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FIVESTARS MAGAZINE 006 アルルカン INTERVIEW

FIVESTARS MAGAZINE produce by fiveStars

 最新作「PICTURES」が、MV解禁からかなり話題になっています。アルバム「MONSTER」から半年たった今なぜこのような楽曲を発表することになったのかを率直にお聞きしたいです。
 そうですね。「MONSTER」は良かった。自分らでもそう思うしお客さんにもすごい良い反応もらえたんじゃないかなと思ってるんですけど、次どうしようかなって考えた時に武道館っていうひとまずの目標として口にした所に行くにあたって、この延長線上でやってる限りは届かないなと思ったんで、それなりにいろいろなものに触れてみて、自分の中で戦えるものはなんなんだろうってなった時に今までどうだったかもすごい大事なんですけど、これから何ができるのか本気で探さないとやばいなと思って、脈絡よりも一番最大限のパフォーマンスで胸ぐらを掴めるって言ったらなんやろうなってなった時にこれになりました。
 この曲はいわゆるこれまでのアルルカンというんですかね、暁さんご自身の過去を曲で吐き出したという楽曲になるのでしょうか。
 そういう見方が多いと思うんですけど、「MONSTER」のタイミングで知ってもらった人も含めてアルルカンの歩みを知らない人もなんとなく触れてもらったりとか、追いかけてくれてる人は”おぉっ"て思う内容ではあると思うんですけど、それがあった上で自分なりにどう克服したのかとか、最後の歌詞の「これからの話をしよう」って歌詞通りで、そこにすごい意味があるというか。なので前に進むっていうその一点を伝えたい曲ですね。扱うテーマがなんであれ音楽がくれるパワーっていうのはそこやと思うんですよ。一緒に堕ちていくような曲もあれば肩を叩くような曲もある。これは胸ぐらを掴む曲で。俺はなんか最終的に聴いてくれてる人アルルカンを知ってくれてる人とか出会った人に対して頑張れよっていうんじゃなくて俺はこう思ってこれからこういうふうに生きていくよみたいなことを表現した時に結果的にお互い頑張ろうみたいなことが言えたらいいなっていうのが大きなところで。だから歌詞に関しては過去を描いてはいるんですけど、伝えたいことに関してはそこ自体にはあまり意味はないというか、これが嫌やった、こんなに大変やったんやみたいなことではないというか、結果的に俺全然あかんかったけど、今は大丈夫みたいなことを歌詞の中でも言ってるんで、そういう感じで聴いてくれたら嬉しいです。
 もちろん曲の最後が「これからの話をしよう」という言葉で締め括られているので、そこで全て収まりがつくと思いますし、そこが最も伝えたいことであるというのは今の暁さんの言葉からも伝わるのですが、やはり最初聴いた人はそれまでの歌詞に注目してしまうところもあると思いますが、これは暁さんにとってのリアルなストーリーなんですよね。
 そうですね。割と九年もあるんで最初もっと長かったんですけど、それをパァッと自分なりに。実体験だと思います。なので多分アルルカンをずっとみてる人は心当たりのある文章が並んでるんじゃないかなと思うんですけど、僕が言ってたことだったり、この時のことだったのかなってのは聴いてて分かるというか。
 この曲がオフィシャルのYouTubeで公開された後のコメント欄もチラチラ見させていただきましたが、やはりいろいろな意見があって、人によっては聴きたくないというか、受け入れられない現実も中にはあるのかなと思ったのですが、その辺はあらかじめ分かっていて歌詞にしたということでしょうか。
