【第1300話】世界で最も幸運な人間

こんにちは、熊谷です。

今日は前回同様にプライベートな事に関連しての内容です。

先日には第56回スーパーボウルがロサンゼルスにて開催されましたね。

補足すると、スーパーボウルとはアメリカ4大メジャースポーツの一つであるアメリカンフットボール（NFL）の優勝決定戦の事で今回はテレビとストリーミングの視聴者をあわせて1億人以上の人が視聴をしていたそうです。

毎回注目されるハーフタイムショーも今回はヒップホップ版アベンジャーズと揶揄されるぐらいのスター揃いで、知っている人間からすると本当にすごい顔ぶれでした。

さて、そんなNFLの世界では史上最高のQB（クオーターバック）と称される選手が今シーズン限りで引退しました。

その選手の功績は凄まじく、現役生活22年で10回のスーパーボウル出場、その内優勝7回、MVP5回というチーム成績だけでなく個人記録としても数々の記録を塗り替えています。

しかしながら、その選手、実は他の選手に比べて肩が強い、足が速いといった秀でたフィジカル、派手さがある訳ではありません。

それでもこうした成績が残せているので、その努力は想像に及ぶ範疇ではないことが容易にわかります。

だからこそ、引退声明では自分が頑張ってきた部分を少しは表現するのかと思いましたが、そんなことは1ミリもありませんでした。

代わりに表現されていたのが周りへの感謝です。

引退声明を全文読みましたが、ほぼ9割は現役時代に携わった方への感謝で埋まっていました。

それはタイトルにある表現が声明に盛り込まれている事からも分かる通りです。

尋常ではない努力をしてとてつもない功績を残しながら、去り際には自分は幸運な人間だったと周りへの感謝に終始する事ができる。

宅配ドライバーのミスで荷物が届かないぐらいでイライラした自分の人間的小ささを恥じるばかりです。

それでは今日はこの辺で。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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