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2月10日(金):「着ぐるみ」と「ハンサムスーツ」

このところは「着ぐるみ」から派生してことを記しています。

着ぐるみとは不思議なもので自分と相手の間に一枚の境界線があることで、かえって相手との間にある境界を飛び越えて距離が近づけやすくなったりします。

身にまとうものが着ぐるみのようなものであれば自分と相手の距離を近づけたり、互いの手を取り合うことを媒介してくれる存在になる一方、その一枚が鎧のように頑なに自分だけを守るもの、相手を遠ざけて戦うための性質だと反対に対人距離や相互理解は遠ざかります。

それだけに各々が身にまとう無形の一枚がどんなものであるのかは、すごく大事な気がします。

そんな着ぐるみについて考えていた時に頭に浮かんだことのひとつが、今から15年ほど前に上映された映画「ハンサムスーツ」でした。

主演は「ドランクドラゴン」の塚地武雄さんで、主人公が紳士服店で着るだけでハンサムになれるというスーツを手に入れて・・・という物語ですね。

ここでの着ぐるみとしてのハンサムスーツの役割はコンプレックスから生じる変身願望を叶えて自分の前向きな変化、行動を後押ししてくれる役割を担うものでした。

映画はコメディタッチですが、ハンサムスーツによって「いつもとは違う自分」になり、「いつもとは違う世界」が開けてきます。

その一方で、いつもとは違う自分になってみることで、本来的な自分がもつ良さやアイディンティティ、そして大切にしたいことに気づいたりもします。

「一枚の着ぐるみに≒ちょっとした気持ちの持ちよう」で人は変わることができると言えるかもしれないし、「一枚の着ぐるみ≒少し見方を変えてみること」で自分を見つめ直して本質的なことに気づく、との示唆かもしれません。

ハンサムスーツはこの世に実在しないかもしれませんが、自分自身の小さな気持ちの持ちようで自分の行動や目の前の光景を少しずつ良いものに変えていければ良いなと思っています。

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