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自信を持ってキッチンカートラックの大きさを選べるようになる3つのポイント

キッチンカー開業を考える時、最初に迷うのはどれくらいの大きさのトラックにしたら良いのか、という点ではないでしょうか。

普通免許でどこまで運転可能なのか、どちらのキッチンカーにすべきなのか、検討していただけるようにまとめました。

トラックそれぞれの大きさ

1トントラックと1.5トントラックには、それぞれの大きさがあります。
1トンと1.5トンそれぞれのトラックについて詳細をお話ししていきたいと思います。

1トントラック

寸法
全長4,700mm以下
全幅1,700mm以下
全高2,000mm以下

荷台の大きさ
荷台全長 2,470mm 幅 1,600mm 高さ 385mmくらいです。

積載量
1000kg

寸法については、国土交通省の道路運送車両法施行規則によって定められています。

1.5トントラック

寸法
全長4,430mm前後
全幅1,695mm前後
全高1,970mm前後

荷台全長 3,120mm、幅1,620mm、高さ380mmくらいです。

積載量
1500kg

1トントラックと1.5トントラックの差をお伝えしてきましたが、どちらも荷台の大きさに明確な決まりはありませんので、大体の大きさをお伝えしています。

免許証の種類と、制限について

1トントラック、1.5トントラックどちらも、普通免許での運転が可能です。

ただし、普通免許で運転が可能なのは、車両総重量3.5トン未満かつ、最大積載量が2.0トン未満までの車両に限られるため注意が必要です。

また、2017年3月11日以前に免許を取得している方は普通免許で運転できますが、翌12日以降は準中型免許以上の免許を取得する必要があります。

また、トラックの高さ制限は3.8mまでになっているので、高さを超えないよう注意してください。

大きさによるメリット・デメリット

1トントラックは1.5トントラックに対して小回りがきき、コンパクトなメリットがあります。
しかし、いざ冷蔵庫やシンクなどを置いてみると、案外狭く感じる欠点があります。

一方で、1.5トントラックでは、かなり荷台にゆとりがあり、余裕を持つことができます。
しかし、荷台が大きいが故に小回りがききづらいので、運転に慣れる必要があります。

それぞれのトラックに一長一短ありますので、自身のやり方、戦略に合ったトラックを選ぶ必要があります。

キッチンカートラックを選ぶポイント

その1:トラック自体の大きさ

キッチンカーをする上で、ポイントになるのが、積載量と荷台の大きさです。

ここで大切なのが「構想」です。

キッチンカーで販売するものが、ほとんど手を加えずにより簡単に販売できる形なのか、それとも様々な調理器具やショーケースなどが必要になるのかは考えておくほうが良いでしょう。

例えば、ピザを提供する場合は、ピザ窯が必要になりますし、唐揚げの場合はフライヤーが必要になります。

逆に、フローズンマンゴーのようなものであれば、あらかじめ用意しておいたものを提供するだけでいいので、調理器具分の空間を広く使うことができます。

場所だけでなく、調理器具などが多くなると自然と積載量が増えます。
注意すべきなのは、積んでいる物=積載量で考えないことです。

キッチンカーの荷台は販売窓口を製作した結果、窓のサッシなども入っているので可能な積載量は少なくなります。
キッチンカーの積載量は、製作で使用した材料も込みになる、と覚えておいてください。

自身が何を提供したいのか、そのためには、どんな調理器具が必要なのかをあらかじめ考え、同時に調理するにはどれくらいのスペースが必要なのかを測ってみるのがお勧めです。

その2:販売窓口の大きさ

販売窓口はイタズラに大きくしても、結局やりづらさにも繋がるため、あらかじめキッチンカーでの調理から提供までを考えておく必要があります。

先ほどのフローズンマンゴーの例でいうと、提供するだけにも関わらず販売窓口を大きくしてしまうと、収納が遠くなってしまうなどのデメリットもあります。

一方で、大きな販売窓口を活かし、クレープを作る様子を顧客に見てもらうなら、販売窓口の大きさが集客や顧客満足度の増加に貢献してくれるので、効果的と言えます。

この時、調理器具の場所は確実に固定されてしまうので、シンクや冷蔵庫などをどのように置くのか、置いた時のスペースの余裕には注意する必要があります。

また、ほとんど調理をしなくても、大きな冷凍庫などスペースをとる機材が多く必要な場合は、注意が必要です。

その3:出店先

トラックの大きさは出店先も考慮する必要があります。

イベント出店では、そこまで気にしなくても問題ないかと思いますが、気にすべきなのは定着戦略をとっている時です。

仮に定着出店場所が道幅の狭い住宅街なら、より小回りがきく1トントラックのほうが良いでしょう。

定着場所の広さや、それまでの道幅などがどうなっているのか、自身が運転可能なのかなども含めて考えるのがお勧めです。

実際にメジャーなどで測って、運転できそうなのかを考えるのも良いですね。

あなたの事業に合ったトラックを考える

トラックの大きさは大きければいいのではないとわかっていただけたかと思います。
トラック選定で大切なのは、あなたがキッチンカーで何を提供し、どのように調理し、事業をしていくのかです。

そのためには、トラックを選ぶよりも先に、まず事業の方針を決める必要があります。
ここで決める方針は、今後揺らがないよう確固たるものにするべきです。

なぜなら、ここで決めた事業のコンセプトや方針に合ったキッチンカーを製作することで、戦略に合ったキッチンカーが完成します。

戦略を変えてしまうと、せっかく製作したにも関わらず戦略を活かしきれなくなってしまうだけではありません。キッチンカーの塗装などもやり直さなければ、顧客の混乱を招く可能性もあります。

では、確固たる方針を作るにはどうしたらいいのか。
それがブランディングです。

ブランディングをじっくりと考えてやり切ることで、今後の方針を確定させ、戦略に合ったキッチンカーを製作でき、効果的かつ費用を抑えたキッチンカー製作に繋がります。

そのため、まずブランディングしてからキッチンカー製作を行うことをお勧めいたします。

僕達FIVE DESIGNSでは、キッチンカー製作会社と提携しており、製作からブランディングやマーケティングなどのフォローまで幅広く対応しております。

個別相談は初回無料、時間制限なしで承っておりますので、お気軽にご連絡ください。