 そうですね。ざわつくやろうなとは思ってました。実際レコーディングの現場でやってみて、言葉を選んだ方が良いかなって思った部分があったりしましたけど、メンバーと話してそういう曲じゃないねって自然になったので自分から出てきたワードをそのまま使いました。なので例えば説明しないと解らない部分もありますね。「彼女がいなきゃ多分ダメだった」とか。これは初代マネージャーのことなんですけど。今は二代目マネージャーとアルルカンはやってて、九年バンドをやってて今が一番バンドが楽しいですみたいなことをライブだったり、インタビューだったりで僕はちょこちょこ言える様になったんですけど、そんな自分が歌詞を書きながら振り返った時に、ああでも潰れそうな時とか今思うとめちゃくちゃだったよなってことがあったときに、彼女が居なかったら今こんな風に頑張れてなかったなっていうのがぶわーっと出て来たんですよね。それも歌詞が進んでいくにつれて、マネージャーっていう呼び方に変わるんですけど、気持ちの移り変わりというか、本当に実体験というかリアルというか感じたことを形にしてて。ざわつくのは解ってたけど全部をかけて精一杯挑戦していくこれからの一歩に出来たと思ってます。

 この曲は奈緒さん作曲となっていますが、この曲の完成がこのようなかたちになるのを想像されてましたか。
奈緒 全くないです。一番最初MONSTER」を作ってから、次どうするかみたいな話になって、全然僕はビジョンなくて、ただみんなと話してる中で焼き回しは良くないなってところはあったので、アルルカンで今までやったことのない感じで、それだけを頭に入れて曲を作ろうみたいな感じだったんですけど。僕はどちらかというと結構ハードめな曲をいこうかなと思ってたんですけど、メンバーと話してて、ハードな感じで聴く人を選ぶ曲じゃなくて広い層に届く曲にいくんだなってなって、だから結構ボツになった曲が五、六曲あって最終的に自分でも判断ができなかったのでプロデューサーと一緒に一個づつボツになったところからすくい上げながら合成させていったみたいな感じなんですけど、最初メロディーができなくてどうしようってサビだけひたすらキーボードで手打ちして、これにしますってところまで出来上がって、AメロとかBメロどうしようみたいな状態でこのまま作っててもラチがあかないなって思って、とりあえずメンバーに投げて結果的にこうなったっていう感じですかね。
 実際、暁さんの言葉がのった時の印象はいかがでしたか。
奈緒 最初歌詞が2パターンあったんですけど、ちゃんと譜割りを意識して並んだ歌詞と、もう一個は今までの時系列が箇条書きみたいに並んでたやつがあって、それが今の歌詞なんですけど、最初これ曲三回ぐらい回さないと全部歌詞入らんくない?みたいな感じだったんですよ。でも歌詞のワードだったりリアルさってところで、おそらくこういう言葉を今アルルカンが歌うべきなんだろうなっていうのでこっちを押したんですけど、そうなるとやっぱりメロディどうしようってなるんですけど、いやこの歌詞がハマるんだったらメロディーっていう概念を捨てようってなってポエトリーの方向に進みました。
 メンバーの皆さんもSNSで少し触れられていましたが、やはりこの曲に対しては賛否あると思うんですけどあえて、この曲を発表することはそういう賛否を含めて受け止める覚悟あったと思いますが実際楽曲を発表されてファンの方の声も皆さんにも届き始めた今の皆さんのそれぞれの想いを聞かせてください。
來堵 僕は発表する前も後も気持ちとしては全然変わってなくて、最初に歌詞を受け取った時はやっぱり暁の言葉として捉えてた部分が多かったんですけど、楽曲製作していく中で、その時系列の中に自分がいることだったり、現状、楽曲制作とかでも精進してってる中でも上手くいかないもどかしさの中で、どうにか掴みたいものがあったりとか、そういう気持ちのリンクがすごいあったりして、この曲が生まれたからこそ強くあれるって気持ちが強いです。賛否はあるかもしれないですけど、好き好みってそれぞれに当たり前にあると思うんです。このメッセージはしっかり読み取ってもらえれば全員が前を向ける一曲になっていると思います。
