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7月2日(火):お客様の温かさから巣立つトレーナー

昨日に続いて内輪の話をもう少しばかり。

私たちはスクール制の小型フィットネスクラブを運営する民間企業ですが、社内では6月末で人事異動や卒業などがあって、幾つかの店舗ではトレーナーとお客様とのお別れの場がありました。

そのような場を目にして感じるのは、お客様の温かさであり、それらに対する感謝の想いです。

トレーナーの転勤や巣立ちに際しては、これまでの頑張りへの労いや感謝の言葉、餞別、そして更なる成長やチャレンジに向けた激励など、本当に心のこもった送り出しばかりでした。

もちろん、それは彼らトレーナーの在籍中のお客様への貢献、サポートに尽力してきた日常があればこそですが、お客様がトレーナーを単なるサービス提供者ではなく、一人の人間として受け止めて頂いていることの現れでもあります。

トレーナーは体育大学や専門学校を卒業したり、関連の資格取得のほか、何らかの研修・講習を経てお客様の前に立ちます。

その時点で一定の知識や技術はあったとしても、トレーナーとしては駆け出しであるのは間違いありません。

また仮にトレーナーの専門知識や技術があっても、人間として見ればお客様の半分程度しか生きていない若輩です。

できることなら成熟した状態で初めてお客様の前に立てれば良いですが、私たちのようなサービスの現場では実践の経験を経ずして成長・成熟することはできないのです。

だから時に至らない場面もあるわけですが、そうしたなかでも温かな眼差しで見守っていただいたり、時に愛のある指摘を頂戴することもありますが、それらも含めてトレーナーたちは成長を重ねていきます。

そんな歩みを作ってくださっているのは、お客様に他なりません。

トレーナーにとって異動のような場は寂しさも募りますが、同時にお客様の温かさに触れる機会でもあります。

そこで頂戴した言葉や経験から自らの存在意義を感じられたり、この先の仕事人生を支える力を得て自分の財産になることもあるぐらいです。

今回の異動などに関連したトレーナーは、それぞれに心に抱いた何かがあったはずなので、それを今後の糧にしてもらえればと思っています。

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