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2月25日(土):価値の再構築を担う主役は誰か?

昨日は「『業界の再編』と『価値の再構築』」と題したことを記しました。

居酒屋業界で総合型の居酒屋が大幅に店舗を減らして専門店やデリバリーへと活路を見出す動きとあわせ、私たちフィットネス業界でも大型総合クラブから小型クラブへと主戦場がシフトしている状況、そして企業の再編の動きが出てきた旨にふれました。

現状では大型クラブでもコロナから3年を経て黒字を確保するに至ったクラブも少なくないと思いますが、この先のマーケットニーズに応えていけるかどうか、そうした意味での戦いはこれからが本番です。

いったん壊れた秩序を取り戻すには、価値を再創造・再編成していかなければなりません。

ポイントはその主役になるのが何なのか、との観点です。

従来のようにハード中心、あるいはAIなのか、それとも人としてのトレーナーなのか、といったことです。

私たちの会社では「トレーナーは価値創造の源泉」だと位置づけているから、当然ながらトレーナーには現状を打破する主役になってもらわなければ困ります。

もちろん、ここでいうトレーナーは誰でもできるようなマシンの使い方を教えたり、単に隣でカウントを数えるだけのトレーナーではありません。

お客様の身体をより良く変えていくような提案、具現化ができるトレーナーです。

また至るところに情報があふれているいま、お客様自身も基本的には運動の必要性、食事で気をつけるべき点などは理解をされています。

だから通り一辺倒なことを伝えるのはもはや前提であり、お客様の背景や個々に応じた提案、モチベートができなければ価値になっていきません。

フィットネスクラブとしてはトレーナーの力を最大限に発揮してもらうことが価値の再構築の一助になると思います。

一方のトレーナーにとってもここは分岐点であって、ここでトレーナーの有用性を示せなければ、いずれはAIや画面に置き換えられる存在になりかねません。

クラブ側にとっても、トレーナー側にとっても、真価が問われる局面に差し掛かっているので、それをふまえて双方ともにアップデートが必要です。

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