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「アバター近藤が解説する業界史~逆タイムマシン経営論195」

みなさん こんにちは アバター近藤です。

「逆タイムマシン経営論」として、業界唯一の経営情報誌であるフィットネスビジネス誌(元々はクラブマネジメント誌としてスタート)のバックナンバーを引用しながら、それぞれの年のトピックスや記事について、示唆することは何かをアバター近藤なりに解説していきます。

「歴史に学ぶ」とは良く使われる言葉ではありますが、フィットネス業界史について、詳細に検証した文献は恐らくないと思いますので、これから良い歴史を作るために何かしらのお役立てになれば大変うれしく思います。

~クラブマネジメント通巻第31号(2000.11.25発行)「定着志向のクラブ経営(GH&FCオーナー ジョー・シルリ氏)」6~※名称等は当時、一部文章省略

マーケティング

クラブで行われることはすべて、メンバーとの関係づくりをするために行われます。

メンバーのニーズに前もって応えられる態勢が取れれば「質の高いサービスで知られよう」ということが、スローガンだけでなく本物になっていきます。

他の競合クラブに比べて、いいサービスが受けられるというだけでなく、他のどんな店よりも高い評価を得て、地域のロールモデルにさえなることができます。

では、どのようにすればそれを実現できるかを紹介しましょう。

それはごく簡単なことです。

1)すべてのメンバーにきちんと挨拶をします。クラブのドアから入ってくる人すべてに、親しみやすい雰囲気で「こんにちは」といい、名前を覚えるようにします。これは簡単なようで、とても難しいことです。

2)センターを出て行くすべての人に「さようなら」といいます。

3)エクササイズフロアで、本当の意味のサービスを提供します。選ばれた特定のマシンを論理にかなう順序でレイアウトします。そうすることで、初心者でも何をしていいかを簡単に知ることができます。インストラクターはメンバーのために椅子の高さ、ウェイトの重さをセットし、回数を記録しておきます。フォームの動きの速さを見て、アドバイスをします。次のメンバーがそのマシンを使う前に、マシンを拭きます。

4)メンバーが助けやアドバイスを必要としているときは、いつでもスタッフに声を掛けていいことを知らせておきます。

~ここまで~

当社小型クラブは、記事の大型クラブとは業態が異なりますが、まさにやっていることは、近しいと言えます。

本来、会員制フィットネスクラブは、そのような場であり、そうでなければ都度利用をする公共運動施設とアイテム等の充実度は違えど、同じ仕組みの中で経営しているということになります。

会員制を謳いながら、スタッフから利用時に一度も声を掛けられる(名前を呼ばれる)ことがない状況が往々にしてある多くのクラブで、パンデミックによる影響が30~40%になったことは、ある意味、必然であったと考えられます。

本日もお読みいただきありがとうございます。


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