見出し画像

5月23日(木):認知症は患者だけでなく介護家族へのケアも大切

先般に厚生労働省研究班が認知症の患者数が2030年には推計で523万人にのぼる見通しの発表を受け、一昨日から関連のことを記しています。

先日も記したように現在の推計は10年前の推計よりも下振れしている面もあるので、予防や治療、介護を含めて社会全体での取り組みを充実させて、現在の推定からさらに下振れさせることができれば良いですね。

一方で前述したように高齢者の7人に1人が認知症になる割合を考えると、自分の家族や知人、近隣の方など身近な誰かが認知症になるケースは避けられません。

そのため認知症への理解を深めておくのは大切で、昨日には関連の書籍を幾つかピックアップをしてご案内をしました。

書籍「認知症の名医9人」に出てくる医師の方々に共通しているのは認知症の患者さんへのケアはもちろんですが、介護をする家族への寄り添いをことのほか重視されていました。

介護をする家族から笑顔が消えてしまうと、患者さんからも笑顔が失われていってしまう点に触れている方がほとんでです。

書籍のなかでは、●●のケースにはこのように対応すればいい、といった具体的な対処方法から、その時の心の持ちようまで、いろいろなことが記載されていました。

実際に介護をされた方々の言葉なども記されていましたが、これから起こりえることや、対処の仕方、その時の気持ちの持ちようがわかっているだけで本当に救われた、というものが大半です。

やはり認知症についてある程度の「理解がある」のと、「よくわからないまま対処をする」のとでは、そこに大きな違いがあるのは間違いありません。

その意味で、超高齢社会がさらに進む日本においては誰しもが、まずは認知症について知ることからはじめていくのが第一歩だと思います。

宜しければサポートお願い致します!