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「アバター近藤が解説する業界史~逆タイムマシン経営論672」

皆さん こんにちは アバター近藤です。
「逆タイムマシン経営論」として、業界唯一の経営情報誌であるフィットネスビジネス誌のバックナンバーを引用しながら、それぞれの年のトピックスや記事について、示唆することは何かをアバター近藤なりに解説していきます。
「歴史に学ぶ」とは良く使われる言葉ではありますが、フィットネス業界史について、詳細に検証した文献は恐らくないと思いますので、これから良い歴史を作るために何かしらのお役立てになれば大変うれしく思います。

~Fitness Business通巻第22号(2006.1.25発行)「活路を開く手法(商業アドバイザー・小柳剛照)」1~※名称等は当時、一部文章省略

昨年の年末以来、世間を騒がしているのが、建築物の耐震強度偽装問題です。
構造計算を偽ることで、マンションやホテルの建設費を安く上げるという手法。
マンションを購入した人や、ホテルオーナーの方々の、憤まんやる方ない声が、マスコミを通じて、ずっと報道されてきたのはご承知のとおりです。

建設業界は厳しい競争の世界です。
公共事業が減少しているうえ、談合がないかどうかの監視の目が厳しくなると、入札で仕事が取れるかどうかが、会社の命運に関わります。
だから入札価格を下げるため、下請け、孫請け企業への支払額を減らしたりするのは日常茶飯事。
しわ寄せは地方の零細企業がかぶることになります。
そして、それ以上のコストダウンを考えたとき、「悪魔のささやき」が聞こえたのでしょう。
でも不思議なもので、当事者たちは「バレるはずがない」と思っていても、こういう詐術はどこからか漏洩するものです。
だから、経営が厳しいからといって、ルールを踏み外したところに活路を開こうとするのは、かえって企業の寿命を縮めることになりかねないものです。

ガラス張りの建設会社

では、成熟産業である建設業では、飛躍的な業績アップはできないのでしょうか。
あるいは、新規参入で安定経営を築くことはできないのでしょうか。
そんなことはありません。
従来の建設業の運営に「不透明な部分」があり、それが不信感の原因だったとしたら、その逆に、すべてを公開するガラス張りの会社なら、施主は安心して発注してくれるはずです。
そして、それを達成している会社があるのです。

W社は2000年に、たった二人で創業した建設会社でした。
資金もなく、しかも二人のうち一人は素人。
しかしこの会社はこの5年間、右肩上がりで業績を伸ばし続けてきました。
初年度の売上は1900万円だったのが、5年目には15億円超までに。
たった二人で始めた会社は、資本金が2億円を超える堂々たる企業に成長しました。
創業者の二人は、従来の建設業の体質では「建築主が本当に望む家が建たない」ことに、憤りを感じて独立を決意したものでした。
個人にとって、住宅は一生のうえでも最も金額の高い買い物。
でも家を持った人は、必ずしも100%の満足を感じていません。
予算の関係や、設計上の理由ということで、望み通りの家に仕上がらないケースが、意外なほど多いのでした。

~ここまで~

これまでの商品・サービスに不満を感じて、だったら自分でやってみようと起業される方は、それまでの業界の悪しき風習を捨て去ることができるので、成功する事例は様々な業界で見ることができます。

フィットネス業界においても、「形骸化している入会金」「3割前後の未利用者・低利用者で支えられている大型クラブの事業構造」「入会後、ほとんどフォローしないトレーナー」など、外から見ると不可解な仕組みはいくつもあると思います。

そして、そのような点を健全に否定することができるかどうかが、今後の生き残りに大きく影響を与えるとアバター近藤は考えております。
そう考えますと、パンデミックがその点を詳らかにした意味においては、必要な出来事だったと言えるのかもしれません。

お読みいただきありがとうございました。

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