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11月30日(木):増える「オンライン内見」

先週の日経MJでは「オンライン内見だけで契約」と題した記事がありましたので、本日はこれに関連した話を少しばかり。

同記事の要旨は新型コロナ禍を経て賃貸住宅の契約に際して動画で物件を見学する「オンライン内見」が定着してきた旨に触れています。

具体的には「オンライン内見」を利用した割合は32.5%と2年連続で増え、30代男性の3分の1は対面での内見なしに物件を決めているということでした。

なおオンライン内見は単に事前に作成された動画を見るということではなく、希望物件の現地へ不動産会社の社員が出向き、映像や音声を使いながらリアルタイムで案内をする形です。

そのため双方向でコミュニケーションを取りながら、気になるポイントなどは質問をしたり、よく見せてもらうことができるので、オンラインであっても全体像は十分に理解ができるだろうと思います。

オンライン内見を利用する方の特徴として物件探しから契約までの期間が、対面での内見をする方よりも短いことや、遠方からの転勤のケースでの利用が増えているようですね。

利便性の観点でいけば、リアルでの内見を代替する選択肢になりつつあるのが見て取れます。

ここからは余談ですが、私自身はかつて一人暮らしの頃に8回ほど引越しをした中で、そのうちの1回は間取りの紙だけを見て物件を決めたことがあります(笑)

今から20年以上も前で当時はオンライン内見なんてなかったし、転勤の関係でゆっくりと物件を探している時間もなかったことが理由です。

その結果は見事なまでに「ハズレ」でした。

間取りの情報には「1階」の記載でしたが、いざ契約をして家へ赴いてみると、1階の玄関へ行くには道路面から階段を下りていく形で、実際は「半地下」の状態だったのです・・・

窓を開けてベランダらしきところに出てみると、自分の目線よりも高いところを人が歩いている状態ですね(笑)

それゆえ日当たりも超限定的という始末でした。

そこには1年半ほど住んだ気がしますが、やはり一定の内見はしたほうが良いですね(当たり前か)。

もっとも内見をしたからといってすべてがわかるわけではありません。

一般的に内見をさせてもらえるのは日中です。

日中に内見をして大丈夫だなと思って契約したところ、住んでみたら夜には近くで防音をしていない飲食店のカラオケが騒々しくて辟易した経験もあります。

だから結論からいえば物件だけでなく周囲の状況も確認をしたほうが良いし、場合によっては時間を変えて夜の状況も把握しておくのが理想でしょう。

いずれにせよ、ざっと状況を把握したり、時間や距離的な制約が伴う方にとって、オンライン内見の選択肢が増えたのは良いことだと思います。

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