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「アバター近藤が解説する業界史~逆タイムマシン経営論871」

皆さん こんにちは アバター近藤です。
「逆タイムマシン経営論」として、業界唯一の経営情報誌であるフィットネスビジネス誌のバックナンバーを引用しながら、それぞれの年のトピックスや記事について、示唆することは何かをアバター近藤なりに解説していきます。
「歴史に学ぶ」とは良く使われる言葉ではありますが、フィットネス業界史について、詳細に検証した文献は恐らくないと思いますので、これから良い歴史を作るために何かしらのお役立てになれば大変うれしく思います。

~Fitness Business通巻第44号(2009.9.25発行)「生き残るだけでなく、力強く成長するクラブの戦略」3~※名称等は当時、一部文章省略

有料サービス

付帯収入の強化に積極的なクラブは、こうしたスタータープログラムに加えて、有料サービスや有料プログラムを積極的に投入して収益を上げている。
前出したミラモントの南店舗では、テニス、バスケットボール・リーグ、スイムレッスンやスイムチーム、子供の一時預かりや幼稚園の運営、放課後向けのプログラム、ユースプログラム、サマーキャンプ、スパサービスといったサービスクラスが有料で提供されており、会員以外でも利用可能である。

ブショルツ氏はさらに、腰痛緩和、ヘルシーライフスタイル(減量目的)、自己管理(糖尿病患者向け)などといったテーマで5つのウェルネスプログラムを展開している。
これらは8週間で、値段は149~299ドルの間に設定されており、会員以外でも参加が可能である。

「これらのウェルネスプログラムは人々の健康を増進し、目標達成をサポートするという我々のクラブのコア・バリュー(クラブの存在意義・中核となる価値観)を体現するものであり、他のフィットネスクラブとは一線を画すものです。またこれらのプログラムは、医師からの紹介にもつながっています」とブショルツ氏は語る。

一方、メリーランドのクラブでは、会員向けには通常無料で提供されるグループエクササイズについても、付加価値を付け、期間を限定することで、有料プログラムに転換している。
「例えば、スピニングのクラスでも、6週間のロックンロール・スピニング・クラスと銘打って、付加価値を付けるのです。通常のクラスとは一味違うクラスにし、期間限定で提供し、人々にその付加価値を分かりやすく伝えることが重要です」とミーハン氏は語る。

~ここまで~

ウェルネスプログラムに紹介されているようなコンセプト型有料プログラムは当社のコア・バリューとも近く、同様に展開し、相応のポジションを獲得することができています。

一方で、顧客対象を広げたり、スポーツプログラムといった種目を広げる余裕がまだない為、こうした思考による展開幅には余地が多分にあると思いました。

ただ、(逆の展開は難易度が高いが)ウェルネスプログラムを提供するクオリティがあれば、横展開するにも縦展開するにも、対応自体は可能ですので、必要なタイミングで徐々に広げていきたいものです。                                                                                                                                                                                                                                                                                         

お読みいただきありがとうございました。

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