンクスタイルでやり切るんですけど。ストラップきれる、ストラップ外れる、ストラップ飛ぶはみんな経験あると思うんですよ。
一同　そうですね。
rui　つい最近もストラップピンが緩くて、スンって抜けてストラップだけプランっていう瞬間があったんですけど、まぁストラップ外れてもライブはできるしなって思いながら、一切動じなくなっちゃったんですよ、そういうことに。ただ同じくギターがバンって叩きつけられた瞬間は、わぁーってなったんですけど、会場がWESTだったんですよ、”わぁー修理費"ってすぐなったんですよね、これはやばいぞって。他には頭かち割るとか。
ルミナ　えぇー。
rui　マイクスタンドが飛んできて、当時のボーカルの人がパートがボーカルじゃなくて殺し屋って人だったんで、皆殺しにしてやるって言いながら蹴ったマイクスタンドが僕の頭にバチっこんって当たって頭部真ん中からかち割れる、鮮血の郡山CLUB #9 って割と有名な僕の失敗談がありますね。
タイゾ　それどうしようもないですもんね。
rui　 当たったところで僕的にはライブ中だったんで痛くなかったですよ。だけどお客さんの顔は青ざめていくんでなんでかなと思ったら、僕の顔が血だらけだったっていう。
白　ハロウィンになっちゃった。
rui　そうちょっと時期早なハロウィンに、真冬だったんですけど。
白　身内に殺されるかける。
rui　でも当時ね、各々五人バンドスタイルを経験してると思うんですけど、五人バンドってステージ荒れるんですよ。だって五人バンドで名古屋ミュージックファームでやるって大変なんですよ。だめだ、例えが分かりづらいな。
一同　笑
白　浦和ナルシスとかどうですか。
rui　ちょっと広いんですよね。
タイゾ　でも、ナルシス、五人バンドだと下手ほぼ動けないですよ。
rui　ナルシス、五人の下手きついなぁ。
タイゾ　きついですよね。すぐ横に照明があるから、もう暑くて、めっちゃ照らしてくるやんって。
一同　笑
白　熱、感じてますやんって。
タイゾ　熱、感じるんですよ。
rui　あれだよね。仙台Hookのムービングが上手の目の前にあるのと同じくらい辛い心境ってことだよね。
タイゾ　あぁ、そうですね。近いですね。
rui　お前どこにあるんだよ、みたいな。だって、ブーンって動いて俺、頭かすったことあるもんね。こういう失敗をしたせいで、失敗をしなくなってきたんですよ、徐々にね。
ルミナ　とにかくBCDツアーは怪我のないようにしたいですね。
rui　いい締め方するね。じゃあ怪我のないように楽しめたらいいなぁってことでよろしいですね。今日やって思ったんですけどズームで人をまとめる話し方をするのは難しいね。ツアー中でどこかで四人でツイキャスをするっていうのでいかがでしょうか。
一同　あぁ、いいですね。
タイゾ　やりましょう是非。
rui　それをどこかでやれたらと思うのでっていう公約をここで果たしつつ、今日はこんなところでよろしいでしょうか。
一同　ありがとうございました。お疲れ様です。