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3月9日(木):「2023シャレン!AWARDS」ガイナーレ鳥取の「継続は笑顔なり。20年続けてつながった2つのシャレン」

今週はサッカーのJリーグに付随した「2023シャレン!AWARDS」に触れています。

なおシャレンとは社会課題や共通のテーマ ( 教育、ダイバーシティ、まちづくり、健康、世代間交流など ) に、地域の人・企業や団体(営利・非営利問わず)・自治体・学校などとJリーグ・Jクラブが連携して、取り組む活動です。

一昨日はモンテディオ山形の「高校生に向けた教育と実践の場の創出」、昨日は横浜F・マリノスの「Jリーグ初の知的障害者サッカーチーム〜共生社会の実現へ」のことを取り上げました。

本日に紹介するのはガイナーレ鳥取の「継続は笑顔なり。20年続けてつながった2つのシャレン」です。

こちらは2022年にクラブで作った芝生をみんなで運んで小学校の校庭を芝生化し、その上で選手たちがこどもたちと本気で遊ぶというものです。

ガイナーレでは2003年から続く地域のガキ大将づくり「復活!公園遊び」と2017年に始めた芝生で地域課題解決を目指す「しばふる」という2つのシャレンを推進してきましたが、今回はそれらが1つの形として結実しました。

ガイナーレが芝生づくりなどに取り組んでいたことは一昨年にもブログで取り上げたことがあります。

今回の事案は校庭芝生化の進め方を模索していた米子市や学校関係者の方々とクラブでつくった芝生で校庭を芝生化できないかと考えていたガイナーレ鳥取が米子市が開設した公民連携対話窓口「いっしょにやらいや」を通じてつながりました。

その結果として以下3つが採択されたといいます。
①ガイナーレ鳥取が米子市内で生産した芝生で校庭を芝生化すること
②維持管理をガイナーレ鳥取のノウハウを活かしておこなうこと
③ガイナーレが行う「復活!公園遊び」などを通して子どもたちと芝生広場の活用をすること

これにより、2022年「しばふる」でつくった芝生をクラブスタッフをはじめトップチーム、アカデミーの選手やスタッフ、ボランティア、保護者、先生方がバトンをつなぎ地元の小学校に5000㎡の芝生の校庭が完成させました。

できあがった芝生の校庭でトップチームの選手たちとこどもたちがはじけるような笑顔で遊んでいる様子が写真から伺えて、見ている側も楽しい気持ちになりますね。

今回の取り組みの素晴らしさは昨日の横浜F・マリノスの事案と同様に20年にも及ぶ長期的な取り組みのうえに成り立っていることです。

また公民連携対話窓口に応募して公益性の高い地域課題へ取り組んだことの意義も大きいでしょう。

「Jリーグを使おう。社会のために」というはシャレンの合言葉であり、基本的な考え方ですが、そことも見事にマッチしています。

個人的にはこの取り組みに掲げられている「継続は笑顔なり」という心意気が好きですね。

子供たちの笑顔のために、との考えで関係各位が頑張ってきたことには素直に敬意を表します。

これからも地域の子どもたちを中心に笑顔が広がり、さらにはガイナーレファンの裾野が広がっていけば良いなと思います。

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