見出し画像

10月11日(水):eスポーツの正式種目化と活用シーンの拡大

先日に閉幕したアジア大会では「eスポーツ」が正式競技として採用されました。

前回大会までは公式競技の扱いに留まっていましたが、今回から正式種目へ格上げされて熱戦が繰り広げられていました。

eスポーツについてはフィジカルを中心にした競技ではないから、スポーツの大会に組み込まれることへの賛否はあるものの、こうした大会でオフィシャルな競技に位置付けられるなど、着実に浸透してきた感はありますね。

先月末の日経MJでは「小売りがeスポ、Zを狙え」と題した記事も出ていて、国内では小売りの主要企業がeスポーツへの参入度を高めています。

具体的にはJフロントリテイリングはeスポーツのプロチームの運営企業を子会社化したり、ヤマダホールディングスではeスポーツ大会の「ヤマダカップ」を主催し、丸井グループでは店舗内のスタジオでゲーム配信や年間200回ほどのゲームイベントを実施するといった具合です。

小売り企業がeスポーツへ参入する意図は若年層との接点確保とそこからのファンや顧客の獲得、さらにはモノからコト消費へ移行する文脈で体験価値を高める意味合いが大きいと思います。

若年層のファン獲得という意味ではサッカーのJリーグクラブも積極的にeスポーツチームを立ち上げて、サッカーやクラブに興味をもってもらえるように間口を広げています。

私の住む神奈川県でいえば、将来的にJリーグ入りを目標に掲げる地域リーグ所属のクラブでも早い段階からeスポーツチームを立ち上げている事例もあり、こうした動きをみるとeスポーツが認知をされ、かつファン獲得における1つのツールとして利用され出していることがわかりますね。

また少し話しは飛びますが、最近はASUSからリリースされて話題になったゲーミングモバイルPCに追随する機種なども出て、モバイル端末ながらもゲーミングPC並みのスペックを持つものも出てきました。

それによって、これまで以上に時間や場所を問わずに間断なくプレーできる環境になっている面も、eスポーツの広がりを後押ししていくことになるかもしれません。

そんなこんなで、今後はさらにeスポーツを目にする機会や活用する幅も広がっていくだろうと思います。

宜しければサポートお願い致します!