奈緒 僕はこの曲を作っていこうって中で途中から本当にこれ大丈夫かなみたいな感じだったんですけど、今アルルカンって「世界の終わりと夜明け前」からMONSTER」を経て結構一つ一つのメッセージがより大事になっていってるバンドだなって思ってるんですけど、そう考えるとMONSTER」からのこれってかなりパンチ効いてるし、いろんなところに刺さるだろうなって思うんです。アルルカンって元々メロディーがいいとか切ないのと激しい部分を融合してやってるっていうのが売りだったので、そういうアルルカンの良さみたいなところでいくとこの曲って全然そこと被ってないんですよ。メロディーもちょっとしかないし、曲もポエトリーにしたのでオケが結構単調なんですよ。それって邪魔しないようにってのもあってそういうオケにしたんですけど、昔からずっと知ってくれてるファンとか今までのアルルカンが好きで新曲を楽しみにして聴いてくれた時の衝撃って悪い意味で結構あると思うんですよね。でも僕はやっぱりアルルカンを知らない層にアルルカンっていうバンドがいるっていうのと、アルルカンってこんなバンドなんです、こんなにいっぱいいい曲あるんですっていうのが、この曲を通して知ってもらうってことが一番大事かなって思ってって、だから賛否両論っていろんなところで騒いでもらえたのって僕からしたら願ったり叶ったりというか、それをきっかけにすごいバンドいるなっていうのから、他の曲聴いてみようみたいになればいいなって。それで前回リリースしたMONSTER」だったりそれまでにリリースした曲達に触れてもらって、こんな曲あるんだ、あんな曲あるんだって色々知ってもらうのが今回一番で、それが次のライブに繋がるかなと思って。僕もSNSで言ったんですけど「PICTURES」だけ聴いて「PICTURES」がアルルカンなんだっていうふうにはあんま思って欲しくなくて「PICTURES」は一つのきっかけに過ぎなくて僕らの成長過程の本当に一つのきっかけみたいなものであって、アルルカンをそれがきっかけでいろんな人に知ってもらえたらいいなって感じですね。
 確かに入り口にするには充分なインパクトですよね。
奈緒 そうなんですよ。賛否両論あることに対してはさっき言った願ったり叶ったりじゃないですけど、もっと沢山いろんなところに引っかかってもらって、まず知ってもらうってことにみんないってくれるいいなと思ってますね。
祥平 これだけ長くやってきたわけで、それを側で見てきた自分としては歌詞も結構自分そのものだなって思ってるところが強いんで、賛否両論あるって言いましたけど、この曲を出すってなった時に昔だったら気にしてた部分もあると思うんですけど、今は気にせず迷いもなくありのままで立てれるかなと思ってます。
 それだけ今までも含めて今のアルルカンに自信があるってことなのでしょうか。
祥平 そうですね。全く関係ないですけどYouTubeで解禁されて全く関係のない方面からこの曲いいですねって連絡が来たりすること結構多くて。
 くる!友達とかめっちゃきた俺。
祥平 ね!くるよね!別に話す用事ないけどなって思ってた友達から電話あって、そしたら、あれいいじゃんみたいな感じでいきなり連絡くること増えましたね。
堕門 さっきいろんな方面からの連絡がくるっていう話がありましたけど、僕もそうなんですよ、この歌詞って夢を追ってる人からするとめちゃくちゃ刺さる歌詞だと思っていて、僕達九年間の活動してきた中で、その間にあったことを書いて最後の最後にはしっかりと前向いて"これから"っていう部分に重きを置いていて、それってものすごく夢を追ってる人から見ると前を向ける曲だなって思ってて、バンドのスタッフさんだったり照明さんとかPAさんだったりとか音楽を好きでいてくれてる人達とかからすごく連絡も来ましたし、知り合いの大道芸人さんとかからも連絡きましたね。全く関係ない方面からも、あぁやっぱりいろいろな人達が聴いて刺さってくれてるんだって思いますね。みんなも言ってた通り賛否両論はありますけど、この曲を出してよかったなと思います。
 先ほど少しお話がありましたが、曲の最後が「これからの話をしよう」という言葉で締め括られていますが、暁さんがこの曲で一番伝えたいことというか、訴えたいことはどんなことなのでしょうか。
