12月7日(水):壁は厚かった
サッカーW杯のベスト8をかけて臨んだ昨日のクロアチア戦は惜しくもPKで敗れ、2022年のカタールW杯での日本の戦いはこれで幕を下しました。
W杯へ初出場となった98年のフランス大会から約4半世紀が経ち、「今回こそは」という期待も抱かせてくれましたが、ベスト8に向けた壁は厚く、高いですね。
今大会でベスト8入りを決めている国々はオランダ、アルゼンチン、イングランド、フランス、クロアチア、ブラジル、モロッコ、ポルトガルという面々だから、ここに割って入るのは狭き門であるのは間違いありません。
実際にスペインやドイツ、ベルギーでさえも、ここに残れなかったわけですから・・・
それでもW杯の舞台で優勝経験のある本当のサッカー大国を相手にしても、日本なりの戦い方での勝負ができること、そこで何とか勝利を掴みとっていけることを示した点は日本サッカーとしての大きな進歩だと思います。
今大会での日本に対しては他国のメディアも賛辞を送ってくれているのがその証左でしょう。
日本ではJリーグが発足してサッカーがプロ化してから30年を迎え、着実に歩みを進めてきたのは確かです。
それでもW杯に出場することと、そこでベスト8以上の上位に食い込んでいくことは別次元ともいえるレベルなのだと感じます。
なぜならサッカー大国もまた彼等の築き上げた長い歴史や土台のうえに日々、戦術や育成の面で進歩や強化をしているからです。
だから彼我の差を縮めていくのは容易なことではなくて、そこをこじ開けていくには連綿とした取り組みと時間が必要にはなりますね。
これまでのW杯での日本の歩みを見れば、一つひとつの試合、大会から着実に教訓を得て培ってきたものがあるので、今大会やそれぞれの試合からの教訓を今後の日本サッカーの糧にしていけるはずです。
いちサッカーファンとしては存分に楽しませてもらった日本代表に感謝をしつつ、これからも日本サッカーを応援し続けていきたいと思います。
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