 楽しいことも苦しいことも生きてりゃ色々あって、それ自体に特に意味はないというか、そこからどう進むのかにしか意味がないというか、それはただの事実でしかないんで、その時に俺は前を向こうって思ったよっていう。俺がもうちょっといろいろなことができるようになっても無責任に頑張れよみたいなこと言えないと思うんですよね。だから色々あると思うけどそれを受けてどうするか、そこから決断に初めて自分っていうものが生まれる。聴いてくれた人が悩んだり迷う時、そこで本当に君が望む一歩に進めるように、その方向に引っ張られるような力を与えられる曲だったらいいなと思いますね。進んで欲しいなってところですかね。

 カップリングの二曲についてもお話をお聞きしたいと思います。まず「SPELL」ですね。作曲者の奈緒さん、この曲の解説をお願いできますでしょうか。
奈緒 ライブ曲って感じで作ったんですけど、ハードな曲を表題でできないってなった時に僕のフラストレーションの行き場がそこ見たいな感じの曲ですね。だから無茶苦茶やってやろうって感じでメロディもしっかりあって、めちゃめちゃに暴れてデジタル要素もあって、ごちゃ混ぜだけどアルルカンですみたいな曲を意識して作ったのがこの曲ですね。「PICTURES」からしっかり対比になる曲を作ろうと思ってという感じですね。
 暁さんはいかがでしょうか。
暁 これからを本気で考えた時に「PICTURES」を出して、よりかっこよくありたいって思った時に自分自身で一歩踏み出さないと行けないってことがあって、今までよく分からない縛りの中に自分でいたんだろうなってところがあって、かっこいいことをやりたくてバンドを初めて知らないうちに自分の中に染み付いていった呪いみたいなものがあって、呪いって「まじない」って読むじゃないですか、やっぱり口に出していくしかないよなと思って。これはもうなんか普通に何も気にせずにお客さんと楽しめたらいいなっていう感じで書きましたね。サビとか五感というか、これをこういう音で歌えたら楽しいかなって、新しいところにいけそうかなって、言葉ありきというかは音重視でいけたんで、なんかそこは楽しかったですね。ラップもそうだしポエトリーもそうなんですけど、バンドを始めてから言葉に重きをおくというか自然と自分の中にあるもの、「PICTURES」ではポエトリーであり、「SPELL」ではラップだったり今まで出せてなかったけど自分の中にあるようものを楽しんでやれた感があるので、こっちは特に賛否起きないんじゃないかなって思うんですけど、楽しめたらいいなっていう感じですね。なんか振りとかしたいですね。俺はしないけどお客さんにして欲しいな。(笑)
 もう一曲のカップリング「silly 」です。こちらも奈緒さん作曲ですね。他の二曲よりも聴きやすくポップな曲の印象を受けました。
奈緒 そうですね。「PICTURES」はけっこう思想みたいな曲だったので、残りの二曲はもうめちゃくちゃライブ曲を詰め込んだろうと思って、一曲はできたんですけど残りのもう一曲のカップリングがどうしても上手く作れずにメンバーみんなで一緒に作ったりしても全然イメージに沿う感じの曲ができなくてで結構ギリギリまでやったんですけど、これはやばいなぁって思いながらたまたま機会があって、L’Arc~en~Cielの東京ドーム公演に行ったんですけど、その時の観たアンコールでやってた曲の雰囲気、バンドとファンの全体的な雰囲気みたいなのが、これうちにないなと思って、こういう曲があったら、こういう景色を見るために作る曲ってありだなって思って作ったのがこの曲なんですけど。アンコールの最後にやれたらいいなって感じの曲なんですけど、普段僕らアンコールって絶対やるって決まりはないので、やらない公演とかも出てくる可能性とかもあるかもしれないですけど、別にアンコールの時じゃなくてもライブの終盤にみんなで笑顔になれるような、そういうシーンを想像して作ったので、確かにあったかい雰囲気というかそういうふうに感じてもらえたらまさにその通りかなって感じですね。
 暁さんこの曲の歌詞については伝えたいこと感じて欲しいことはどんなことですか。
 歌ってる俺にしろ、これを聴く人間にしろ、この曲に出会わないやつにしろ、そいつがどんだけバカで、どうしようのないやつだったとしても、結局俺は歌うしかないし言葉を届けるしかないんで、バカだなぁって言葉をかけてやるような気持ちで書きましたね。俺が書いてきたことって苦しいとか、悲しいとか、そういう気持ちの整理とか、戦えとかそういう曲が多かったんですけど、奈緒が感じた包み込む感じというか、それを出したかったんですよね。デモ聴いてそういう気持ちになれたというか、そういう言葉も投げてみたいなとか、歌もこれが一番苦労したんですよ。本当優しく歌うってことができなくて。
 確かに。暁さんにしてはすごい優しい曲ですね。
 そうなんですよ。思い返してみて、この人大丈夫かなっていうエネルギーで立つライブってかっこいいんですけど、それだけじゃ届けられない感情が僕の中にもあって、そういうのも届けていいよなって思えるタイミングに今いったんで、そう思った時にチャレンジしないわけにはいかないというか、やっぱり拙さは残るんですけど僕の中では。なんかそういうのも含めて歌っていきたいなって。
★ 九年やってきたこのタイミングだから歌えるっていうのもあるんですかね。
暁 そうですね。多分バンドやりたての僕に聞いたら、何これって聴いてないんじゃないですかね。

 ライブのお話に移りたいと思うのですが、九月から始まるワンマンツアーを前に八月にはキズとのツーマンライブ、そしてゲストも含めて各所でツーデイズで開催されたり、主催ライブ「束の世界-SONOSEKAI-2022」がなんばHatchで開催されますが、キズとのツーマンライブも含めてこうした対バン相手はどのように決められているのでしょうか。
 面白いか面白くないかじゃないかな。シンプルにキズは本当にそうだし、なんかツーマンってやってなかったよねってところがあって、話が出てからやろうみたいな感じで結構スムーズに決まったし、ゲストの方に関しては出て頂けるかどうかってところはあったんですけど、自分達が本当にテンション上がるようなというか本当そこの基準ですね。
 なんばHatchでの「束の世界-SONOSEKAI-2022」も同じですか。
 やっぱり同世代のDEZERT、キズ、まぁ同世代じゃないんだけどざっくりいうとやっぱりこの三バンドがこれから何するか気になるという点では帯として見ていいのかなっていうところで一緒にイベントやって欲しいなってところで押したバンドと、俺は大阪出身なんですけど、大阪のバンドって誰ってなった時に、完全に一バンドでバンって出てくるバンドが欲しいんですよね。大阪って考えた時にもっとでかい顔してくれるところってどこだろうって思った時に甘い暴力かなって思って。PlasticTreeは2020年の話になるんですけど、その時に考えてた「アルルカンサーカス」ってイベントが中止になっちゃって、そこからタイミングが合わずで今回出て頂けることになって嬉しいですよね。HAZUKIさんに出てもらえると思ってませんでしたよ。だって出てもらってるんですでにキズとアルルカンのやつで。"もちろんやりますよ”ぐらいの感じだったって聞いてるので、僕ソロする人ってすごいなって思うんですけど、理想だけではやれないっていうか野心と言えばいいんですかね、そういうのが明確にないとソロってできないと思うんですよね。ライブも観にいかせてもらったんですけど、偉そうですけどやっぱりお声かけしてよかったなと思いましたし、D'ERLANGER に関してはまさかですよね。とりあえず当日失礼のないところから始めないといけないんですけど、本当にアルルカンにしかできないイベントだと思うんで。
★ 「束の世界-SONOSEKAI-2022」の目的だったりコンセプトはどういうものなのでしょうか。
 なんか去年とかだったら、例えば"エンタメを止めるな"とかそういう大きい括りで大義名分を掲げないとライブするのも個人的な心境としては難しかったんですけど、大分時間も経ってそういう同調圧力が解けてはないんだろうけど世間は、なんかでもそこじゃないよねっていうところで、シンプルにイベントとかライブとか対バンとかそういうのを楽しんで欲しいなって思うし、自分もそういうところに今いるんで、そういう盛り上がれる一日を作りたいなっていうので今年もやることにしましたね。
 皆さんはこの対バンで楽しみにされてることありますか?
來堵 キズはやっとだなってのがあるので、何だろう馴れ合いだけのバンドじゃないんで、いい感じに刺激しあっていい夏は過ごせそうだなっていうのは思いますね。何より「束の世界-SONOSEKAI-2022」は単純にヴィジュアル系っていうシーンを僕も楽しみにその日は行こうかなって感じはあるのでしっかりやりつつ楽しんで夏を過ごせたらなと思ってます。
奈緒 仲良いバンドと大好きな先輩とやれる機会が一気に来たんで、夏楽しみだなっていうのはあるんですけど、僕はそれより九月からツアーがあるので、それまでにどこまで仕上げられるかなっていうのは結構思っていて、いつも大体新曲持ってツアーに出ると、やっぱり新曲が少しづつ馴染んでいく感じがあるんですけど、前回はアルバムだったので曲数も多かったから本当に徐々に徐々に馴染んでいったのがこれが本当に最初から出来ればいいのになって毎回思うんですけど、今回に関してはツアー前に対バンが沢山あるので、それまでにちょっと詰めていきたい感じはあります。楽しみというよりかはどこまで準備ができるかなって、ツアーまでに仕上げていきたいなって感じですね。
祥平 脂がのってきてる人達、脂がのり切って熟成した人達もまともなぶつかり合いができるので、やっぱりワンマンツアーまでに箔をつけたいなっていうのが一番ですかね。
堕門 何よりも楽しみですね。憧れの人達とできるのはもちろんあれば僕たちにしかできないイベントっていうのもまさしくそうだなって思いますし、何よりも僕達の全力をぶつけてどういう化学反応が起きるんだろうかみたいな部分もありりつつ、憧れの目で色々見れるっていう部分もありりつつですごい楽しみですね。

★ 話が少しだけ逸れるんですけどfiveStarsも主催ライブをよくやるんでブッキングに結構迷ったりするんですけど、皆さんは現在のイベントライブのあり方みたいなもので何か思われることとかあったりしますか。
奈緒 なんか昔は殺し合い見たいな、客とってなんぼ見たいな感じでしたけど、大人になったからなのか、丸くなったからなのかそういうコロナの時期を経ていろんな変化があったのか分かんないんですけど、その日のイベントに出るバンドだったり演者でライブってこんな楽しいんだよって、みんなで盛り上げる、みんなで守るみたいなそんな感じですね、イベントって。なんかこのバンドの客絶対とってやるっていうそういう感じよりかは、みんなで守っていきましょうよみたいな感じですかね。せっかく初めてご一緒する人もそうですけど、いつもやってるメンツもそうかもしれないんですけど、まずここにバンドが集まって一緒にライブができるっていうのってありがたいなというか、それを組んでくれたり、イベンターだったりやらせてくれるハコだったり、来てくれるファンだったりもそうですけど、せっかく皆が集まった一日をみんなで楽しいねって盛り上げて、それをこの間このバンドよかったから私もう一回行ってみようかなみたいなそういうのが、気軽にファン同士で交流できたらなんかシーンって盛り上がるじゃないかなぁって思うんで、最近のイベントのスタンスはみんなで盛り上げたいって感じですね僕は。それこそやっぱりシーンが縮小してったりってよく言われるんですけど、そういう時こそやっぱり手を取り合いじゃないですけど、バンドでそういうところをファンだったり、みんなで見せて、みんながこうしてくのが一番いい流れじゃないかなぁと思うんですけど。

★ 話が逸れてしまったのでツアーのお話に戻しますがワンマンツアーが、十一月の豊洲PITまでおこなわれます。このワンマンツアーがどのようなものになるのか、タイトルの「決意を前に」 にどんな思いが込められてるのかを教えてください。
 これからを本気で考えた時に何を見せるか、文字通りというか武道館って言ったのがノリで言ったわけじゃないんで、そこにいくバンドになりますし、そういうものを見せますっていう意味でタイトルも付けましたし、ネットでバァーってなりましたけど、そりゃ豊洲PITするんだったらこれぐらいならないと困るし、いろんな感情を持ってライブに来てくれると思うんですけど、それを全部食べちゃうくらいのツアーに腕っぷしでしたいなと思いますね。シンプルにそれにつきるかもしれません。
來堵 今作を作っていく過程で自分が強くあるために「PICTURES」でいろんな気持ちを再確認したので、それを全力で伝えに行って豊洲PITからその先の未来へ向けて全力で行こうかなと思ってます。
奈緒 やっぱりもうすぐ十年なんで、このバンドすげぇなって思わせるツアーをしっかりやらないとなって思うので、そういうツアーをファイナルまで本気でやろうかなって思ってます。
祥平 シングルを出したタイミングではあるので、あまり変に考えずにというか、引き続き自分をどう表現できるかみたいなのは試しながらやりたいんですけど、なんかこう久々に全部ぶっ倒れるくらいのライブを本気でやろうかなぐらいの感じです僕は。
堕門 「PICTURES」を引き下げてのツアーだし、本当にこれからをしっかり見せていくことはもちろんずっとやってはいたんですけども、その前回、前々回とまたツアーごとにめちゃくちゃ成長できる自分がいても、ちろんそれと同時に成長していくバンドもものすごく分かりやすくこの目でも肌でも感じてきたし、このツアーを経てお客さんにしっかり届けたいものは届けたいし、何にしろすげーぞって思わせたい気持ちがいっぱいですね。ファイナルの豊洲PITに繋げるために自分がどれだけ自分たちがかっこいいライブしてお客さんを魅了さしてファイナルに連れていくか、そしてこの先の武道館とか大先輩とかともぶつかる機会ももちろんありますし、そういったところにも向けてめちゃくちゃかっこよくなりたいなって思ってます。
★ それでは最後に読者の皆さんに一言づつお願いします。
來堵 紙面読んで頂きありがとうございます。アルルカンはライブで出来てるバンドなので、ぜひ夏のイベントやワンマンツアーに是非観に来てもらえたらなって思ってます。
奈緒 ぶっ飛んだシングルがリリースされて、ぶっ飛んだ夏を超えてぶっ飛んだツアーを回ろうと思っているので、これから先のアルルカンの動きだったり、アルルカンがどうなっていくんだろうっていうのをみんなに楽しみにしていてもらいたいです。
祥平 シングルを引っ提げて夏のイベントを死ぬきで回った上で、九月七日の名古屋ボトムライン是非待ってます。遊びに来てください。
堕門 PICTURES」を引っ提げてのツアーもそうだし、これからのイベントもこの夏にふさわしいくらいにめちゃくちゃ熱いと思うので是非とも観ていてください。
 「PICTURES」が出て、沢山反響があって全部読んでるし無視したりは全然してないけど、特にそれで落ち込むこともないし、それでいいと思ってて、好みがあって聴いてくれてるってことなんでそのままでいいと思います。自分で感じてくれればいいし。やりたいことがある毎日と特にない毎日とではそれはやることが違うというか、俺たちはそれを見つけたらやることも変わってくるし、人間ってその今のメンタルで判断する生き物だけど、人生って続いていくものだしバンドもそうだと思うから、引き続きその目で見て判断してくれたらなと思いますね。縛り付ける気はさらさらないし、かと言って手放す気でいるわけじゃないから、その目で見て必要なければ捨てていけばいいし、音楽ってそういうものだから、もっとかっこいいバンドになりますね、必ず。今まで自分がやってきたことは分かるやつだけが分かればいいって思われると思ううんですよね多分、自分ではそう思ってなかったけど。でもこっからもっといいもん見せれるバンドになるんで「PICTURES」も夏のイベントもワンマンツアーも日々更新していきますので君のタイミングで確かめにきてください。


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